音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

【成果検証】「あがり症」を克服!ライブ奮戦記

今回は前回の「あがり症」克服法についての続編?になります。(下記)

 

datchg.hatenablog.com

 

■「あがり症」克服法の実践

何事も机上の空論ではなく、実践を伴ってこそ真価が問われるものですよね。

前回「あがり症」克服なる大それたテーマを選んだのも、自分を含むバンドメンバー全員がかなりの「あがり症」であり、それ故になかなか納得いくパフォーマンスができないことが発端です

そして、つい先日(先のブログアップの翌日!)久々にライブを敢行。

そこで自分なりに先の克服法を実践してみました!。果たして効果はあったか??

 

結果は・・・私自身ほとんど緊張せずにやれました!!

 

ホンマですよ(笑)。自分としては珍しいほど緊張せんかった!

以下は、その報告です。

 

■ライブ開演

ひとまず、前回ブログのおさらいです。

【本番ライブ時の留意点】

■できるだけ自宅練習のリラックスした自分を思い出す

①ステージでは誰か一人に向けて演奏する気持ちで

②とにかく笑顔で楽しそうにやる

③歌詞が覚えられない不安があるくらいなら最初から歌詞カードを用意する

④いつでも横に頼れるメンバーがいるという信頼感・一体感をお互いに持つ

⑤間違えてもいいじゃん!という開き直りも大事

 

当日は日頃からお世話になっている大阪・大正区のライブハウスさんで、我々を含む3バンドの共演。1つは知己のバンド、1つは初めて共演するバンドでした。

我々の出番は真ん中の2番目!。できれば1番目が良かったんですが、こちらの勝手も言えません。

そして17時半、定刻に最初のバンドがスタート!。リーダー&ボーカルの飄々としたMCが一気に場を和ませる。さすがや!。

演奏もタイトで良い感じ、声も良く出てる!。以前あるイベントで共演した時より明らかにリラックスできてて、良い出来!。自分の出番ギリギリまで楽しめました。

 

そして18時半!。いよいよ我々の出番です。

今回もCREAMのトリビュートバンド(親父3人組)です!。

さて、”本番ライブでの留意点” をどこまで実践できるかな。。。

 

 

では、ここからは客観的に個別に検証していきましょう(笑

 

①ステージでは誰か一人に向けて演奏する気持ちで

通常、本番の客入り前に各バンドが大体10~20分程度のリハーサルをやります。当日のセッティングの確認や出音のバランス確認が主な目的です。

この時、自分のバンドのリハーサルが終わるとさっさと退出してしまう人もいますが、できるだけ共演バンドのリハーサルも観るようにしましょう。一人のオーディエンスとして良い演奏だと感じたら拍手もあり!。褒められて嫌な人はいません!。

共演バンドはある意味”ライバル”かもしれませんが、一方で音楽とバンドを愛する仲間でもあります。仮に初対面でも話をすると共感する部分も多い。知己のバンドならなおさら気心が知れてるので、ライブが始まると自然とお互いが応援団になってしまいます(笑)。

すると共演バンドの応援で来ているお客さんも一緒になって(初めて見る)我々にも熱いエールを送ってくれたりします。これはステージからでもひしひしと感じます。

今回もいつも我がバンドの応援に駆けつけてくれる友人たちは勿論ですが、一番前に陣取ってたカップルさん(最初のバンドの知り合い:私は2番目が出番)とアイコンタクトとりながらリラックスしてやれました。

共演バンドとの良いコミュニケーション作りが、お互いのライブ成功には不可欠ですね!

②とにかく笑顔で楽しそうにやる

笑顔は心の余裕から生まれるもの。先のバンドのMCが面白くて、一曲終わるごとに会場が笑いに包まれます。特に凄いこと言ってるわけではないし、それどころか若干滑り気味(笑)。でもそれに観客が良い感じで野次を被せてくれるという言葉のキャッチボール!。これで一気に場の雰囲気が和んで肩の力が抜けます。

 

ライブってMC(しゃべくり)込みで雰囲気や流れを作るもんだなと実感

 

そこで今回はMCを自分が担当しました。いつもは淡々と、演奏~おおきに!~演奏 のなんとも~愛想のない~ステージ進行でしたが、曲間に短いしゃべくりやら曲紹介を入れることで、不思議に落ち着きが出て、いつもよりお客さんとの距離が縮まったと感じました。

実際にあとで演奏を聴き返してみると、ライブではいつも走り気味の演奏が、今回は幾分ゆっくりとしたテンポで演奏出来てました。曲の間のインターバルを取ることで、落ち着きと余裕が生まれたのかもしれません。

