音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

上手いバンドの特徴-ライブから見えること-

今回は先日友人のバンドのライブを観戦した時のことを話します。

友人のバンドは、ボーカル(男性)、ギター、ベース、キーボード、ドラムというROCK定番&最強のラインアップ。選曲もバラエティに富んでいて、DeepPurple、Rainbow、Uriah HeepEaglesカルメンマキ&オズ・・・色々楽しめて得した気分!

演奏も迫力あってカッコ良かった。私も一緒に行った友人も大盛り上がりでした!。

 

■ライブ検証

帰ってからライブを振り返ってみました。

以前ブログに書いた”上手いバンド”の条件に、友人のバンドが合致してるかを検証(?)したら面白いなと。失礼とは思いつつも、勝手にすいませんm(__)m。

 

datchg.hatenablog.com

   

 

私が考える”上手いバンドの特徴”は、以下の6点。

①演奏が自然体で、良い感じで肩の力が抜けている

②焦らずゆったり・余裕を感じるパフォーマンス

③大音量でも楽器とボーカルのバランスが良い

リズムセクション(ベース&ドラム)が安定している

⑤メンバーの力量に差がなく安定した演奏力

⑥観客を乗せるツボを心得ている

 

一つずつ見ていきましょう。

①演奏が自然体で、良い感じで肩の力が抜けている

友人によると、ほぼ毎週スタジオ入りしてレパートリー全曲を必ずおさらいするそうです!。スタジオも4時間予約してるとのこと(長いな!!)。

ここまで頻繁に練習するって、正直なかなかできないです。メンバーの努力と拘りがあってこそですが、すべてのバンドがこれを真似ることは難しいですね。

でも、”練習量に比例して、演奏に余裕がでてくる”ことは容易に想像できます。

 

”練習は嘘をつかない!”というか、圧倒的な練習量をこなしているという自信と自負が、本番での自然体の演奏を実現させていると感じました。

 

時間的、経済的制約も当然あるので、バンド内でしっかり話し合ってできるだけ練習量を確保する方法を模索すべきでしょう。

 

②焦らずゆったり・余裕を感じるパフォーマンス

 今回観戦したライブハウスには月一回のペースで出演しているそうです。アンプやドラムセットなど店の機材にも熟知している上に、PAを預かるお店のマスターとの息もぴったり!。曲の盛り上げポイントも良く分かって、ライティングによる演出も効果的。

初めてのライブハウスでは未知の部分が多く、現場で想定外のことがありがち。そんな時はどうしても緊張感や不安感に襲われますが、慣れ親しんだホームグラウンドではその点の心配はないので、余裕を持ってライブに望めますね。

 

定期的に出演できるライブハウスを持っていることで、バンドとしてパフォーマンスの向上と安定が期待できると感じました

 

③大音量でも楽器とボーカルのバランスが良い

私は自説として、「バンドの評価はボーカルの良し悪しが50%以上」と考えています。※またボーカルについては別のところで話してみたいと思っています。

それくらいボーカルの良し悪しがバンドの決め手になると思うのですが、この友人バンドのボーカルさんのポテンシャルが高い!。ハイノートで声がデカい!本人曰く、いくら歌っても喉は潰れず声枯れしない・・・とのこと。羨ましすぎるわ・・・。

楽器も相当大きめの音(何しろハードロック中心ですから)でしたが、その中に埋もれずボーカルがしっかり聴こえていました!。

まあこんな人はなかなかいないので、

楽器とボーカルのバランスをリハーサルで十分確認しておく必要があり。できれば最強音で演奏してみて、ボーカルが埋もれていないかを確認しつつベストバランスを探すことが必要です。

 

私もギターアンプの各メモリは写メに撮って、本番でリハと同じ状態にするように気を付けています。

 

リズムセクション(ベース&ドラム)が安定している

まさに練習の賜物でしょう。友人はベース担当ですが、ドラマーとはバンド加入まで面識はなく、また年齢差も結構あって最初は戸惑ったようです。

特にドラマーさんはプロとして他のバンドでも叩いているだけあって、テクニックは一級品です。こんな奴とやれるかな。。。と不安だったそうですが持ち前の努力と負けん気?で頑張って今は見事なコンビメーションを決めてます!。

彼は指弾き専門なんですが、ピック弾きの超高速曲をこなしてます。大したもんです(笑)。

 

ベースとドラムは常に一心同体・ニコイチというか、「崩れたら最悪、決まれば最高」のコンビです。お互いがお互いの音や呼吸をしっかり聴きとることが大切です!。

 

※一応私もドラムもやっているので、それは痛感します!

 

⑤メンバーの力量に差がなく安定した演奏力

豊富な練習量と定期的なライブ活動で、バンドとしてもまとまりがより強固になってきたと感じます。また練習の場でも色々アイデアが出て、いままでの曲でも常に新たなアレンジや構成を考えることで、従来曲に対しても新たな魅力と完成度を上げていくそうです。これができるという事も、根底には個々の技量のバランスがとれていることが前提になってくると思います。

 

バンドのまとまり≒力量バランスの均衡化 とも言えると思います。

 

確かに”毎回同じ演奏やな~(;^_^A”と観客に思わせるより、”また違ったアレンジで面白いなあ”と感じてもらう方が絶対にいいですよね!

 

⑥観客を乗せるツボを心得ている

やはりフロントマンの存在が必要です。フロントマンの存在でライブの成功はほぼ決まると言っていいのではないでしょうか。

先のボーカルさん、面白かったです。曲間の盛り上げ方が実に上手い。小さなライブハウスだからこそかもしれませんが、お客さんとの軽妙なやり取りで自分たちの世界観に一気に引き込んでくるテクニックは流石やなと思います。

 

ライブは演者と観客の双方で作り上げるもの。          成否の鍵もそこにあると思います 

 

これって出来そうでなかなかできないんですね。。。普段、講釈や理屈をこねてるような(私のような?)人に限って、「喋れない、喋っても面白くない」パターンなんですよね。。。でも慣れるしかないので、頑張って喋るようにしていますよ!

 



■まとめ

考察というほどのものではありませんでしたが、

やはり上手いバンド、上手くなるバンドに関する特徴については、今回のライブ観戦を通じて納得できました。

あとは自分自身でも実践できるようにしないといけませんね。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。