音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

ドラム演奏中のハプニング!スティックが飛んだ瞬間



ライブ演奏の最中にスティックが滑って飛んでしまうというトラブルは、ほとんどのドラマーが経験することではないでしょうか。

これはドラマーにとっても、バンドにとっても非常に困ったことです。

場合によっては演奏中断~やり直しになり、それはもうカッコ悪くて最悪です。


私もドラマーとして、恥ずかしながら何度もこのような経験をしました。

 

そこで、今回はこのトラブルの回避について、私の体験談を交えながらご紹介します。

 


なぜスティックが飛んでいく?


まず、スティックが滑る原因は何でしょうか?。

 

一般的には、以下のような要因が考えられます。

 

  • 手汗や手の油分で、スティックが滑りやすくなる
  • スティックの表面が摩耗して、滑りやすくなる
  • スティックの重さや形状が自分の手に合っていない
  • スティックの持ち方に力みがあり、バランスが悪い
  • 普段のセッティングと違って叩きづらい

 


スティック飛ばしをなくす対策法

 

私が実践していた対策法は以下の通りです。

 

1.滑り止めワックスを使う

具体的には滑り止めワックスをスティックに塗ることで、手とスティックの接着力を高めます。

これはあるドラマーさんのブログで知りました。

ライブ前にこれをスティックに塗っておけば、手汗や手の油分が出てもスティックの滑りを抑える効果が期待できます。

これはギターのピックが指の間でズレてしまうことを防ぐときにも使えます。

ただし、注意点としては、ワックスが手に付着すると、他の楽器や機材にも付着してしまう可能性があるので、使用後は手を拭くか洗うことが必要です。

 


2.スティックにテープを巻く

こちらはスティックにテーピングをする方法。Amazonのレビューでも安価で効果が高いという内容が多いです。

実際にテープを巻くだけですが、手持ち感がアップして、しっくりと手に馴染む感じが叩いていて安心感につながります。

 

3.グラブ(手袋)をする

手袋をするという簡単ではあるが、効果的な方法もあります。

 

革製の手袋(指先が開いている)なら、滑りにくいし素手に近い感覚で扱いやすいと思います。

友人のドラマーはライブ(スタジオ練習でも)で必ず装着しています。

基本はライダーズ用途化と思いますが、ビジュアル的にもカッコいいのでロックには最適

 

4.フロアタムにスティックケースを装着する


(写真は参考)


これは、予備のスティックをすぐに取り出せるようにするための方法です。

色々準備しても、やはり飛んでしまうことはあるわけで・・・その場合の対策です。

私は、フロアタムの上にスティックケースを取り付けて、常に2本以上の予備のスティックを用意していました。

万が一、スティックが飛んでしまっても、すぐに新しいスティックに持ち替えることができました。実際これでピンチを凌ぎました!。

 

5.スティックの選び方や持ち方を見直す

これは、自分の手に合ったスティックを選ぶことと、正しい持ち方や振り方を身につけることです。

スティックの重さや形状によって、握り心地や振りやすさは当然違います。

自分の手に合わないスティックを使っていると、無意識に力が入りすぎたり、バランスが崩れたりして、スティックが滑りやすくなります。

色々な種類のスティックを試して、自分に合ったものを見つけましょう。

また、持ち方や振り方についても、プロのドラマーの動画や教則本を参考にして、正しい方法や自分に合った持ち方を試してみるべきです。

これらのことを意識することで、スティックのコントロールの上達が期待できます。

 

6.やり慣れているセッティングにドラムを調整する

 

ドラムの場合、ライブでは会場のドラムセットを使う場合がほとんどなので、正直どんなドラムになるか当日現地に行くまで分かりません。

これは仕方ないことですが、できればリハーサルで普段自分が慣れ親しんで叩きやすいセッティングに調整することが望ましいです。

 

ただイベントで複数のバンドが次々に演奏する場合など、時間の制約があり自分の思うようなセッティングに調整することが困難な場合も当然あります。

※リハーサルができない場合もある!。

 

そんな場合であっても、他のメンバーがセッティングしている短時間でスネア&タム類の高さ・角度とシンバル類の高さ・叩いた時の腕との距離・・・最低限これくらいの調整だけはさっと合わせるようにしています。

 

これだけでも打ち損じや叩き損じでスティックを飛ばすリスクは軽減できます。

 

まとめ

以上が、私が実践していたスティックが滑るトラブルの回避方法です。

 

1.滑り止めワックスを使う

2.スティックにテープを巻く

3.グラブ(手袋)をする

4.フロアタムにスティックケースを装着する

5.スティックの選び方や持ち方を見直す

6.やり慣れているセッティングにドラムを調整する

 

これらの方法を試してみると、ライブのパフォーマンスが格段に向上すると思います。

私も、これらの方法のおかげで、ライブ本番でスティックが飛んでしまうという恥ずかしい失敗をしなくなりました。

もちろん、完璧になるまでには、練習や経験が必要ですが、それもドラマーとしての楽しみの一つだと思います。

 

観客を味方につけるテクニック:一流フロントマンから学ぶ

 

観客を熱狂させ、歴史に名を残すフロントマンとは?

ロックバンドにおいて、フロントマンは単なるボーカリストではなく、バンドの顔。

彼らはそのカリスマ性で観客を魅了し、一体感を生み出す力を持っています。

しかし、真に伝説的なフロントマンになるためには、何が必要でしょうか?

 

★カリスマ性と圧倒的なパフォーマンス:ミック・ジャガー

ザ・ローリング・ストーンズミック・ジャガーは、まさにカリスマ性と圧倒的なパフォーマンスの体現者であることに異論はないでしょう。

結成60年以上、80歳を迎えんとする今も往年と変わることなくステージ上を動き回り、観客を圧倒する存在感は、まさに「ロックンロールの皇帝」の名にふさわしい。

彼は60年代から現在まで第一線で活躍し続け、その圧倒的なパフォーマンスは衰えることを知りません。つい最近も新曲をリリースしたばかり。凄すぎますね!

ミック・ジャガーは、観客を魅了するだけでなく、彼ら自身がロックンロールスターになったような気分にさせる力を持っているといえるでしょう。

 

★エンターテイナー性とメッセージ性:フレディ・マーキュリー

クイーンのフレディ・マーキュリーは、4オクターブの声域と華麗なパフォーマンスで観客を魅了した稀代のエンターテイナーでした。

そして、同時に「Bohemian Rhapsody」のような今後も長く歌い継がれるであろうメッセージ性のある楽曲を創造する優れたコンポーザーとしての側面も持っていました。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た方も多いと思いますが、そこで描かれた彼の痛々しいほどの赤裸々な姿に驚いた人も多かったと思います。

彼は観客を飽きさせないステージングで知られており、その存在感は唯一無二でした。

フレディ・マーキュリーは、エンターテイメント性とメッセージ性を兼ね備えた、真のフロントマンと言えるでしょう。

 

★熱情とメッセージ性:ボノ

U2のボノは、情熱的な歌声とメッセージ性で観客を鼓舞するフロントマンです。

政治や社会問題にも積極的に取り組む姿勢は、多くのファンに共感を与え、U2を社会変革のカリスマとして世界最高のロックバンドに押し上げたと言えるでしょう。

デビュー以来ギター・ベース・ドラムのシンプルな構成ながら、ギタリスト:エッジの比類ない独創的なギターワークもあり、ボノの力強いボーカルと合わさることでスケールの大きな音世界を作り上げています。

彼は、音楽を通して世界を変えることができるという強い信念を持っているようです。

ボノは、単なるミュージシャンではなく、強い発信力と影響力を持った一人の活動家であり、政治家でもあるといえます。

 

★反骨精神と時代を象徴する存在:カート・コバーン

ニルヴァーナカート・コバーンは、繊細な歌声と反骨精神で当時の若者の共感を集めました。

トリオ編成のハードな演奏とメロディアスな曲調、内省的な歌詞が特徴でした。

彼は、グランジロックという新たな音楽ジャンルを牽引し、オルタナティブロックをメインストリームに押し上げるなど、時代を象徴する存在となりました。

彼は、当時の社会に対する不満や怒りを音楽で表現し、多くの若者に支持されました。

カート・コバーンは、若くして悲劇的な結末を迎えましたが、ロック史に大きな足跡を残しました。

もちろん、彼ら以外にも数多の素晴らしいフロントマンが存在します。そのすべてを網羅するわけにはいきませんが、彼らから学べることはあるはずです。

 

※10選はあくまで個人的な評価です。

※地上波ではなかなかお目に掛かれない海外アーティストのライブやドキュメンタリー番組もWOWOWなら繰り返しラインアップされています。私も契約しており、自分の気に入ったタイミングで楽しめるので気に入っています。

※因みに、最近WOWOWで観たドキュメンタリー「FRONTMEN」は面白かった!(下記)

 残念ながら現時点(2024.2)では再放送の予定はないようですが。。。

 

 

観客を味方につけるテクニック:一流フロントマンから学ぶ

これらの伝説的なフロントマンたちから学ぶべきことは、以下の3点に集約されます。

 

マチュアバンドのフロントマンが目指すべき道

 

では、我々のようなアマチュアバンドにとって、これらを意識してどのように取り入れたらいいでしょうか?

以下にまとめてみました。

1. 技術の向上: 基礎練習を積み重ね、歌唱力や演奏力を向上させる

2. 経験を積む: ライブハウスやイベントに出演し、経験を積む

3. 自分らしさの追求: 他人を真似するのではなく、自分らしさを磨く

 

真のフロントマンは、例外なく音楽の才能だけでなく、カリスマ性、エンターテイメント性、メッセージ性、そして観客を巻き込む力を持っています。

 

まとめ

フロントマンは、バンドの成功に不可欠な存在であり、彼らは観客を魅了し、一体感を生み出す力を持っています。

真のフロントマンになるためには、圧倒的なパフォーマンス力、観客との一体感、そして唯一無二の存在感が必要です。

マチュアバンドのフロントマンも、常に技術の向上、経験の蓄積、そして自分らしさの追求を重ねることで、観客を熱狂させることができるようになると期待します。

 

まだまだ止まらない!60代親父バンドの挑戦

 

◇親父バンドの2024年の抱負は

2024年も気が付くともう松の内はとうに過ぎて間もなく2月ですね。(今日は1月25日)

年が変わってから初ブログですが、随分遅くなってしまいました。

というのも例年になく年明け早々、CREAMトリビュートの親父(爺さん?)バンド”安宋山(AnSouZan)のライブが立て続けに決まってバタバタしてたからです。

 

安宋山、実は全員が前期高齢者(66歳)の年寄りトリオバンド。

 

だからなのか最近、全員物忘れは酷いし、腰や膝は痛いし、目は見えないし、動くの億劫やし・・・などなどモチベーションがかなり下がってきてたので昨年末には

 

「来年はしばらく活動休止して、またやりたくなったら集まろう!」

 

って言ってたんですね。

 

◇新年1発目のライブは急遽代役出演に

ところが、年始早々私がドラム担当の別バンド(Jack Sparrows:ストーンズ・バンド)が1月6日に出演が決まっていたライブにメンバーの体調不良で出れなくなりました。

 

このままではお店に迷惑掛かるので、急遽代わりのバンドを探すことに。

 

とはいえ、新年早々そんな簡単に都合よく別バンドが見つかりません。

 

結局Jack Sparrows とメンバーが被ってる安宋山なら大丈夫やろ!3人やし身動きとりやすいから・・・ってことで代役が回ってきました。

 

元々出番が最後(トリ)だったので、こんな華の無い爺さんトリオでええんかな・・・とは思いつつも、こうなったらとにかく楽しもうってことでライブ頑張りました。

 

もちろん、ミス連発でとても褒められた内容ではありませんでしたが、終わってみれば不思議な満足感と充実感に包まれました。

 

それは、新年早々だというのに、遠路(往復3時間!)わざわざ駆けつけてくれた友人の熱い声援があったからかもしれません。いつもありがとうございます。

 

ライブハウスのマスターからも今日の演奏は良かった!って言ってもらえるなど予想外の嬉しい評価でした。

 


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◇新春2発目ライブは初めての箱で緊張!

