自分の独断による良いライブ・バンドの8つの条件
①.ボーカルがいい!
②.コーラスが決まっている
③.リズムがしっかりしている
④.出音のバランスがいい
⑤.メンバーの演奏力のバランスがとれている
⑥.MCも含めて進行のテンポがいい
⑦.選曲がいい(飽きさせない)
⑧.観客を乗せるのが上手い(フロントマンとしての資質)
特に赤字の①、③、⑤は必須条件だと思います!。
①.ボーカルがいい!
ライブバンド最大のポイントはボーカルの良し悪しだと思います。
【良いボーカルの条件】
1.声質が良い
→音圧があり伸びやかで良く響く声なら最高です。話し声が良いからと言って歌声が良いとは限らないのが難しいところ。
2.喉が強く声枯れしにくい
→2~3曲なら歌えてもあとは声がガラガラでは1ステージもちません。地声というか地喉(?)なのか分かりませんが、少なくとも喉が強いのは必須ですね。
3.高音でも声が痩せない
→ある高さ以上になると急に声が痩せる人がいますが楽器に埋もれてしまう。逆に高音が伸びるとそれだけで素晴らしい印象を与えます。歌謡曲やジャズでは低音のベルベットボイスもいいですが、ロックではやはり高音(シャウト)ができないとね。
4.音程が安定している
→音を探しながら摺り上げるように歌う人がいます。効果としてたまにはそういう歌い方もありですが、いつもそんな歌い方では音程が不安定なことを誤魔化しているようであまり好きではないです。
5.自分の声が一番響いて伸びる音域を知っている
→面倒ではあっても、ボーカルの良さを一番活かせる音域にバンドが逐次アレンジできれば素晴らしいと思います。ただ、実際は演奏面で厳しい場合が多いですが。。。
6.英語の発音が良い
→洋楽の場合、これは絶対条件です。ネイティヴやバイリンギャルである必要はないですが、やはりいくら声が良くても発音が駄目だと聴いててキツイです。某大御所演歌歌手の洋楽カバーを聴いたことがありますが、あまりの発音のひどさに辟易となりました(笑)。プロデューサーがなんで止めなかったんやろうと思いました。
ボーカルには楽器では表現できない言葉という要素があります。
ボーカルと楽器が絡み合うことで一気に表現の幅と奥行きが生まれます。
ただ正直、自分の周りにこんな人はなかなかいません。
声がデカい、高音が出せる人は結構いますが音程が怪しかったり、英語の発音が??だったりでがっかりすることが多いです。
だから良いボーカルに出会えた時は気後れせずバンド一緒にやるべきです(笑)。
③.リズムがしっかりしている
音楽の3要素に「リズム(拍子)・メロディー(旋律)・ハーモニー(和音)」があります。
なかでもリズムは最も重要な要素です。メロディーやハーモニーがない音楽は存在してもリズムの無いそれはありえません。
例えば個々の技術は高くてもリズムがバラバラ(※テクニシャンでそんなことはないですけどね・・・)だとしたら、聴くに堪えないものになるでしょう。
多くの場合、バンドでリズムを支えるのはベースとドラム(良くリズム隊と呼ばれます)です。
素晴らしいバンドには必ず素晴らしいリズム隊がいます。
ベースとバスドラムが絶妙にシンクロしてグルーブ感を出せた時の快感はリズム隊の醍醐味ですね!。私は(ドラム)まだまだそのレベルにはありませんが、出来る限りベースとのシンクロを意識して叩くよう努力はしています。
バンドアンサンブルの要としてリズム隊の充実が良いバンドへの第一歩だと思います。
⑤.メンバーの演奏力のバランスがとれている
デザインもですが、均衡がとれているのは見ていて落ち着くし安定感があります。
一方対極にアンバランスの美も芸術の世界ではあり得ますが、ことバンドにおいてはあり得ないと思います。
バンド内で一人だけ傑出した技量がいてもダメなんですね。
また傑出した人がいなくても各人の技量にかなり隔たりがあるとどうしてもリズムがもたついたり、アンサンブルが濁ったりします。
技術的に優れていることは素晴らしいですが、テクニック云々の前にバンドとしてまとまっていることの方がより重要だと思います。
技量のバランスが取れている・・・といっても何を基準とするかは難しいです。
一つの目安としてはスタジオなどで曲のリズムやアレンジの急な変更が必要になる場合の対応力がポイントになると思います。
急な変更に対する対応力の有無である程度の技量は推し量れると思います。
そのほかの要素②、④、⑥、⑦、⑧についてもライブバンドを標榜するなら是非とも持っておきたい資質だと思います。
というのも自分自身がほとんどクリアできてないからなんですね(;^_^A。
道は遠いですが、やり続けてることに意義があると思って続けてます。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。