曲間のMC(おしゃべり)もお客さんとの良いコミュニケーション作りのためには重要ですね!。「来てくれてありがとう!」の気持ちを素直に伝えるべきですね💛

 

③歌詞が覚えられない不安があるくらいなら最初から歌詞カードを用意する

曲順と歌詞カード(A4のファイル)を歌詞スタンドに用意。自分の立ち位置から左前下に配置。(あまり遠くすると老眼で肝心の歌詞が見えない(;^_^A)。

一種のトランキライザー精神安定剤)の役目です。カンニングしたのは1曲のみ、それ以外は歌えました!。といっても極力自分では歌詞の短い曲を選んで、長い歌詞はドラムにボーカル頼んでるのもありますが(笑)。

歌詞って頭の単語が出てこなくて頭真っ白!になることが良くあります。上手く歌い出しができた時は、経験上その後もすんなり上手く行くように思います。歌詞はセンテンス単位で覚えるので、要は歌の出だしをまず体で覚えることでしょうか!

歌詞を覚える・・・これは場数踏んで自然に口から言葉が出てくるのを待つ!かなあ(笑)

④いつでも横に頼れるメンバーがいるという信頼感・一体感をお互いに持つ

実は今回もギターから始まる曲で、ベース&ドラムが入るタイミングを見失って一瞬カオス(混沌)状態になりました(;^_^A。私が突然曲を始めてしまい、メンバーが面食らったようです!。

いつもなら全員焦りまくってグチャグチャになりそうなところでしたが、今回はあっさりと演奏を中断!。笑顔で謝罪~やり直し。お客さんからも「ドンマイ!」の掛け声が。ありがたいですわ(笑)。

結果、今までで一番いい出来の演奏になりました(笑)。「怪我の功名」ということなんでしょうか!。これもお互いメンバーを信頼できるからだと思いました。

メンバー全員が良いバンドを目指すなら、

失敗を問題視するのではなく、そこから学べる機会を疎かにする事こそ問題!

という認識を共有する事だと思います。

 

良いバンドは「失敗を糧にして、一層まとまり・一体感を強める」ものだと思います。

還暦をとっくに過ぎてもまだまだ学ぶことはありますね!。良い経験させてもらってます~💛」

 

⑤間違えてもいいじゃん!という開き直りも大事

「開き直り」というとすごく傲岸不遜に聞こえるけど、実はある種「悟りの境地」やないかと思っています。

やれることをやった上で起きる失敗は、何かの暗示か試練なんでしょう、きっと!

そう考えれば、失敗にも意味はあるわけで、その場ではわからないけど後々何かのきっかけや気づきになるのかもしれないですね。

まあ命取られるわけやなし!。やっぱり楽しんでライブやる方が得ですわ(笑)。

              笑顔でやってます~!

今回はのライブハウスは「田中屋酒店」さん。昭和レトロ感がたまらんお店です!
(23) ライブハウスと角打ちの融合!大正区奥地の奇跡の酒場! 大正「田中屋酒店」 - YouTube

 

■まとめ

今回もお陰様で無事楽しくライブを終えることができました。

私の「あがり症」も少しは改善できたかなと思います。良かった~!

 

ただ、課題も残っています

 

私自身はある程度満足の行く内容でしたが、残念ながら他のメンバーにとっては十分満足できる内容ではなかったようです。

私を除く二人(ベース&ドラム)は凄く真面目な性格で、それが演奏にも表れるほどです。※実際ライブハウスのマスターにも真面目な音やなあ~と言われてます(笑)。

ここで問題となるのは、複数のメンバーの中で一人(もしくは全員)が極端に”あがり症”である場合、他のメンバーに伝染してしまう傾向にあるということです。

大体において「あがり症」の人は、自らを”あがり症”であると強く認識しており、必要以上にそのことに対して周囲に予防線を貼る傾向があります。

 

曰く、

  • ここのところ忙しくて練習できなかった
  • 本番が迫ってドキドキしてきた!
  • トラウマの曲でまた失敗するかもしれない
  • 自分の演奏では自信がない
  • きっと自分が失敗すると思うので無視して演奏続けて   ・・・etc.     

           

まだこんな後ろ向きの発言が出てしまいます(;^_^A。

 

少し時間をおいて、みんなで話し合ってまた一歩前に進みたいと思います。

歳はとってるけど、まだまだ伸びしろはあると思っているので(笑)。

バンド全体の「あがり症」克服まだ少し先になりそうですが、諦めずに頑張ります。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。