続いて、親しい友人バンドのギタリストさんから1月21日(日)に開催予定の『ブリティシュ・ロック・バトル』なるイベントにCREAMトリビュート:安宋山の出演を依頼され、これまたしがらみもあり出演することになりました。

 

 

こうしてみると、活動休止どころか新年早々立て続けのライブになったわけです。

 

少し話を戻します。

 

2本のライブ出演が急遽決まりました。

しかし、安宋山は昨年11月にライブして以来、全く活動していなかった。

流石にこれではヤバいと慌ててスタジオ練習を2回ほどやりました。

 

もちろん新曲などやれるはずないので、レパートリーを見直しながら・思い出しながらの練習でした。ただし。三分の一の時間は疲れてスタジオで喋ってましたけど(笑)

 

特に1月21日のイベントは初めてのお店ですし、3バンド共演で持ち時間各1時間(転換込み)の結構な長丁場!

 

CREAMは特にスタジオ盤は1曲が2-3分のものが多いので、50分持たせるには結構な曲数がいる。・・・しかしそんなに持ち歌はないし、とはいえ全員MCは下手やから面白話で時間稼ぐのも難しいしなあ。。。

 

で、なんとか無理やり45分くらいのセットリストを考えて。このリストに絞ってスタ連することにしました。それがこれ!。

 

1.Steppin' out

2.I Feel Free

3.I'm so glad

4.Deserted cities of the heart

5.Swlabr

6.Strange Brew

7.White Room

8.Politician

9.Sunshine of your love

10.Crossroads

encore

11.Badge

 

 

結果はとても楽しいライブになりました!。

私の昔務めた会社の後輩、バンドメンバー、懐かしい高校時代の同級生たち数人が神戸・大阪・奈良から忙しい日曜の夕方に駆けつけてくれました。

 

私自身、最初は緊張気味でしたが、かぶりつきで熱い応援・声援してくれる仲間に元気と勇気をもらえたのか、いつも以上にライブ中盤からはヒートアップ!。

 

ギターソロもいつもより長回しでやってました。(本人は気づいてないけど(笑))

 


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◇最後に

気持ちで老け込んだらあきませんね!。まだまだやれると思ってやらないと。

 

それを思い知ったこの2回のライブでした。

 

2024年も気持ちと体力が続く限りロックで突っ走ります。

またよろしくお付き合いください。

 

ライブ活動2023年を振り返って:成長そして反省

今日は2023年12月31日。いよいよ2023年も終わりを迎えようとしています。

今年もたくさんのライブを経験し、多くのことを学びました。

今回は、4つのバンドでギターとドラムを担当した2023年のライブ活動を振り返り、自分自身が成長したこと、気付いたこと、反省したことなどをまとめたいと思います。

 

【バンド紹介】

1.安宋山(あんそうざん):最強のロックトリオ、ハードロックの原点とも評される伝説のグループ”CREAM”のトリビュートバンド。結成4年目 筆者はギター担当。

2.Jack Sparrows(ジャック・スパローズ):最強のロックバンド、ローリング・ストーンズのトリビュートバンド。 結成9年目 担当はドラム。

3.Ancient Melody(エイシェント・メロディ):1960年代~現代まで幅広く洋楽中心にGood Musicをカバーする20代~60代メンバーで構成された異色のユニット。結成3年目 担当はドラム。

4.上六事変(うえろくじへん):東京事変を模したバンド名ながら取り上げる曲は70~80年代のMTV世代に懐かしい洋楽を中心にカバーするツインギターバンド。 結成3年目 担当はギター。

 

 

2023年活動実績

 

記憶の抜けがなければ、ライブ回数:23回と、だいたい月2回のペースでした。

    

今年65歳を迎えたオヤジにしては、我ながらようやったなあ・・・と思います(笑)。

 

 

2023年を総括

成長したこと

まず、技術面では現状維持~ちょっと成長できたと自画自賛(笑)。

4つのバンドでそれぞれ異なるジャンルの音楽を経験・演奏したことで、自分の音楽的表現の幅が広がったように思います。

また、ライブの経験を積むことで、ステージでの緊張が減って余裕が生まれ、その結果演奏への集中力も向上しました。

 

◆具体的な変化と影響

【ギター編】

 

 

今までハードなロック系の曲中心にやってきて、歪系の音色とラウドな音量が定番だったため、バラード系やスローな曲は繊細なテクニックと表現が問われるためどうも苦手でした。

 

しかし上六事変で女性ボーカルのバックを務めることで、バラードナンバーにも挑戦。

今まであまり弾いたことがなかったノン・ディストーションでのギターに挑戦することで丁寧なピッキングやエモーショナルなギターワークを意識するようになりました。

 

筆者のようにディストーションの効いたハードなギター中心に弾いてきたギタリストにとって、ノンディストーションでを弾くことは、3つの点で違いが顕著です。

  1. 音色の違い

ディストーションは、音に歪みがあり、音量も大きくなります。

ノンディストーションでは、音の違い<物足りなさ・頼りなさ>に戸惑います。

  1. 繊細さ

ディストーションの効いたギターは、ピッキングやコードの押さえ方に多少の雑さがあったとしても、それほど目立ちません。

しかし、ノンディストーションでは押さえ方やピッキングの雑さがもろに目立ちます。そのため、より繊細かつ正確なピッキングやコード押さえが必要となります。

  1. 表現の幅

ディストーションは、音の歪みによって音色や表現の幅が限られます。

しかし、ノンディストーションではクリーンな音色ゆえに表現の幅が広がります。

 

【ドラム編】

    

ドラムでは、Ancient Melodyで曲によってリードボーカルも担当することになり、歌いながらリズムを刻み的確なフィル(おかず)を入れることの難しさに直面。

 

しかし、この経験がかえってドラム基本中の基本である”グルーブ感とテンポキープ”を同時に実現させる必要性を改めて意識する良い機会になりました。

 

ドラムを叩きながらボーカルをとることは、非常に難しいです。その難しさは、以下の3つにまとめることができます。

  1. 呼吸と体幹・姿勢のコントロール

ドラムは、両腕や両脚を大きく動かす動作が基本。そのため、呼吸が乱れたり、体幹がブレたり姿勢が乱れると、ボーカルが安定しません。

  1. リズム感と歌唱力の両立

ドラムを叩きながらボーカルをとるには、リズム感と歌唱力の両方を高いレベルで維持する必要があります。リズムが乱れると、当然歌も乱れます。

  1. 体力

ドラムは体力勝負とも言われる楽器、その上ボーカルも相当な体力を使うため、両方を同時に行うにはかなりの体力が必要。これがなかなかきついのです💦。

 

一方で、ドラムを叩きながらボーカルをとることには、メリットもあります。

  1. より表現力豊かなパフォーマンスが可能

ドラムを叩きながらボーカルをとると、ボーカルの間やタイミングを意識しながら叩くので、自然にドラム(ビート)のタメが意識できると感じました。

  1. 観客の注目を集めることができる

ドラムを叩きながらボーカルをとるのは、結構珍しいので、観客の注目を集めることができます。まあ、これはメリットかどうかわかりませんが・・・。

  1. バンドの可能性を広げることができる

ドラムを叩きながらボーカルをとることができる人は、バンドの可能性を広げることができます。たとえば、リードボーカルでなくてもバックコーラスをドラムが担当できれば、コーラス要員を増やす必要はなくなります。

ドラムを叩きながらボーカルをとるには、相当の練習と努力が必要です。しかし、そのハードルを乗り越えることができれば、非常に魅力的なパフォーマンスを披露することができます。

 

反省したこと

〇練習・準備不足

時にはライブ中に緊張して凡ミスをやらかしたり、自信をもって臨んだ曲のはずが全く実力を発揮できなかったこともありました。

ライブの準備や練習をもっと計画的に密度を濃く行うべきだったと反省しています。

 

〇盛り上げ技術の不足

 

要するにMCが下手で、観客を乗せきれないことです。

前回のブログにも書きましたが、「観客を自分の味方」にする技術がまだまだ足りないと痛感します。頭では分かっていても、なかなかできないのが辛いところ。

 

バンド活動をしている人へのアドバイス

拙い経験から申し上げます。

ライブ活動を通して、音楽をより深く楽しむことができるようになりました。

また、人前で演奏する経験は、自己表現やコミュニケーション能力の向上にもつながります。要は「前向きになれた」…ということです。

これからバンド活動を始める人は、ぜひ積極的にライブに出演することをおすすめします。

また、ライブ活動を続けている人は、技術や表現力だけでなく、観客への思いやりや音楽への情熱を忘れずに、これからも素晴らしいライブを続けていってください。

 

私も2024年も引き続きバンドもブログも頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

あがり症を乗り越えるバンドマンの心得 -観客を味方につける3つの方法-

バンドにとって、ライブでのパフォーマンスは非常に重要です。

演奏技術はもちろんのこと、パフォーマンス力もライブの成否を大きく左右します。

しかし、いわゆる”あがり症”を自認するバンドマンは、分かっていても普段の実力をライブで発揮できないケースも少なくないと思います

そこで本記事では、あがり症のバンドマンがライブで観客を味方につけることの重要性と、その対策について考えます。

 

パフォーマンス力の重要性

バンドのライブにおいて、パフォーマンスはライブの盛り上がりを左右するだけでなく、バンドの音楽性やイメージを決定づけることもあります。

そのため、バンドにとって”パフォーマンス力”は”演奏力”と同様もしくはそれ以上に重要な要素です。

 

しかし、誰もがライブで観客を前に常にベストなパフォーマンスでいられるわけではありません。中には、極度の”あがり症”という人もいます。

 

練習では良い感じで弾けるのに、本番では上がってミス連発、頭真っ白・・・という人もいます。(私の所属するバンドにもそのタイプがいてます!)

 

あがり症”の症状として、例えば、

ボーカルは、「声が出なくなる」、「声が震える」、「歌詞が飛ぶ」・・・などがあります。

演奏者では、「ミスが増える」、「曲構成を間違える」、「音が出なくなる」、「演奏テンポが走る」・・・などが特徴でしょうか。

 

観客にとっても、自信なさげな演奏やパフォーマンスはダイレクトに伝わってきます。

その結果、観ていて「楽しくない」、「早く終わってほしい」、「可哀想・・・」などの悪印象を与えてしまいかねません。

 

逆に、演奏技術は特別ハイレベルではなくても、パフォーマンスが良く、印象的であれば、観客は盛り上がって「楽しかった」、「また見たい」・・・という高評価に繋がることも稀ではありません。

 

では、どうすればパフォーマンス(力)を上げることができるでしょうか?

 

 

観客を味方につけることの重要性

あがり症のバンドマンにとって観客の存在は大きなプレッシャーとなります。

理由は、観客に自分の演奏やパフォーマンスを評価されることに大きな不安を感じるからで、その結果として緊張が高まります。

緊張は誰しもするもので、すべて”悪”ではないと思います。

ある程度の緊張(感)は気持ちを奮い立たせるし、冷静さを保つことにも繋がります。

 

問題は、程度を超えた極度の緊張に襲われた場合で、普段のように冷静に対処することができなくなってしまいます。

そうした極度の緊張が、”あがる”ことを誘発します。

 

しかし、逆に考えれば観客を味方につけることができれば、あがり症を克服する大きな助けとなります。

観客が自分を応援してくれていると思えば、緊張が和らぎ、普段の実力を発揮しやすくなるからです。

当たり前のことですが、「観客は敵ではない!」ということです。

 

あがり症を克服するための具体的な対策

あがり症を克服するためには、観客を味方につけることが重要でと言いました

では具体的には、どんなやり方をすれば「観客を味方」にできるでしょうか?

