今回は先日友人のバンドのライブを観戦した時のことを話します。
友人のバンドは、ボーカル(男性)、ギター、ベース、キーボード、ドラムというROCK定番&最強のラインアップ。選曲もバラエティに富んでいて、DeepPurple、Rainbow、Uriah Heep、Eagles、カルメンマキ&オズ・・・色々楽しめて得した気分!
演奏も迫力あってカッコ良かった。私も一緒に行った友人も大盛り上がりでした!。
■ライブ検証
帰ってからライブを振り返ってみました。
以前ブログに書いた”上手いバンド”の条件に、友人のバンドが合致してるかを検証(?)したら面白いなと。失礼とは思いつつも、勝手にすいませんm(__)m。
私が考える”上手いバンドの特徴”は、以下の6点。
①演奏が自然体で、良い感じで肩の力が抜けている
②焦らずゆったり・余裕を感じるパフォーマンス
③大音量でも楽器とボーカルのバランスが良い
④リズムセクション(ベース&ドラム)が安定している
⑤メンバーの力量に差がなく安定した演奏力
⑥観客を乗せるツボを心得ている
一つずつ見ていきましょう。
①演奏が自然体で、良い感じで肩の力が抜けている
友人によると、ほぼ毎週スタジオ入りしてレパートリー全曲を必ずおさらいするそうです!。スタジオも4時間予約してるとのこと(長いな!!)。
ここまで頻繁に練習するって、正直なかなかできないです。メンバーの努力と拘りがあってこそですが、すべてのバンドがこれを真似ることは難しいですね。
でも、”練習量に比例して、演奏に余裕がでてくる”ことは容易に想像できます。
「時間的、経済的制約も当然あるので、バンド内でしっかり話し合ってできるだけ練習量を確保する方法を模索すべきでしょう。」
②焦らずゆったり・余裕を感じるパフォーマンス
今回観戦したライブハウスには月一回のペースで出演しているそうです。アンプやドラムセットなど店の機材にも熟知している上に、PAを預かるお店のマスターとの息もぴったり!。曲の盛り上げポイントも良く分かって、ライティングによる演出も効果的。
「定期的に出演できるライブハウスを持っていることで、バンドとしてパフォーマンスの向上と安定が期待できると感じました」
③大音量でも楽器とボーカルのバランスが良い
私は自説として、「バンドの評価はボーカルの良し悪しが50%以上」と考えています。※またボーカルについては別のところで話してみたいと思っています。
それくらいボーカルの良し悪しがバンドの決め手になると思うのですが、この友人バンドのボーカルさんのポテンシャルが高い!。ハイノートで声がデカい!本人曰く、いくら歌っても喉は潰れず声枯れしない・・・とのこと。羨ましすぎるわ・・・。
楽器も相当大きめの音(何しろハードロック中心ですから)でしたが、その中に埋もれずボーカルがしっかり聴こえていました!。
まあこんな人はなかなかいないので、
「私もギターアンプの各メモリは写メに撮って、本番でリハと同じ状態にするように気を付けています。」
④リズムセクション(ベース&ドラム)が安定している
まさに練習の賜物でしょう。友人はベース担当ですが、ドラマーとはバンド加入まで面識はなく、また年齢差も結構あって最初は戸惑ったようです。
特にドラマーさんはプロとして他のバンドでも叩いているだけあって、テクニックは一級品です。こんな奴とやれるかな。。。と不安だったそうですが持ち前の努力と負けん気?で頑張って今は見事なコンビメーションを決めてます!。
彼は指弾き専門なんですが、ピック弾きの超高速曲をこなしてます。大したもんです(笑)。
「※一応私もドラムもやっているので、それは痛感します!」
⑤メンバーの力量に差がなく安定した演奏力
豊富な練習量と定期的なライブ活動で、バンドとしてもまとまりがより強固になってきたと感じます。また練習の場でも色々アイデアが出て、いままでの曲でも常に新たなアレンジや構成を考えることで、従来曲に対しても新たな魅力と完成度を上げていくそうです。これができるという事も、根底には個々の技量のバランスがとれていることが前提になってくると思います。
「確かに”毎回同じ演奏やな~(;^_^A”と観客に思わせるより、”また違ったアレンジで面白いなあ”と感じてもらう方が絶対にいいですよね!」
⑥観客を乗せるツボを心得ている
やはりフロントマンの存在が必要です。フロントマンの存在でライブの成功はほぼ決まると言っていいのではないでしょうか。
先のボーカルさん、面白かったです。曲間の盛り上げ方が実に上手い。小さなライブハウスだからこそかもしれませんが、お客さんとの軽妙なやり取りで自分たちの世界観に一気に引き込んでくるテクニックは流石やなと思います。
「これって出来そうでなかなかできないんですね。。。普段、講釈や理屈をこねてるような(私のような?)人に限って、「喋れない、喋っても面白くない」パターンなんですよね。。。でも慣れるしかないので、頑張って喋るようにしていますよ!」
■まとめ
考察というほどのものではありませんでしたが、
やはり上手いバンド、上手くなるバンドに関する特徴については、今回のライブ観戦を通じて納得できました。
あとは自分自身でも実践できるようにしないといけませんね。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。