バンドを長く続ける秘訣はなんでしょうか?
その事を考える前に、逆にバンドが続かない原因とはどんなものでしょうか・・・
- まとめ役(調整役)の不在
- 考え方や方向性の違いが顕在化し不信感が蔓延
- メンバーが脱退して補充ができない
- ライブができずモチベーションが下がる
他にも色々原因はあるとは思いますが、自分が考える要因は経験上大きく上の4点に集約できるのではと考えます。
従ってこれらのマイナス要因を是正もしくは回避することがバンド存続の鍵になるのではないでしょうか?
1.まとめ役(調整役)の不在
メンバーの数が増えるほど練習日やライブ日程の調整が難しくなります。
仮にライブのオファーがあった時や練習日を決める際には、速やかに全員のスケジュール確認・調整が必要ですが正直これが想像以上に大変!。
出演オファーをいただけるのは大変ありがたいので、できるだけOKの返事を速やかに行うため、速やかにメンバーに都合を確認します(グループLINEの活用)が返事の早い人となかなか既読にならない人が必ずいます。
時間がかかっても最終的に全員OKならばまだ良いのですが、時間だけかかって結局出演を辞退せざるを得ない場合など、オファーしてもらったライブハウス等に無為に時間を過ごさせることになり申し訳なく、かつ次回以降のオファーにも悪影響が出ることも考えられます。
辛抱強くメンバー間に連絡を取って調整してくれるまとめ役がいてくれたとしても、中々大変な作業です。これがもし決まったまとめ役(調整役)がいないバンドならどうでしょうか?。
「まとめ役は正直損な役回りです。しかしまとめ役がいなければバンドは身動き取れず、結果メンバー間に不信感だけが残って空中分解・・・になってしまうこともあるかもしれません。」
(対策)
・まとめ役が必要なことを全員が理解する
・情報交換を密にし放置せず確認する癖をつける
・まとめ役の決定を尊重し納得して従う
2.考え方や方向性の違いが顕在化し不信感が蔓延
最初は同じ趣味嗜好で集まっても時間が経てば次第に考え方や方向性に違いが出てくることは想像できます。個人の趣味・嗜好を云々することはできませんので、そうした場合には一度立ち止まって、全員での話し合いが必要になります。このように定期的にざっくばらんな話し合いの場をもつことで、良い意味の”ガス抜き”ができ不信感を払拭することに繋がると思います。
バンド(ソロではないユニット)の場合、自分一人では何もできないですが一方で自分がいなければバンド自体も成立しない関係にあります。
"One for all,All for One"の精神はここでも生きているのです!
単に自分のやりたいことだけを押し付けるのではなく、逆にメンバーのやりたいことを察知して進んでフォローする、してあげれることに楽しさや喜びを見いだせれば素晴らしいと思います。
またどうしてもやってみたい曲やジャンルが現在のバンドでは実現しづらいとメンバーが悩んでいる時は、他のバンドでの活動も残りのメンバーが理解・応援する度量も必要ではないでしょうか。その方が本人にとってはストレスが解消されてまた新しいモチベーションアップにつながることも期待できると思います。私自身もこれから立ち上がるバンドを含めて4つのグループに在籍していますが、それぞれジャンルも違えば目指す方向性、そこでの自分の役割(担当楽器だけでない!)も異なるため新鮮な気持ちで臨めます。
(対策)
・定期的に率直に話し合う場(飲み会可)を設ける
・他のユニットでの活動も積極的に容認・理解する
・メンバーが楽しいなら自分も楽しいと考える
3.メンバーが脱退して補充ができない
個人的事情などでバンドを離れるメンバーが出たときに変わりのメンバーが見つからず、やむなく活動停止になることもあります。アマチュアの場合、会社勤めの人も多く急な転勤や職務の変化でバンドが続けられなくなることもあるでしょう。これは仕方のないことですが、残ったメンバーにしてみれば新メンバー探しをすることになります。
でもなかなか思うようなメンバーを見つけるのは簡単ではないでしょう。ライブが決まっている時などはなおさら焦ります。では、どうすればいいか?
当面は下記のような対策を並行して行うことになるでしょう。
(対策)
・新たにメンバーを募集する(バンド紹介映像添付)
・バンドやライブハウスの音楽仲間から情報収集する
・当面知り合いの中からできそうな人にヘルプを頼む
・補充が難しい場合はバンドの方向性を再考する
4.ライブができずモチベーションが下がる
コロナで1年半近くライブができない状況が続いたことから、私の所属するバンドも少しギクシャクした雰囲気になり一時はバンド存続も危ぶまれるような状態でした。
しかし1年半ぶりにライブができることになり、久々に力の入ったスタジオ練習をこなして念願のライブ!。結果はお客さんものりのりの最高のパフォーマンスで全員が大満足で終わることができました。
「やはりライブの魅力は凄いな!と改めて実感しました」
ではどうすれ定期的(優先的?)にライブオファーを獲得できるのか?
(対策)
・オファー頂いたライブハウスに感謝と満足の意を伝える
・オファーの返信は速やかに丁寧に行い好印象を与える
・普段から客としてもライブハウスに足を運び信頼を得る
・来客動員努力をしつつ、お店に貢献する姿勢を示す
バンドとライブハウスは”持ちつ持たれつ”の関係でどちらか一方が優位にあっては関係性が長続きしません。”親しき中にも礼儀あり”の精神で-共存共栄-を目指すべきだと思っています。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。