 

  • ①.リハーサルで観客を意識する

リハーサルでは、観客が自分を見ているつもりで演奏するようにしましょう。

リハーサルはバンド全体のバランスを見たり、マイク・アンプやドラムセットを調整することが主目的です。

しかし、せっかく本番同様のステージで演奏する機会ですから、観客の笑顔や歓声をイメージすることで、本番での緊張感に慣れることができますし、そうすべきでしょう。

例えば、リハーサル中に、観客が拍手や歓声を送っているつもりで、演奏に合わせて体を動かしてみる。

また、観客に話しかけるつもりで、MCをしてみるのも効果的ですね。

 

  • ②.観客とコミュニケーションをとる

ライブ中は、できるだけ観客とコミュニケーションをとるようにすることです。

MCで話しかけたり、歌詞にコール&レスポンスを取り入れたりするなど、観客と一体感を味わうことで、緊張をほぐすことができます。

例えば、MCで、観客の出身地や、ライブの感想などレスポンスしやすい雰囲気を作ってみる。また、皆が知って良そうな曲では(観客との)コール&レスポンスを取り入れて、観客と一緒に盛り上がるようにする。

 

  • ③.観客に楽しんでもらうことを意識する

自分の演奏やパフォーマンスで観客を楽しんでもらうことを意識しましょう。

観客の笑顔や盛り上がりを意識して引き出すことで、やりがいや、自信が持てるようになります。

例えば、観客の表情をよく観察し、楽しんでいるように見えたら、さらに盛り上げるような演奏やパフォーマンスをしてみる。

また、観客の盛り上がりに合わせて、演奏のテンポやアレンジを変えるのも効果的。

 

まとめ

あがり症のバンドマンにとって、観客を味方につけることは、ライブで成功するための重要なポイントだと筆者の経験からも断言できます。

どうせやるなら、楽しいライブにしましょう。

 

 

 

 

 

ギタリストの新境地:二刀流が切り開く新たな音楽世界

 

こんにちは。今回は、以前も紹介しましたが、再びギタリストがギター以外の楽器を演奏する二刀流の面白さとメリットについて話します。

このブログではアフィリエイト広告を利用しています。

 

具体的に話を進めるために今回は自分の経験を中心に、本職(?)のギター以外にドラムを演奏することのメリットについてお話しします。※もちろんドラム以外の楽器にも当てはまる事例です。

 

筆者は、ギター歴50年、ドラム歴20年のオヤジです。4つのバンド(ギター3つ。ドラム1つ)でライブ活動を継続中の65歳!。まだまだ青春真っ只中のつもりで頑張ってます。

 

datchg.hatenablog.com

 

楽器固有の特性や魅力を知ろう

ギターとドラムはどちらも音楽の中で重要な役割を果たす楽器ですが、それぞれに特徴や魅力があります。

表1.エレキギターとドラムの特性比較

簡単に比較すると、こんな感じでしょうか。

 

これ以外で筆者の経験から言うと、一般的にギタリスト(ボーカルも)は”目立ちたがり”・”出たがり”の人が多くドラム(ベースも)には”大人しく”・”目立ちたくない”人が多いように感じます。(もちろん、例外はなんぼでもありますが・・・)

 

複数楽器が演奏できるメリットは?

では、一つの楽器しか演奏できない(※悪いことではないです、念のため!)ことで考えられるデメリット(敢えてデメリットとしました)とはどのようなことでしょうか?

 

項目 デメリット
音楽表現の幅 メロディーやリズム、ハーモニーなど、音楽の表現にはさまざまな要素がある。そのうちの1つの楽器しか演奏できないと、表現できる音楽の幅が限られてしまう。
音楽の理解 異なる楽器を演奏することで、音楽の構造や原理をより深く理解することができる。その一方で、1つの楽器しか演奏できないと、音楽の理解が浅くなってしまう。
バンド活動の幅 バンド活動においては、複数の楽器を演奏できるメンバーがいると、より幅広い音楽表現が可能になる。その一方で、1つの楽器しか演奏できないと、バンド活動の幅が狭まってしまう。

 

すいません。デメリットという表現は適切ではないですね。

 

ここはあくまで、

 

ギタリストがドラムを演奏することで、もたらされるメリットについて考えましょう。

 

4つのメリット
  • メリット1:リズム感の向上が期待できる
  • メリット2:アンサンブル能力の向上が期待できる
  • メリット3:演奏の幅が広がる
  • メリット4:他の楽器にはない爽快感と充足感

 

もう少し詳しく説明します。

 

メリット1:リズム感の向上が期待できる

言うまでもなくドラムはリズムの基礎となる楽器。ベースとドラムを称して”リズム隊”と呼ぶくらいですから。

 

ドラムを叩くことで、テンポやビート、拍子やアクセントなど、グルーブとリズム感が身につきます。  

   

また、ドラムは左右の手足を独立して動かすので、集中力も鍛えられます。

 

これらのスキルは、ギターを弾くときにも役立ちます。

 

具体的には、ギターのピッキングストローク、フレーズやリフなど、リズムに乗って正確に弾くことができるようになります。

 

リズム感が向上すると、音楽の表現力や楽しさも増します。

 

メリット2:アンサンブル能力の向上が期待できる

”縁の下の力持ち”的な役割を担うリズム隊(ベース&ドラム)ですが、一方でバンドのリズム感やグルーヴ感を出すためになくてはならないアンサンブルの要です。

 

ドラムを叩くことで、他の楽器やボーカルとのバランスや全体のアンサンブルを知ることができます。

 

多くの場合、ステージでもドラムは一番後方から全体を俯瞰する立場なので、ある意味コンダクター的要素を持つ楽器とも言えますね。

 

また、ドラムは音量(強弱)や音色が豊富なので、曲の雰囲気や展開に合わせて演奏スタイル(テンポやリズム)を自在に変えることができます。

 

これらの経験は、ギタリストとしても役に立ちます。

 

具体的には、ギターの音量やトーン、エフェクトなどで曲に表情を加えたり、コードやスケール、アルペジオなどのテクニックで曲に彩や変化を加えることができます。

 

アンサンブル能力が向上すると、音楽の一体感や完成度も高まります。

 

メリット3:演奏の幅が広がる

ドラムは、音楽のジャンルやスタイルによっても異なる演奏法やテクニックがあります。

ドラムを叩くことで、ロックやポップス、ジャズやファンク、レゲエやラテンなど、様々な音楽のリズムパターンやフィルインを学ぶことができます。

 

これらの知識や技術は、ギターにも応用できます。

 

具体的には、ギターのリズムパターンやフレーズ、アレンジなどを多様化したり、オリジナリティや個性を出したりすることができるようになります。

 

演奏の幅が広がると、音楽の可能性や魅力も増します。

 

メリット4:他の楽器にはない爽快感と充足感

ドラムは、他の楽器と比べても体を動かす量が多い楽器です。

ドラムを叩くことで、体全体の筋肉を使って運動することができます。

 

これは、健康やストレス解消にも効果的です。

 

実際、ドラムは音が大きくて迫力があるので、叩くと爽快感や満足感を感じます。

 

これは、自信ややる気にも繋がります。ドラムを叩くことで得られる爽快感や充足感は、ギターを弾くときにも持ち越すことができます。

 

ギターの演奏にも情熱やエネルギーを注ぐことができるようになります。爽快感や充足感が高まると、音楽の楽しさや喜びも増します。

 

問題点と対策

どうでしょうか。なかなか楽しいと思いませんか。

 

メリット 要約
リズム感の向上 ドラムはリズムの基礎となる楽器で、テンポやビートなどの要素を身につけることができる。ギターのピッキングストロークなどもリズムに乗って正確に弾くことができるようになる。
アンサンブル能力の向上 ドラムはバンドのリズム感やグルーヴ感を出すために重要な役割を果たす。他の楽器とのバランスやタイミングなどを掴むことができる。ギターも音量やトーンなどを調整したり、曲に合ったパートを作ったりすることができるようになる。
演奏の幅が広がる ドラムは様々な音楽のジャンルやスタイルに対応できる演奏法やテクニックがある。ロックやジャズなどのリズムパターンやフィルインを学ぶことができる。ギターもリズムパターンやフレーズなどを多様化したり、オリジナリティや個性を出したりすることができるようになる。
爽快感と充足感 ドラムは体を動かす量が多く、健康やストレス解消にも効果的である。音が大きくて迫力があり、叩くときの爽快感や満足感も高い。ギターの演奏にも情熱やエネルギーを注ぐことができるようになる。

 

ただし、いいことばかりではありません。

 

正直、なかなかクリアーが難しい問題点もあります!

 

①.独学が難しい

②.ドラムキットを買っても置き場所がなく、簡単に持ち運べない

③.練習場所が確保しづらい

 

多分、このあたりが一番のネックになると思います。

 

そこで、

①.独学が難しい

これはやはり先生なり教室に通うなり、直接指導を受けるのが最短だと思います。通うのが面倒、時間がない、費用が高い・・・など尻込みする気もちも分かりますが、まず一歩を踏み出すことで先に色々な可能性が広がると考えることが大切です。

マンツーマンのドラムレッスン

また、バンドメンバーのドラマーに頼んで教えてもらうのもいいでしょう。

 

②.ドラムキットを買っても置き場所がなく、簡単に持ち運べない

スタジオに置いてあるドラムセットはそこそこデカいなあと思いますが、あれをそのまま自宅の部屋に持ってくるのはほぼ無理です。想像以上に場所を占有します。

 

なにより、あのでかい音で叩くには専用の防音設備が必要になり、その準備だけでも数十万から百万単位のお金が必要になるでしょう。というわけで、ほとんどの人には無理な相談。

 

そこで、デジタルドラムの選択肢が出てきます。少し大きな楽器屋さんに行くと大概、デジタルドラム(※デジドラ)のコーナーがあります。主にYAMAHARolandあたりの主力機種が置いてあるケースが多いですね。

 

デジドラのメリットは言うまでもなく、消音性とコンパクトさ。本物のアコースティックドラムのクオリティを望むのはさすがに無理ですが、最近はリアルドラムと遜色ない機種もあります。

 

ただし、非常に高額かつ大掛かりなセットになるので初心者向きではありません。

 

初心者であれば、一番スタンダードなものを選ぶのが良いと思います。以下メリットを整理しました。

 

メリット 説明
騒音が小さい アコースティックドラムに比べて音量が小さいため、住宅街でも練習しやすい
音色やリズムパターンが豊富 さまざまな音色やリズムパターンを内蔵しているため、さまざまなジャンルの音楽に対応
練習用機能が充実している メトロノームやループ再生などの練習用機能が充実しているため、独学でも上達しやすい
設置やメンテナンスが簡単 アコースティックドラムに比べて設置やメンテナンスが簡単なため、手軽に始められる

筆者はAlesisというメーカーを使っています。コストパフォーマンスは良いと思います。以前はRoland(V-Drum)も使っていました。音の良さはやはり国産メーカーが良いと思います。Rolandの”V-Drumシリーズ”は個人的に非常に優れていると思います。エントリー機種でも十分満足できますよ。

 

★筆者のおススメ機種

 

 

③.練習場所が確保しづらい

これもデジドラで解決できます。

機種にもよりますが、コンパクトなものであれば畳2畳くらいのスペースがあれば設置可能です。

筆者は上のAlesisというメーカーを使っています。コストパフォーマンスは良いと思います。以前はRoland(V-Drum)も使っていました。音の良さはやはり国産メーカーが良いと思います。Rolandの”V-Drumシリーズ”は個人的に非常に優れていると思います。エントリー機種でも十分満足できますよ。

我が家のデジドラ、Alesis。こんな感じです。

まとめ

以上のように、ギタリストがドラムを演奏することには、様々なメリットがあります。

 

リズム感やアンサンブル能力、演奏の幅や爽快感など、音楽の上達や楽しさに繋がる要素がたくさんあります。

 

もちろん、ドラムをやることにも難しさや苦労はありますが、それを乗り越えることで得られるものは大きいと思います。

 

今回は、ドラムを中心に話してきましたが、例えばベースやキーボードでも構いません。楽器が違えば、また楽しさや大変さも異なります。

 

要は、今までとは違った視点で音楽やバンドを見つめる機会を持つことの大切さを伝えたいと思いました。

 

ギタリストとしてギター以外の楽器を演奏する、二刀流の面白さを享受しながらより充実の音楽ライフを送りたいものです。

 

最後に最近のライブ(ギター)とスタジオ練習(ドラム)です。良かったら観てください。

https://www.youtube.com/watch?v=9mB4vWe8kkI

https://www.youtube.com/watch?v=2j2pbGd8nlU

再び、ペトロールズのライブ堪能!- Petrolzライブ観戦記 -

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はじめに

先日、「ペトロールズ」のライブに行ってきました。

東京事変のギタリスト、星野源など著名アーティストから引っ張りだこの人気ギタリストの長岡亮介氏のハウスバンド。

2023年3月以来2回目の”Petrolz”体験、その感動をお届けします。

 

※前回の模様はこちらから確認してくださいね。

datchg.hatenablog.com

 

トロールズとは

ペトロールズ - Wikipedia

ライブ報告

 

ライブは、2023年11月25日のZepp Osaka Bayside(大阪此花区桜島)で行われました。

この日がツアーファイナルでしたが、特に特別な演出をするでもなく、飄々と軽やかに凄いことやってるペトロールズでした。

 

・シンプルだけど濃密なステージ


東京事変のライブは大掛かりで煌びやかですが、Petrolzは対極のシンプルなステージ。


凝った演出も特になくて、開演時間18時から遅れること10分。

ステージ袖からのそのそ(失礼!)と三人が手ぶらで歩き出てきました。

慌てるでもなくステージに置かれた楽器を構えつつチューニング!。

その間も他愛ないお喋りで会場をほっこりさせる(これも演出かな?)。


長岡亮介浮雲)のイメージはミステリアスで繊細、どこか近寄りがたいイメージ。

でもステージの彼を見る限り、ペトロールズ全員が結構お茶目で面白い。

肩の力が抜けた感じで楽屋でだべってるのか、即興のコントでもやってるような・・・ゆる~い乗りでライブは始まりました。


でも演奏が始まると流石に凄い!。今までのゆる~い感じから一転、タイトでスペイシーな音に会場が包まれます。

 

・Petrolzの凄さはライブで一層際立つ


トロールズは、ステージ上の3人の息の合ったプレイと、観客とのコミュニケーションが魅力です。

 

実際その通りですが、筆者が最も凄いと思うのが3人の絶妙なハーモニーです。

 

Petrolzって”ネオ・シティ・ポップソフト・ロック”なんかに分類されることもあるようです。確かにそんな雰囲気はあると思うけど。

 

でも筆者はシンプルに -かっこ良くてお洒落なトリオ・ロックバンド- だと思う。

確かに音は大きいんですが、実にクリアーな響きがします。

 

それは、浮雲さんのギターワークとサウンドメイキング、そして耳障りの良い優しいボーカルに寄るところ大です。

 

しかし、それ以上に3人の織り成すボーカルハーモニーが素晴らしい。

 

Petrolzは究極まで音数を減らしていると何かの雑誌で読んだことがあります。

その音の隙間をボーカルハーモニーが埋めている(※ボーカルを立てるために音数を抑えた!)印象でした。

 

・最高のトリオバンド”Petrolz”

演奏面では、言うまでもなく3人とも素晴らしかった。

 

長岡亮介さんのギター(ボーカル)は事変やPVで見せる尖ったような感じは全然なくて、終始楽しそう。

 

ボーカルも人柄そのもので、包み込むように優しく温かい。

複雑なビートと日本語がこれほどすんなり溶け合うのも珍しい!。


ギターは、東京事変などで見せる孤高&ストイックな印象からは想像できないほど、親しみやすくやわらかな音色で、メロディやリズムを紡ぎ出します。

 

ただ、やってることはギタリストの自分からすると”目が点”で、ボーカルとギターが完全分離してる上に、そのどちらも余裕でこなしてる。

 

 

 

三浦氏のベースは終始グルーヴィでタイトで、曲の骨格をしっかりと支えます。

 

Petrolzの複雑なコード進行を邪魔せず過不足の無い、それでいてこれ以外ないのではという音選びと音作り!。

 

そんな凄いベースを弾きながら、複雑なハーモニーを余裕でこなすのです!。

 

 

 

そんな二人以上に、特に今回は河村氏のドラミングが印象的でした。

河村氏のドラミングはとても繊細かつダイナミックで、曲の展開を豊かにします。

 

Petrolzの持つ世界観をリズムで支えるのが河村氏。

どの曲をとっても一筋縄ではいかないひねりというか・・・オリジナリティの塊みたいなドラミングでした。

 

ほんと、カッコ良くて上手いなあって改めて感じました。

 

 

 

曲間のお喋りで長岡氏が河村氏に向かって、「良くそんな独特で複雑なパターンのビートで叩けるね!」みたいなことを振ったんですが、その答えが秀逸!

 

「それ全部お前がさせてるんやろ!」

 

会場大爆笑の一幕でした(笑)。

 

こんな感じで曲間では、浮雲(長岡さん)が自身の面白エピソードを語ったり、ベースの三浦さん、ドラムの河村さんと会場を巻き込んでのやりとりを楽しんでました。

 

観客もそれに応えて、笑いや拍手・声援で盛り上がる。

これは事変などでは絶対ない光景ですね!。これだけでもお得感満載です(笑)。

 

Petrolzは今年(2023年3月)も大阪で観たんですが、その時よりもっと全体にゆったりとリラックスした感じがしました。

 

2時間のステージで20分くらいはお喋りタイムやなかったかな・・・でも楽しかった。

 

トロールズの音楽は、ジャンルにとらわれない多彩なサウンド

ロック、ポップ、ファンク、ジャズなどを自在に操る懐の深いバンド。

 

その壮大な音世界をこの3人だけで表現していることに改めて驚かされます!。

 

  
www.youtube.com

※代表曲が聴ける入門的アルバムかなと個人的におすすめ!

 

 

最後に

今回のライブは、浮雲とは一味違う長岡亮介さんの新しい魅力を見せてくれる素晴らしいライブでした。

 

トロールズは、トリオというロックの最小ユニットでありながら、独自の世界観で音楽の可能性を広げるバンドであり、観客との絆を何より大切に考えるバンドですね。

 

トロールズのライブに行ったことがない方は、ぜひ一度体験してみてください。

 

バンドあるある!| メンバーに上手にアドバイスを伝えるやり方:7つのポイント

 

はじめに

幾つになっても人間関係は難しい。筆者自身、5年前にリタイアして会社での煩わしい人間関係から解放されたとはいえ、全く他人と隔絶する生活を送ることは不可能です。

 

実際、様々な場面で、相手の行動や言動にイラついたり気になったりすることはやっぱりありますよね。

 

しかし、そんな時に指摘やアドバイスをうまく伝えないと、相手を傷つけてしまったり、反発を招いたり、場合によっては関係が壊れてしまうこともあるかもしれません。

 

例えば、バンド活動。筆者は現在4つのバンドに在籍しています。

もちろんどれもやってて楽しいのですが、やはり時としてメンバー内で衝突があったり、不満を感じたりで雰囲気が悪くなることがあります。

 

そんな時、気になることを「聞かなかった・無かったこと」にしてスルーするのもひとつの対処法ですが、相手との関係を大事に思うなら、思い切って気になる点を指摘したりアドバイスすることも必要になってきます。

 

そこで、今回は、バンド内での事例を元に、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うための7つのポイントを考紹介します。

 

相手を傷つけない指摘・アドバイスの重要性

       

相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うことがいかに重要か!・・・もう一度確認してみます。

 

相手を傷つけてしまうと、次に指摘やアドバイスをしても、相手は素直に受け入れてくれないかもしれない。また、相手を傷つけてしまうと、関係性が悪化(最悪は決裂!)する可能性もあります。

 

一方、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うことができれば、相手は指摘やアドバイスを受け入れやすくなり、関係性も良好に保つことができます。

 

そのため、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためのスキルを身につけることが、とても大切なんです。

 

相手を傷つけない指摘・アドバイスのコツ

これが筆者の考える「7つのポイント」です。

★7つのポイント

1. 相手の立場に立って考える

2. 具体的な事実に基づいて指摘する

3. 相手の良いところも伝える

4. 改善点の解決策を提案する

5. タイミングと場所を選ぶ

6. 相手の反応を観察しながら指摘する

7. 指摘したことを忘れない

 

現在筆者自身がリタイア後も続けているバンド活動を例にとってみました。

今現在4つのバンドで活動中ですが、それぞれ個性豊かなメンバーがいます。

もちろん楽しんで続けていることは間違いないですが、それなりの人間関係があって、やはり楽しいことばかりではありません。

 

意見や考え方の相違から気まずくなったりすることも当然あります。

 

しかし、行き違いを放置すれば気まずいままで、結局バンドにとっても良くない。

 

ではどうするか?。

 

そんな状況をできるだけ穏便に解決する7つのポイント、各々個別に説明します。

 

1. 相手の立場に立って考える

相手の視点に立てば、なぜそのような行動や言動をしたのかを理解できるからです。

これは趣味のサークルや私のようなバンドマンでも同様。同じ趣味で目指す方向が同じでも、やり方や考え方が違うことはよくあること。自分が相手に納得できないからと言って、自分の思い・不平をそのままぶつけても、相手は不快感でへそを曲げるのが落ちです。

 

2. 具体的な事実に基づいて指摘する

抽象的な指摘をすると、相手は「何を指摘されているのかわからない」と混乱し、反発を招く可能性があります。

バンドでもメンバーの演奏に不満がある場合、「コピーができてない」とか「ちゃんと曲を聴いてない」など抽象的な言い方ではかえって相手が困惑するので、「この曲のこの部分はこう弾くべき」など具体的に伝えることが双方にとって大切
 
3. 相手の良いところも伝える

相手の良いところを伝えることで、相手は「自分は認められている」と感じ、指摘やアドバイスを受け入れる気持ちが強くなります。

バンドでもメンバーはみんな自分の個性を持っています。「指が早く動く」「正確に弾ける」だけが優れているのではない。自分にはない相手の個性を尊重し引き出すことでバンド力・個性が立ってきます
 
4. 改善点の解決策を提案する

ただ指摘をするだけでは、相手は「どうすればよいのかわからない」と困惑し、反発を招く可能性があります。

当たり前ですが、指摘するだけでは「それならお前はどうなの??」と反感を買ってしまうこともあるので、指摘と併せて「自分ならこう弾くと全体が良くなると思う」という提案も用意すべきですね。
 
5. タイミングと場所を選ぶ

相手が忙しいときや、周りに人がいるときに指摘をすると、相手は不快に感じたり、反発を招いたりする可能性があります。

スタジオで練習しているときなどでも、演奏が気になった時すぐに全員の前で指摘するよりも、休憩時間などでコーヒーでも飲みながらそれとなく指摘する方が相手はすんなり聴いてくれると思います。
 
6. 相手の反応を観察しながら指摘する

相手が怒ったり、落ち込んだりする様子があれば、その時点で指摘をやめて、後日改めて指摘するようにしましょう。

相手も気分が乗らない時や調子が悪い時もあります。※ギターの音がイマイチとかエフェクターが調子悪いとか。。。。こんなときに自分の演奏をダメだしされても気が滅入ったり、カチンときたりがオチです。
 
7. 指摘したことを忘れない

指摘したことを忘れてしまうと、相手は「一時の感情に任せて怒りをぶつけられた」と感じ、反発を招く可能性があります。

相手が指摘・アドバイスを受入れてくれたのに、無反応ではいけません。「ありがとう、凄く良くなった」「流れがしっくりきたね」とか・・・しっかり評価・フォローすることで関係性もアップします。
 

まとめ

 

 

以上、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためには、上記の7つのポイントを押さえることが大切です。

 

これらのポイントを押さえて、相手に受け入れられ、より効果的な指摘・アドバイスを行うようにしましょう。

 

ギタリストあるある③ 本番でアンプから音が出なくて焦った話

ギタリストあるあるも今回で3回目。ひとまずこれで打ち止めです。

最後は、筆者自身一番経験したあるある

本番でアンプから音が出なくなって焦りまくる

という経験です。

 

なんで音が出ないの!?

結論から言えば、ほとんどの場合が緊張や興奮で、普段ならやらないようなミスをしてしまうことが原因です。

 

たとえば、筆者の経験談を披露すると・・・

 

それは新しくバンドを組んで、初めてのライブに向けてリハーサルに励んでいた頃のことでした。

 

その日のリハーサルは、当日演奏する曲のセットリストに沿って本番を意識した練習にしようと、メンバー全員が意気込んでスタジオ入りしました。

 

そして、セッティングを終えてギターを弾き始めるとアンプから音が出ない!。

 

慌ててアンプの電源を入れ直したり、ボリュームを上げたり、シールドの接続を確認したりしたが、音が出ない状態は変わりません。

 

メンバーは、「どうしたの?」「音が出ない?」と心配そうに声をかけてくれる。

 

貴重なスタジオ練習(時間も限られている)への焦りと不安で頭が真っ白になり、何をすればいいのかわからなくなってしまってました。

 

しばらく経って、気持ちを落ち着かせて考えました。

 

筆者は「もしかして、シールドの接続順序を間違えた?」と思い至り、ギター~エフェクター~ アンプの接続を見直すと・・・

なんとシールドを繋ぐ順番がエフェクターの部分で逆になっていたのです。

 

慌てて接続をやり直すと、音が出るようになりました。

 

ホッとした気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

凡ミスによる音が出ない原因

リハーサルや本番でアンプから音が出なくなってしまう原因は、大きく分けて以下の3つが挙げられると思います

 

1.プラグを指し忘れ、電源の入れ忘れ

2.ボリュームが0になっている

3.シールドの接続が間違っている

 

1.プラグを指し忘れ、電源の入れ忘れ

プラグを指し忘れるのは、初心者にありがちなミス。とは言え、ギター歴がやたら長い私も時々やってしまいます。

 

特に初めてのライブハウスや慣れないアンプを使う場面では緊張や興奮で、普段ならやらないようなミスをしてしまうことがあります。

 

2.ボリュームが0になっている

ボリュームが0になっているのも、よくある原因の一つです。

 

アンプによっては、リハの後にボリュームが0に戻されていることもあります。

そんな場合に備えて、リハーサル終了の時に各イコライザーの目盛りをスマホのスクショに撮るなど、覚えておいて本番前にサッと調整したいものです。

 

また、手持ちのエフェクターのボリュームが0になっていることもあるあるです。

フットペダルでボリューム調整する機種(マルチエフェクターなどによくある)は気づかないうちにボリュームペダルを0にしてしまっていることがあります。

 

3.シールドの接続が間違っている

シールドの接続が間違っているのも、よくある原因の一つ。

 

シールドのプラグが抜けかかっていたり、接続が逆になっていたりすると、当然ながら音が出なくなってしまうことがあります。

 

そんな初心者みたいなミスしでかすことないやろ!・・・て思いますよね!

でもね、普段なら絶対やらないようなことを、知らず知らずにやってしまうのがライブ本番の恐ろしいところです。

 

4.シールドの断線もしくは接触不良

これはあまりないケースですが、無いとは言い切れないメースです。

実際私ではないですが、共演バンドのギターがリハで鳴らずで、色々試した結果どうも

持参のシールドが良くないとなり、お店のシールド借りてやってました。

 

やはり、シールドはケチらずにそこそこ良いものを使った方がよさそうです。

 

因みに、私は BELDENの♯97783M SS というシールドを使っています。

少し値は張りますが、購入してから数年経ちますが「音もクリアで太く」「ノイズも少なく」問題なく使用しています。

 

 

 

 

 

対処法

対処法はごくごく当たり前のことですが、本番前に落ち着いて事前の点検・準備を怠らないことです。

 

リハーサルや本番前に、以下の点を確認しておけば、音が出なくなるリスクを減らすことができます。

 

1.プラグ・電源がきちんと指されているか

2.ボリュームが0になっていないか

3.シールドの接続が正しいか

 

 

そしてこれも当たり前の事なんですが、リハーサルや本番が始まる前に、アンプから音が出ることを確認しておくことも大切です。(なるべく小さな音でね!)

 

それでも、やっぱり音が出ないときは・・・

しかし、それでもやってしまうのが「ギタリストあるある」なのです。

 

ですから実際にそういった場面に遭遇した時の対処法は・・・

 

焦らない!」ことです。

 

もし、アンプから音が出なくなった場合は、まずは慌てず落ち着いて、上記の3つの原因を疑ってみましょう。

 

筆者の反省点

筆者は今回紹介した失敗経験から、リハーサルや本番前に、以下の点に注意するようにしました。

 

  • プラグがきちんと指されているか、確認する
  • ボリュームが0になっていないか、確認する
  • シールドの接続が正しいか、確認する

 

また、リハーサルや本番が始まる前に、極力音量を抑えておいてからアンプから音が出ることを確認するようになりました。

これらの対策をすることで、音が出なくなるリスクを減らすことができるようになりました。



まとめ

リハーサルや本番でアンプから音が出なくなってしまうのは、誰にでも起こり得るトラブルです。

 

そのことで落ち込む必要はありません。多くの場合、緊張や興奮は人の判断力を狂わせますからね(笑)。

 

でもトラブルはないに越したことはないです。気持ちよく演奏を始められるかどうかは、ライブ全体の出来を大きく左右します。

 

どうせなら、トラブルなく気持ちよく始めたいものです。

 

凡ミスによるトラブルを防ぐためには、リハーサルや本番前に、しっかりと準備しておくことが大切なことは言うまでもありません。

 

しかし、万が一トラブルが発生した場合でも、慌てず落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

 

 

datchg.hatenablog.com

 

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シニア世代の新たな役割:メンター

 

シニア世代の新たな役割:メンター

メンターって聞いたことありますか?

メンターとは、経験や知識が豊富な人が、若いまたは経験の浅い人に対して、アドバイスや指導、支援を提供する人のことです。

教育者、指導者・・・というほど厳格でも権威的でもないですが、一緒に考える目線をもったサポーターという感じでしょうか。

メンターとしての役割は、個人や専門分野によって異なりますが、主な目的は次のようなものです。

 

 

前置きが長くなりました。

なぜこんな話をするかというと、現在筆者が所属するバンドが20代1名と60代3名(筆者含むの若干変則的なメンバー構成のため、年齢構成上どうしてもメンター(60代)とメンティ(20代)の関係ができあがっているからなのです。

 

メンバーは、ボーカルのKちゃん(21歳:女性)、ギター&キーボードのPさん(64歳:男性)、ベースのTさん(66歳:男性)、ドラムのA(65歳:筆者男性)の4人。

 

Pさんが経営する音楽スタジオにKちゃんがボーカル・レッスンに来ていて、そこでプロ志望のKちゃんが音楽経験豊かなPさんに色々教えてもらったりしているうちに、ソロではなくバンドを経験すべきという結論になりました。

 

そこでPさんから、バンド経験があって現在も活動中のドラムのA(筆者)とベースのTさんが招集されて、結果的に20代と60代という年の離れた混成バンドが誕生しました。

 

ですから、このバンドは誕生の経緯そのものが『Kちゃんにバンドを通して色々なことを学びつつ、ライブ経験を積むことでより幅広い音楽性とキャラクターを持たせたい』、『できれば独り立ちできるミュージシャンに育てたい・・・というという60代のPさんの熱い思いが結実したものでした。


 

世代間ギャップの存在

私たちのバンドは、世代間ギャップを乗り越えて音楽を楽しむことが目標です。

今回は、私たちのバンド活動についてお話ししたいと思います。

 

 

バンドを始めた当初は、やはり世代間ギャップを感じました。例えば、音楽の好みや知識が違うことです。

 

最初の頃はお互いが好きな音楽や曲の話をしても、双方が??の状態でした。

 

それはそうです。60代と20代、親子以上ともいえそうな40歳以上の年齢の開きって想像以上に大きく、当然知っている前提で話をしても・・・お互いに分からない、知らないの連続です。

 

しかし、それはある意味当然のことで想定内のことでした。

 

本当はKちゃんの親世代がやっと我々60代と話ができるか(通じるか)どうかの世代間だからです。ましてや、その子供世代となると知らなくて当然です。

 

例えば60代おやじ世代は、一番多感な10~20代をビートルズレッド・ツェッペリンなどの洋楽ロックやMTVの洋楽ヒットチャートの数々やJAZZとROCKの融合であるフュージョンにどっぷり浸かって、いまだにそこから抜け出せずにいる世代。

 

一方、20代の音楽嗜好は、BTSやワンオクなどのK-POPやJ-POP、EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)というまさに今風!のものでした。

 

このように、音楽に対する感性やスタイルが異なることが、世代間の最も大きなギャップと言えそうです。

 

しかし、結論から言えば「世代間ギャップ」は大した問題ではありません!。

 

理由は、「世代間ギャップ」が必ずしも悪いことではないからです。

 

むしろ、それぞれの世代が持つ経験や知識、価値観や感性を共有することで、音楽の幅や深みを広げることが可能になるからです。

 

例えば、、、

・60代の親父たちは20代の若者たちに自分たちが育った時代の音楽や文化を教え、20代の若者たちは60代の親父たちに最新の音楽や技術を紹介することができます。

 

このように、互いに学び合うことで、音楽的な刺激やインスピレーションを得ることができます。ただし、それを実現させるには双方に相手を受入れるだけの「謙虚さと度量」も必要です。

 

世代間ギャップの克服

これまで、世代間ギャップを感じた時は、話し合いやスタジオでの時間を共有することで溝を埋めてきました。

 

ある時は、一緒にカラオケで各々が好きな曲を思い切り歌い合って、相手のバックグラウンドを知る努力をしました。

 

60代は、20代に古い音楽の歴史や背景などを説明し、20代は、60代に新しい音楽のトレンドや魅力などを伝えました。

 

また、ライブでの経験談や転調のやり方や楽譜やコード進行などの理論的な知識も分かち合いました。このようにして、お互いの音楽に対する理解や尊敬が深まりました。

 

世代間ギャップを乗り越えるためには、やはりコミュニケーションが重要です。

 

音楽を創造するという共通の目的を持ちながらも、それぞれの世代が抱える悩みや不安、期待や希望は異なるかもしれません。

 

そこで、練習後にざっくばらんなミーティングを開いて、バンドメンバー同士で意見交換も気楽にやっています。

また、音楽以外の話題でも気軽に話せるような雰囲気づくりをすることで、仲間意識や信頼感を高めています。

 

 

世代間ギャップの活用

私たちのバンドでは、世代間ギャップを克服するだけでなく、逆にそれを積極的に活用しています。

お互いのことをより理解するにつれて、お互いの持ち味を生かした選曲やアレンジが可能になり、そのことが一層バンドのオリジナリティを醸成し、バンドとしてのまとまり・団結を強くしていきました。

 

このようにして、世代間ギャップを音楽的な魅力に変えることを日々目指しています。

 

また、ライブ活動に関しても、世代間ギャップが良い意味でサプライズを生むことがあります。

 

これまで、様々な年齢層の人々が集まるイベントや会場で演奏してきました。

そこでは、私たちの音楽が懐かしく感じる人もいれば、新鮮に感じる人もいました。

また、私たちの音楽が親しみやすく感じる人もいれば、刺激的に感じる人もいました。

 

このように、世代間ギャップから生まれた音楽が観客とのコミュニケーションに寄与することもあります。

 

今はカバー曲を中心としていますが、今後は60代の親父たちが得意とするジャンルと20代の若者たちが得意とするジャンルを組み合わせて、オリジナルなサウンドを作ることも視野に入れて頑張っています。

 

 

このように、世代間ギャップは「隠すのではなく、逆にアピールする」ことで、他のバンドと差別化も可能になります。

 

世代間ギャップを活かすためには、創造性が必要です。

バンドメンバーの年齢差は、音楽的な個性や特徴を生み出すチャンスでもあります。


まとめ ~シニア世代は未来を支えるメンターに~

私たちは『60代×20代』という特徴・個性を持ったバンドとして、これからも音楽活動を続けていきたいと思っています。

 

私たちは、世代間ギャップを抱えていますが、それは『バンドの個性』であって障害・デメリットでは全くありません。

 

シニア世代が若い世代と付き合うことは、社会全体にとって大きな価値があります。

 

若者たちは未来を切り拓くポテンシャルと新しいアイデアを持っています。ただ、それをどう開花させ活用するかが課題なのです。

 

シニア世代はその成長をサポートする重要な役割を果たすことができます。

 

 

シニア世代は、(良い意味でも悪い意味でも)豊富な経験と知識を若い世代に伝えることで、彼らの成長を後押しすることができます。

 

良きメンターとして、若い世代のロールモデルとなり、彼らの悩みや不安に寄り添うことが大切です。

近年、シニア世代の社会進出が進んでいます。しかし、若い世代とうまく付き合うことが難しいという声も聞かれます。

シニア世代と若い世代は、価値観や考え方が大きく異なるため、なかなか理解し合えないことがあります。

しかし、シニア世代が若い世代のメンターとして、彼らの成長を後押しすることで、両世代の理解を深めることができます。

藤井聡太は八冠、大谷翔平は大リーグのホームラン王に思う・・・どんだけ凄いねん、最近の20代!

藤井聡太七冠は、2023年10月11日に王座戦で勝利し、史上初の8冠を達成しました将棋にはほとんど疎い自分でも、これがどれほど凄いことかは分かります。

藤井聡太八冠達成の偉業は、将棋の特異性と独自性を考慮に入れると、その驚異的な成果がより一層際立ちますね。

■八冠達成の凄さとは
その1.
将棋は非常に高度な心理戦であり、超複雑なゲームであること。
一手につき約80通りの選択肢があって、次の手と進むにつれ数億通りの候補が上がるそうです!。これを自分の頭の中でシミュレーションして最善の手を繰りだす・・・言葉で言うと簡単ですが、どう考えても普通じゃない!。
これは将棋が持つ特異性の一つであり、この途方もない複雑さが藤井八冠の偉業をより印象的なものにしています。

その2.
将棋には「持ち駒」という独特のルールがあって、これは敵味方共通の駒を用い、敵の駒を取った後、自分の駒として再利用できるというもの。
このルールは戦略的な深みを増し、ゲームの可能性を大幅に広げる・・・ということですが門外漢の自分にはもう複雑すぎて理解不能!。

その3.
そして今回の八冠達成の真に凄いところは、すべての主要タイトルを同時に保持する・・・というまさに前人未到の偉業であること。
これは他のどんな競技にもない特異な成果であり、その困難さと希少性からも藤井八冠の偉業の大きさが理解できます。
このことから、藤井聡太八冠が達成した「八冠」は、将棋というゲームの特異性と独自性を考慮すると、その卓越したスキルと才能を示すもので、その偉業は計り知れないものです。
そしてこの偉業を達成したのがプロになってたった7年の若干21歳の若者だったことに驚かされずにはいられませんね。
そしてもう一人の超人。大谷翔平選手(29)の異次元の活躍と大偉業に関しては、もはや説明は不要ですね。 



■最近の若い者は本当に凄い! 

ここからは将棋を離れて、今時の若者!に関する私見です。

先の2人は、まだ20代の若者であり人生100年時代の5分の1しか人生経験がないことになります。筆者からすれば子供かひょっとして孫ぐらいの若輩(じゃくはい)世代です。

「最近の若い者は・・・」という言い回しは、従来は年配者が自分の若い時のことを棚に上げて(失礼!)若年世代を批判する常套句でしたが、今はまったく逆の意味に聞こえてくるようです。

最近の若い者には、本当に凄い奴がいっぱいいる!
 
■音楽の世界も同様に若く優れた才能が目白押し
筆者は現在60代半ばですが、今も音楽・バンド活動を続けています。
そのおかげなのか、音楽の持つ不思議な力なのか分かりませんが、60代の自分が20代のまさに超若いミュージシャン達と一緒にバンドを組んで音楽をやっています。
 自分自身、半世紀近くギターとドラムをやってきました。さすがにこれだけ長くやってると、そこそこの実力はあると思っています。

しかし、所詮私の実力って「そこそこ」なんですよね。

20代のミュージシャン達から感じるのはその恐ろしいくらいのポテンシャルです。
感覚的には自分が数年~10年くらいかかって到達したレベルに、彼らは1年もしくは半年くらいで軽々と到達してくる印象です。
実際10代(もっと若い!)のころから注目されるミュージシャンがYouTubeにはいっぱいいますね。特に女性ミュージシャンに逸材が多いなと感じます。

そのいずれもがすでに筆者のレベル(少なくとも演奏技術)を軽々とこえるもので、正直空恐ろしくなります。

 

■20代の凄腕ミュージシャンが輩出する背景

 

背景には音楽を学ぶ環境の変化が大きく、特に親の影響は無視できないと思います。

彼らはきっと親の考え方や生き方を見ながら、自分のやりたいことを見つけて言ったのだと思います。

そして親はそれを最善の理解をもってバックアップしてきたのではと思います。

 

そして、そうした環境以外に筆者はSNS、中でも動画主体のYouTubeの影響が彼らの長足の進化・成長に大きく寄与したと考えています。 

 

筆者の青春(10~20代)時代(数十年前!)に比べて、何が一番変わったか! 
それは我々の青春時代には想像もできなかったYouTubeという存在です。

遠い存在だった憧れのミュージシャンが動画でいつでも好きな時に観れる!。これだけでも物凄いこと、我々世代にとってはモチベーションは曝上がりです!。

 

40年前の筆者がまだ学生時代のころ。

レコードからカセットテープにダビングしたものを、擦り切れるまできき返して必死にコピーしたマイケル・シェンカーの-Rock Bottomー。※意味わかりますか??

 

本人がこの曲を弾いている映像を目にしたのはそれから何十年も後、YouTubeでした。

あれだけ必死にコピーして当時のバンド仲間に「完コピできた!」と気色ばんでたのに、実際の映像で見たシェンカーの弾き方やポジションは自分のものとは全く違うものでした!。

 

ショックやったなあ。。。(笑)

 

そうなんです。実際、今はこんな凄い映像が簡単に観れるんです!。

 

そして、ここからが重要なところ。

PCさえあれば、やりたい曲やコピーしないといけない曲のレッスンビデオをYou Tubeで探して、「いつでも、何回でも繰り返し、無償で学べる」というポイントです。

「動画によるよりリアルで具体的な学習・練習教材が無料で多数アップされている」ことで、上達のための「自分に合った選択肢」、「時間効率」、「学習精度」、「コストパフォーマンス」が格段に向上したと思います。

※私が敬愛する「SATSUMA3042」さんのYouTube。今もお世話になってます。

 

自分が「耳コピー」していた数十年前とはまさに隔世の感ありです。

しかし、このことは「耳コピー」を否定することでは決してありません。

時代が変わろうとも「耳コピー」の有効・有用性はなくならないと確信します。

 

datchg.hatenablog.com

datchg.hatenablog.com

 

 

話を戻します。
20代ミュージシャンが凄いのはもちろんそれだけが要因ではありません。
 先の藤井八冠ほどではないにせよ、20代のミュージシャンと付き合って感じることは彼らの音楽に対する一途さ真摯さ熱さです。 

 

■実力はあっても厳しい音楽の世界

 

音楽がやれるなら、仲間は同世代でなくても(オヤジでも)OKという若者は多いです。

理由は、現状の音楽を取り巻く環境、ひいては就職難にも原因があるように感じます。

 

先の通り、若手ミュージシャンのレベルは相当高いと思われますが、その反面音楽業界の様変わりもあり、ミュージシャンの需要が高まっているとは言い難いと思います。

 

華やかな世界で活躍できる人は本当に僅かしかいないのが現実で、多くは心ならず違う仕事についたり、アルバイトでしのぎながら世に出るチャンスを待つしかないのが現実のようです。

 

要するに才能や能力があっても、なかなか世に出れない(極端な場合、音大を卒業してもミュージシャンとして就職できず仕事に就けない)ケースが多いのではと危惧します。

 

コンピュータミュージック、DTM(古い!)の進化がより多くの人を音楽に目覚めさせたと感じる反面、リアルな演奏の重要性や楽しさ・面白さへの認識・理解が低下してきているような危機感を感じています。

 

 

微力ではあっても、「若い有望なミュージシャンがチャンスをつかんで夢を実現できる」ための一助になれたらとの思いも抱きながら、親父たちは音楽を続けています。

 

「上手いギタリスト」からもう一段「良いギタリスト」になるための5つの条件

「上手いギタリスト」と「良いギタリスト」の違い

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ギターを弾くことが好きな人は多いと思います。

そして誰もが「上手くなりたい」し「上手い!」と言われたいと思います。

 

筆者はかれこれ半世紀ギター(エレキ)をやっています。

自分が上手いか下手か・・・それは自分では良く分かりません。

ある時は「我ながらまあまあ上手い方かな!」と舞い上がったりすることもありますが、ライブで演奏がボロボロだったりすると「もうあかん!ギターなんかやめじゃ!」と自暴自棄になることも。

まあ、大体こんな繰り返しですが、それでも50年もやってればある程度までは弾けるようになります。

 

そういうギター歴だけは長い筆者ですが、そうした経験の中でギタリストには、「上手いギタリスト」と「良いギタリスト」の2つがあると思うようになりました。

一見同じように思いますが、自分の中での定義はこのようになります。

 

「上手いギタリスト」・・・テクニックに優れるが表現力に乏しく没個性的

「良いギタリスト」・・・テクニックは表現するための手段であり極めて個性的

 

というわけで、筆者も若い時はひたすらテクニック(速弾きなど)に憧れ、練習もしましたが、還暦をとうに過ぎた今は(指が動かないこともありますが)

 

・早く弾くことより、ゆっくりでも正確に弾く

・たくさん音を鳴らすより、少なくても効果的に音を鳴らす

 

つまり、見かけの派手さやテクニックよりも、どうすればよりエモーショナルなギターが弾けるかに興味が移ってきました。

 

つまりどうすれば自分の考える「良いギタリスト」になれるのかを探っているということです。

 

しかし、長くギターを弾くだけで、「良いギタリスト」になれるでしょうか?

「良いギタリスト」とは、どんな人なのでしょうか?

 

結論的に言えば、筆者的には

「良いギタリスト」とは、単に技術的に上手いだけではなく、音楽的に感性や表現力が豊かで、聴く人に感動や共感を与えることができる人です
「良いギタリスト」とは、自分のスタイルや個性を持ち、常に成長や挑戦を続けることができる人です

 

「良いギタリスト」になるための5つの条件

では、「良いギタリスト」になるためには、どんな条件が必要なのでしょうか?

今回は、筆者が考える「良いギタリスト」になるための5つの条件と、それぞれの具体的なアプローチの仕方を紹介します。

 

 

 

1.自分自身の強みやスタイルを知る

「良いギタリスト」になるためには、まず自分がどんな個性や適正(好み)を持っているかを自分自身で知ることだと思います。

そのうえで、まずやるべきは「自分が理想とするギタリストを決めてひたすら技術や技を盗む(真似ぶ・学ぶ)こと」です。

最初は色々なギタリストを聴きかじってみたら良いと思います。

ありがたいことに最近はYouTubeでほとんどと言っていいくらいギター解説動画がアップされています。中にはプロ本人の解説動画もあるくらいですから、チャレンジするハードルはグッと下がってきたなと思います。

 

とにかく、気に入った曲やソロがあれば徹底的にコピーしてみましょう。

耳コピーから始めるとなると大変ですが、先も言った通りYouTubeを探せば幾つも教則ビデオや「~弾いてみた」ビデオが見つかるはず。

その中からセレクトしてひたすら練習することを勧めます。

 

・手癖フレーズやタイミング、ソロの展開パターンが身についてくる

・手癖が分かってくるとコピー時間が短縮でき、パターンの引き出しが増える

・アドリブパターンを理解・消化できたら自分流のアドリブができるようになる

 

思い切って行ってしまうと、どんなに長い複雑なアドリブであっても、構成的には幾つかの手癖の組み合わせだということです。

 

その意味でも手癖(というかパターン)の引き出しを多く持っておくことが大事です。

そのパターンにリズムの変化や弾き方(オルタネント・レガート・タッピングなど)のバリエーションを加えることで、よりオリジナリティに溢れた演奏が可能になります。

 

筆者自身は、E・クラプトンのCREAM時代の名盤(LIVE CREAM.VOLⅡ)から多くを学びました。半世紀以上前の演奏ですから、現代の超テクニカルなギターを想像すると、少しがっかりする方もいるかもしれません。

しかし、ここにはエレクトリックギターの基礎的なテクニックとブルースギターのエッセンスが凝縮されており、決して古さは感じさせません。

併せてライブ演奏ならではの即興性やベース・ドラムとのある種バトルのようなスリリングな緊張感を感じます。

このアルバムではありませんが、数ある名演のなかでも、R・ジョンソンのブルースナンバーを最高にスリリングなロックナンバーに生まれ変わらせた「Crossroads(十字路)」は未だにロックギタリストのバイブルだと信じています。

 

 

こちらも併せて読んで欲しいです。

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2.多様な音楽・楽器を吸収(インプット)し、自分のスタイルで表現(アウトプット)できる

 

 

・聴く・・・クラシック・ジャズ・ポップスなんでも良いと思ったら聴く

・触る・・・ギター以外の楽器にも挑戦してみる

・交わる・・・音楽仲間と交流を持つ(SNS、セッション・飲み会なんでも)

 

「良いギタリスト」になるためには、多様な音楽に触れることも大切です。

多様な音楽に触れるということは、自分の好きなジャンルやスタイルだけではなく、他のジャンルやスタイルの音楽も聴いたり、演奏したりすることです。

多様な音楽に触れることで、自分の音楽の幅や深さを広げることができます。

 

 

またギター以外の楽器を経験することもとてもためになります。

筆者はドラムも少し触りますが、ギターとは全く違ったアプローチのため同じ曲であっても、ギターとドラムではリズムやグルーブ感があきらかに違います。

言い換えれば、お互いの違いを意識することで逆にコラボレーションの面白さや奥深さに気付けるメリットがあります。

 

様々な人と音楽を共有する。自分だけで音楽を楽しむだけではなく、様々な人と音楽を共有してみましょう。例えば、ライブやセッションに参加したり観覧したりすることです。様々な人と音楽を共有することで、音楽のコミュニケーションやインスピレーションを得ることができます。

 

3.自分のオリジナリティを出す

「良いギタリスト」になるためには、自分のオリジナリティを出すことも大切です。

というか、このオリジナリティが一番重要かもしれません。

自分のオリジナリティを出すということは、自分の個性や特徴を音楽に反映させることです。

自分のオリジナリティを出すことで、他のギタリストと差別化することができます。

自分のオリジナリティを出すためには、以下のことを心がけましょう。

 

  • 既にあるギタースタイルを真似つつ、視点を変えたり、アプローチをかえたりすることで新しさを見出す。最初から完全にオリジナルなモノはあり得ないので、既に誰かが表現したものを自分らしく再構築する姿勢を持つ。

 

  • 自分の得意なテクニックや特徴的なフレーズを知る。自分の得意なものや特徴的なものを見出して活かす方法は、自分自身の演奏を分析したり録音したりすることです。自分の得意なものや特徴的なものを活かすことで、自分の強さや魅力を発揮することができます。

 

  • 最終的に自分のこうなりたい目標を見つける。自分の好きな人や影響を受けた人は、自分のオリジナリティのモデルです。こうありたい目標を聴いたり見たりしながら自分なりのアプローチや方向性を確立すること。

 

4.自分の音楽への評価を確認する

・「良いギタリスト」になるためには、自分の音楽に自信を持つことも大切

・自分の音楽に自信を持つということは、自分の音楽に誇りや責任を持つこと
・自分の音楽に自信を持つことで、他の人の評価や批判に動じなくなる

 

 自分の音楽に自信を持つためには、以下のことを心がけましょう。

  • 自分の音楽を楽しむ。自分の音楽を楽しむことが、自信の源です。自分の音楽を楽しむことは、自分の音楽に対する情熱やモチベーションを高めることです。

 

  • 自分の音楽を外に発信する。自分の音楽を発信することは、自信の証です。ライブやレコーディングをSNSなどで公開することです。自分の音楽を発信することで、自分の音楽に対する責任や覚悟を持つことができます。

 

  • 自分の音楽を評価する。自分の音楽を評価を知ることは、次のステップに向かうためには必須です。良い評価をもらえるに越したことはありませんが、仮に厳しい評価であっても、自分では気づかなかった問題点・課題を知り改善することができます。自分の音楽を正しく評価することで、自分の音楽に対する誇りや満足感を持つことができます。

 

5.常に挑戦し続ける

「良いギタリスト」になるためには、常に挑戦し続けることも大切です。常に挑戦し続けるということは、自分の音楽に満足せずに、新しいことに挑戦することです。常に挑戦し続けることで、自分の音楽の可能性や未来を広げることができます。常に挑戦し続けるためには、以下のことを心がけましょう。

 

  • 自分に目標や課題を設定する

  • 自分の限界に挑戦する

  • 自分の失敗に学ぶ。

 

  • 自分に目標や課題を設定する。目標や課題設定は、挑戦の動機です。設定方法は、現状や理想、希望や夢などから導き出すことです。例えば、「ある曲を完璧に弾く」「目標とするアーティストと共演する」「コンテストに入賞する」などです。自分に目標や課題を設定することで、自分の音楽に対する向上心や野心を持つことができます。

  • 自分の限界に挑戦する。自分の限界とは、自分の苦手なことやできないことに取り組むことです。例えば、「難しい曲を弾く」「違うジャンルの音楽を演奏する」「オリジナルの曲を作る」などです。自分の限界に挑戦することで、自分の音楽に対するスキルや知識、経験を増やすことができます。

  • 自分の失敗に学ぶ。失敗に学ぶことが、挑戦の成果です。失敗に学ぶとは、自分の失敗の原因や教訓を分析し、改善策や対策を考えることです。例えば、「弾けなかった部分を練習する」「演奏中に緊張しないようにする」「作曲中にインスピレーションを得る方法を探す」などです。自分の失敗に学ぶことで、自分の音楽に対する問題解決能力や創造力を高めることができます。

 

まとめ

 

 

以上が、「良いギタリスト」になるための5つの条件と、それぞれの具体的なアプローチの仕方です。

これらの条件は、すべて同時に満たす必要はありません。

自分のペースやスタイルで、少しずつ取り組んでみてください。

そして「良いギタリスト」を目指してください!

 

 

堺ブルースフェス2023に出演してちょっと残念に感じたこと

 

・今年も堺ブルース・フェスティバル2023に参加

 

 

堺ブルース・フェスティバル2023.に参加しました。

今年は9月17日(日)、18日(月・祝)の2日間の開催でした。

私は2日目の18日に出演しました。

 

演奏会場の全容は堺市役所前の屋外メインステージ【①・②】と③~⑨の計9箇所。

 

フェスとしては天候にも恵まれ、観客動員も多くてひとまず大成功と言える結果だったようで、来年も同じ時期の開催を予定しているようです。

 

素晴らしい演奏やカッコいいパフォーマンス、普段接することのあまりないジャンルの音楽との出会い、懐かしい友人との再会・・・などなどライブならではの驚きや感動を感じることができて良かった。

 

全ての演奏を観ることはできませんが、少なくとも友人・知人のバンドを間近に見る絶好の機会になり充実した時間を過ごせました。

 

・フェスに参加して感じた少し残念だったこと

しかし、開催者・出演者・観客全てが納得できた内容だったか、何も問題点や課題はなかったのか・・・と言えば甚だ疑問が残りました。

今後の為にも、そのあたりを検証・総括する必要があると思いました。

 

音楽フェスあるある?というか、ここからは私見です。そのつもりで聞いてください。

 

①.バンドとお店(会場)のミスマッチ

②.時間配分に無理がある

③.馴染みバンドと新参バンドで店の対応が変わることも!

④.トイレと喫煙場所も事前にアナウンスを

 

 

①.バンドとお店(会場)のミスマッチ

当日は天気も良く(というか暑すぎた(;^_^A)、人手も多く盛況だったと思います。

私が出演したのはメイン会場から少し離れた集合ビルの3階のお店でした。

 

もともとJAZZ Barのお店のようで、店自体こじんまりとして細長い形状でした。普段はしっとりとしたジャズを楽しむ店なのでしょう。

我々のような大音量&大人数のROCKを演奏するバンドは少ないのか、セッティングにもかなり手間取りました。

 

アンプもジャズ系のギタリスト向けなのか小型のあまり音楽スタジオでは見ないタイプ、ドラムも比較的小口径で、やはりジャズ演奏を想定していると感じました。

 

バンドと会場(お店)のミスマッチ!            ジャンルに合った会場確保が課題!

 

ただこれは簡単な話ではない。実は昨年出演した時の会場が今年は外されていました。

スペース的にも余裕があって、大音量のロック系バンドには打ってつけの会場でしたが、なぜか今年はそこが会場から外れていました。

 

何があったのか、理由は知る由もないですが結果的には大人数や大音量のロック系バンドがやれる会場が制限されることになったのは事実だと思います。

 

事務局の会場探しが大変なことは容易に想像できるし、その努力にも頭が下がりますができれば音楽ジャンルに相応しい広さや設備の会場をセレクト願いたいところです。

 

②.時間配分に無理がある

14時の出番はストーンズのカバーバンドでした。

ボーカル、サックス2管、Wギター、ベース、ドラムの7人編成。演奏時間は前バンドからの転換込みの30分厳守!。時間との勝負です。

 

これは事前から分かっていたことですが、狭い店内に客が溢れており演奏が終わってもすぐにお客さんが引かないので、店内に大人数が滞留。

そんな状況では前のバンドが人混みをかき分け楽器を片付け、控え室に戻るにも数分が掛かります。

 

次のバンド(私たち)はそこからセッティングすることになるので、あっという間に持ち時間の30分のうち10分近くを使ってしまいます。

 

そしてやっとセッティングにかかると、ギター2人がアンプに大苦戦!。音が鳴らない、ハウリング、音がもこもこする・・・など普段音楽スタジオで使うアンプとは全く異なるアンプにトラブル続出。おまけに前のバンドのメンバーが我々がセッティングしてる最中にステージに忘れ物探しに来るし・・・。

 

ステージも狭く、全員の立ち位置を決めるのに一苦労。(7人!ですから)ベースはアンプから遠い位置になって自分の音が聴こえず演奏することに・・・等々。

 

結局演奏が始まったのは規定時間14時を10分以上過ぎてから。ある程度、時間を喰うことは予想していたので、セットリストをトータル20分弱にしていたので、なんとか間に合うかと思っていましたが、予想以上のトラブルに見舞われて全員ピリピリでした。

 

バンドの入れ替えの転換時間は流動的!            店サイドでお客の誘導とセッティングに配慮を!

          

③.馴染みバンドと新参バンドで店の対応が変わることも!

セッティングでやたら時間を喰ってしまい、演奏開始まで10分以上かかってしまい、肝心の演奏時間がかなり短くなって、演奏にも焦りがでてきます。

こんなこともあろうかと、20分程度の短めのセットリストにしてはいましたが、本番でのトラブルはやはりメンタルにも影響しました。

私はドラムだったので、スタッフとのやり取りは見えなかったのですが、前列にいたメンバーに後で聞いたところ「ずっと怪訝な顔で急かされ、始まったら音がデカい!とクレーム言われ、演奏を楽しむ様子はなく耳をふさいで時計と睨めっこ・・・挙句の果てに演奏途中に時間です、演奏終了!って・・・ほんまにやりにくかった。」と。

応援に来てくれたお客さんも「前のバンドにはタイムアップせずに時間ずれ込んでも何も言わず。。。なんでうちだけ目の敵みたいに・・・」

こうゆうことって現実にはありますよね、残念なことですが。

 

セッティングに手間取るのは当然自分達にも非があります。事前準備の不足や段取りの悪さ、経験の無さ・・・等々十分反省・自覚すべきだと思います。

しかし、やはりそうした場合にこそスタッフさんの応援・ヘルプが必要になると思われます。ギスギスした空気や雰囲気の中では決していい演奏はできません。

 

そして最終的には時間オーバーで演奏中にテロップを出されて半ば強制終了させられる羽目に。。。なんとも納得いかない消化不良なライブになってしまいました。

 

染みであろうが新参であろうが対応は平等に!            演者とお店が一緒になって作り上げるフェスに!

 

殆んどのスタッフさんは献身的で一生懸命でした。ほんとうに音楽が大好きなんだということが伝わってきました。

ですから先のようなスタッフさんは例外だと思います。単に時間が押してイラついていただけなのかもしれません。

しかし、我々にとってその印象はずっと残ってしまいます。できればいい思い出で終わりたいと切に願います。

 

④.トイレと喫煙場所も事前にアナウンスを

実はこれも結構トラブルになりそうなポイントでした。

特に女性はトイレ探しに困ってました。私がいた会場(お店)にはもちろんトイレはあるのですが、観客席の奥であったり演奏が始まると移動が難しかったり・・・で見に来てくれた友人の女性やメンバーの女性も困っていました。

パンフレットにWCの場所を記載するなどの配慮があっても良かったかも。

 

禁煙を矯正するつもりはありませんが、吸う人と吸わない人との間のエチケットとして喫煙場所をいくつか設定するくらいの配慮があっても良いと思いました。

 

まとめ

※写真とブログのお店は関係ありません

 

つい愚痴っぽい内容になってしまいましたが、やはり音楽フェスは主催者・演者・観客が一緒になって盛り上げるものだと思います。

だからこそ、些末なことだと無視せずに一つ一つ解決・善処することが次に繋がるのではないでしょうか。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

シニア世代こそライブハウスに出かけよう|ライブハウスには刺激がいっぱい

 

ライブハウスといえば、若者が集まる場所というイメージが強いかもしれません。

しかし、最近ではシニア世代もライブハウスを楽しむ人が増えているようです。 

ではライブハウスにはシニアにとってどんな魅力やメリットがあるでしょうか?

今回は『シニアにとってのライブハウスの魅力』について紹介します。

 

ライブハウスの魅力

ライブハウスは、若者だけが楽しめる場所ではありません。

シニア世代にも、ライブハウスを楽しむ要素はたくさんあります。

 

1.生演奏ならではの熱気と迫力

2.いろいろなジャンルの音楽が楽しめる

3. 値ごろな価格で音楽を楽しめる

4. 音楽好きの人と出会える

5.日常から離れて非日常を楽しむ


1.生演奏ならではの熱気と迫力

ライブハウスの魅力の一つは、何と言ってもライブそのものの迫力です。

ライブハウスでは、CDや配信では味わえない生の音と熱気を体感することができます。

アーティストの息遣いや汗、感情がダイレクトに伝わり、より音楽を楽しめます。

無論プロアーティストのようなテクニックや洗練されたパフォーマンスは望めませんが、アマチュア(ほとんどがアマ!)ならではの一生懸命さ、手作り感やぎこちなさも、ある意味魅力です。

 

2.いろいろなジャンルの音楽が楽しめる

多くの場合、ライブハウス独自のブッキング・イベントが中心になります。そこでは、ロック、ポップス、ジャズなど、さまざまなジャンルの音楽が楽しめます。

事前に調べて自分が興味ありそうなイベントに出かけるのが良いと思います。

それにここだけの話、当然”当たり外れ”はあります!。もし聴きたくないバンドの場合は気兼ねなく席を立って失礼するのもあり。これもメリット(?)です。

ただし、なるべくタイミングを見計らい目立たないように席を立つ配慮は必要です。

 

3. 値ごろな価格で音楽を楽しめる

一般的にライブハウス自前のイベント(2~3バンド出演)の場合、来場者は来店時に1500~2000円(ライブチケット+1ドリンクなど)を支払います。追加で飲食する場合は、都度キャッシュになることが多いです。

プロのコンサートなら当然この5倍から10倍はします。もちろんそれだけの価値はあるんですが、そうそう頻繁に行けるものではありません。

また最近はチケット購入もアプリやネット経由での販売が主流なので。IT音痴が多いシニアにはこれだけでも高いハードルになります。

 

その点、ライブハウスは値段がリーズナブルで、特に前売りもなくふらっと出かけて気楽に楽しめるのがメリットです。

シニアにも優しいシステムだといえるでしょう。

 

4. 音楽好きの人と出会える

ライブハウスには、年齢性別関係なく音楽好きの人たちが集まります。

多くはLivE &Barといったアルコール&飲食を提供するお店なので、アルコールも手伝って普段より気持ちも行動もおおらかになります。

同じアーティストやジャンルが好きな人と交流することで、音楽の楽しみ方が広がったり、新たな出会いが生まれたりすることもあります。

 

5.日常から離れて非日常を楽しむ

ライブハウスは、日常生活とは異なる空間です。

そして、この非日常に自分自身を置くことがとても新鮮で大事なポイントです。

大ホールやコンサート会場ほどではないにしても、ライブハウスは概ねスポットなどの照明設備や大音量のOA設備といった音響設備を備えています。

そうした環境でアーティストのパフォーマンスなど普段の生活では体験できないような空間に身を置くことで”心身のリフレッシュ”や”新しい視点への気付き”が得られます。

 

 

ライブハウスは、単に音楽を楽しむ場所ではなく、人生を豊かにしてくれる場所

 

楽しむためのポイント

シニア世代がライブハウスを楽しむためには、いくつかのポイントがあります。

 

ライブハウスの雰囲気に慣れる

ライブハウスは、若者が多く、盛り上がりやすい場所です。

初めて行く時は、少し緊張してしまうかもしれない。

まずは、知っているアーティスト・友人のライブや、入りやすい雰囲気のライブハウスから参加してみるのがおすすめです。

誰か友人を誘って一緒に行くようにすると、不安も減って気持ちも楽になるでしょう。

 

ライブハウスのルールを守る

ライブハウスには、暗黙のマナーやルールがあります。

・近所迷惑になる騒音やごみは出さない

・あからさまな場所取りはしない(席は自由)

・勝手に撮影や録音はせず、事前に店に確認する

マナーを守って、他のお客さんやアーティストに迷惑をかけないようにしましょう。

 

 

心から非日常のひと時を楽しむ

 

音楽は世代を超えて人々を結びつけ、幸福感を提供してくれます。

シニア世代こそ、若いころのようにライブハウスで盛り上がるべきなのです。

シニアこそ、心から音楽を楽しむべきです。

 

 

最後に

 

ライブハウスの楽しさ&メリット5つを紹介しました。

 

1.生演奏ならではの熱気と迫力

2.いろいろなジャンルの音楽が楽しめる

3. 値ごろな価格で音楽を楽しめる

4. 音楽好きの人と出会える

5.日常から離れて非日常を楽しむ

 

いかがだったでしょうか?

もしあなたがまだライブハウスに足を踏み入れたことがないのであれば、ぜひ一度行ってみてください。

 

新たな体験が待っているかもしれません。

そして、音楽の力を感じて、ライブハウスで若々しさと活力を取り戻しましょう!  

上手い下手だけでは判断できない! カバーバンドの面白さ・聴きどころ

プロミュージシャンの演奏は、テクニックや高い表現力で聴く者を魅了します。

 

しかし、アマチュア主体のカバーバンドには、オリジナルとは異なる魅力があります。

カバーバンドを評価するとき、上手い下手だけで判断するのはフェアではありません。

この記事では、カバーバンドの素晴らしさと、その聴きどころを紹介します。

 

第1章: カバーバンドとコピーバンドは何が違う

・カバーバンドとコピーバンドの違い

この2つに厳密な違いや定義があるかどうか・・・正直、良く分かりません。

そこで筆者なりの見解を述べてみます。違いは、大きく2つ。

 

【アレンジの有無】

コピーバンドとカバーバンドは、アレンジの有無が最も大きな違いです。

 

コピーバンドは、原曲を忠実に再現することを目的とし、アレンジは基本しません。

カバーバンドは、独自解釈による楽曲表現を目的としており、アレンジを加えます。

 

【演奏力・再現性】

アレンジの有無によって、演奏難易度やメリット・デメリットも異なります。

 

コピーバンドは、原曲を忠実に再現演奏するため、比較的高い演奏技術が必要です。

しかし、原曲の魅力を聴衆にダイレクトに伝えることができます。

カバーバンドは、実力を加味してアレンジするため、コピーバンドよりは演奏技術の要求は低くなります。

しかし、聴衆の好みや反応によってはアレンジが受け入れられない場合もあります。

しかし・・・最初に述べた通り、コピーバンドとカバーバンドの境界線は明確ではありません。コピーバンドでも、原曲に忠実に演奏するために、わずかなアレンジを加えることもあります。また、カバーバンドでも、原曲の雰囲気を残しつつ、自分なりのオリジナル性を出すために、アレンジを加えることもあります。

このブログでは、上の違いを踏まえた上で、

カバーバンドとは、『メジャーな楽曲を演奏し、リスペクトを持ってオリジナルアーティストの曲を独自解釈して再現する音楽グループ』と定義します。

 

・カバーバンドの面白さ

カバーバンドの多くは、オリジナル楽曲をリスペクトしつつ、自分たちの力量や個性を踏まえ、独自の解釈(アレンジ)を加えて演奏することで、曲の新たな魅力を引き出そうとします。

 

しかし、それが聞き手に”面白い”と映るか”つまらない”と聴こえるか・・・はやってみないと分かりません。

しかし、少なくとも彼らは親しみやすく、観客とのコミュニケーションを大切にし、メジャー・バンドとは違ったアプローチで観客を楽しませようと努力します。

 

第2章: 上手い下手の先にあるもの

 

・テクニカルな腕前だけでは足りない

バンドの各メンバーが相応の実力を持っていることは当然重要ですが、それ以上に感情を伝える力が求められます。

 

オリジナルアーティストの楽曲は彼ら自身の感情を込めて制作されていますが、カバーバンドはそれを自分たちのスタイルで表現しなければなりません。

そのため、オリジナルに負けないくらい感情を込めて演奏する能力が必要です。

 

・カバーバンドの個性

カバーバンドが魅力的であるためには、オリジナリティを持つことが大切です。

そのためには楽曲のアレンジやカスタマイズを通じて、独自のスタイルを打ち出すことが何より重要で、他のバンドとの差別化にもなります。

 

これにより、同じ曲を演奏してもバンドごとの個性や新たな魅力を発見できるのです。

 

第3章: 聴きどころと楽しみ方

 

・カバーバンドの魅力

カバーバンドを楽しむための2つのポイントを紹介します。

 

・バンド独自の曲解釈に耳を傾ける

カバーバンドの面白さのひとつは、先述の通り、多くの場合オリジナル曲とは違ったアレンジで演奏されることです。

そのため、オリジナルとは違った印象や響きなど新鮮な魅力を感じることができます。

メンバーそれぞれの個性を生かしたアレンジも、カバーバンドならではの楽しみです。

 

・ライブならではの臨場感を楽しむ

カバーバンドはアマチュアがほとんどなので、自主制作のCDなどを作成している場合を除けば、基本的に観客と触れ合う場はライブが中心になります。

したがって”ライブで映える・受けるパフォーマンス”を念頭に置いて曲をアレンジすることが多いです。

その結果、良いバンド(上手いバンドではない!)の演奏を聴くと、観客との一体感や、メンバー同士の息の合った演奏など、ライブならではの醍醐味を堪能できます。

また、ライブでしか聴けない趣向を凝らした演出もアマチュアならではの魅力です。

 

結論

カバーバンドの真価は、上手い下手だけでは測れません。

彼らはオリジナルアーティストの楽曲を通じて、独自の魅力と個性を発揮します。

 

カバーバンドの音楽を楽しむ際には、感情を伝える力やオリジナリティ、ライブの臨場感に注目し、その魅力を最大限に堪能しましょう。

 

おわりに

カバーバンドの聴きどころは、楽器の演奏技術、歌唱力、バンドの一体感です。

カバーバンドの多くは、プロのバンドとは比べ物にならないほど、楽器の演奏技術や歌唱力が高いわけではないかもしれません。

しかし、彼らは、練習を重ねて、自分の持ち味を最大限に活かした演奏をします。

その努力や熱意が、観客の心に響くのです。