音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

ツインギターバンドの醍醐味と難しさ

先日、上六事変というバンドでライブをやりました。

女性ボーカルを前面にツインギターとベース、ドラムの構成で70~80年代ロックを中心にやっています。

結成以来、3回目のライブでまだまだ課題はあるものの、ようやくまとまりも少し出てきた感じです。

 

このバンドについては以前、結成直後に下記のブログをアップしました。

datchg.hatenablog.com

内容を要約するとこんなこと。

・専任ボーカルとツインギター構成により、トリオバンドとはギターの役割やアプローチが異なる
・ボーカルを活かし、引き立たせるためのバッキングが特に重要
・ライブではボーカルが成功(+バンドのバックアップ)の50%以上を決定づける

 

今回は結成以来約1年で3回のライブ経験から自分なりに感じたツインギターバンドの特徴・醍醐味・難しさなどについて考えてみます。

 

 

ツインギターバンドの醍醐味と難しさ

  

  

 

代表的な(もっと無数にいますけど・・・)バンドを挙げました。

改めて凄いスーパーバンドばっかりやな!

 

ツインギターバンドとは

当然ですが、ツインギターバンドにはギタリストが2人います。

通常、1人がリードギターを担当し、もう1人がリズムギターを担当することが多いですが決まり事ではありません。

先のスーパー・バンドのギタリストにもある程度役割分担はあるといえます。

しかしジャンルや音作りの特徴、個々のテクニックや個性があることで、単純にリズムとリードに役割を区別できるものではないと思います。

結局、ツインギターバンドにプロトタイプはないっていうことですね。

 

目指す音楽スタイルによってツインギターの役割は全く変わってくると思います

 

いわゆるギターをメイン(売り物?)にしているバンドであればギター(&ボーカル)を前面に押し出す王道のロックパターンがイメージできます。

しかしポップスロックやAOR的なアプローチのバンドにあっては、ギターがメインになることは少なく、あくまでアンサンブルの一翼を担う意味合いが強くなります。

 

私のバンド(上六事変)の場合は、後者の路線だと思うので、あくまでボーカルを活かすためのバッキング・アンサンブルを重視した演奏を目指しています。

 

 
ツインギターバンドの特徴とメリット&デメリット

一般的にツインギター構成により期待される効果として考えられるのは

 

1.音の厚み

2.音の広がり

3.幅広い音楽性

4.緻密・複雑な構成

 

ではないでしょうか。

 

そしてこれらはツインギターバンドにとって”面白さ”であると同時に”難しさ”でもあります。

メリットはすなわちデメリットにもなる表裏一体の関係。ここが難しいところ!

 

では、どんなメリットとデメリットが考えられるでしょうか。

 

ご覧の通り、メリット≒デメリット、言わば”諸刃の剣”です。

このことを事前にバンドメンバー(特にギタリスト同士)が十分に理解・認識しておくことが重要だと思います。

 

ギタリスト同士の相性という問題

私のバンドでは、もう一人のギタリストとは一回り年齢が違います(彼が若い!)。

しかし旧知の中で、日ごろから飲みにケーション(死語??)で意思疎通をはかっています。※因みに、彼も別のバンドでギター(こちらは一人)を弾いています。

 

お互いギタースタイルは全くと言っていいほど違うので、かえってやりたいことで干渉しあう部分が少なく、比較的棲み分けがしやすいとも言えます。

 

でもすべてがこんなパターンではないはずです。

むしろ、新たにバンドを組む、新しいメンバーとバンドを始める場合、人間関係という厄介な問題がありますね。

 

例えば、

 

■ギタリスト同士の相性

・ギタリスト同士が相性が悪い場合

リズムやハーモニーのバランスが崩れ、うまく音が合わなくなります。

そのため、大前提として相性が合わない人とは組まないことです。

 

・結成後に相性が合わないと感じた場合

演奏前にリハーサルをしっかりと行い、お互いのプレイスタイルに合わせたアレンジや演奏方法を考えることが大切です。それでも難しい場合は、。。。困りますね!!。

 

■ギターパートの振り分け

ツインギターバンドでは、ギターパートをどう振り分けるかが重要なポイントです。

例えば、リズムギターリードギターに分ける場合、リズムギターが基本的なコード進行を担当し、リードギターがソロやアドリブを加えることで、音楽的なバリエーションを増やすことができます。

しかし、どちらがリズムギターを担当するかなど、ギターパートの振り分けによって難易度が異なるため、慎重に検討する必要があります。

 

■プレイスタイル・アプローチの違い

ギタリストはそれぞれ個性的なプレイスタイルを持っています。

そのため、音楽的なアプローチや目指す方向性が異なる場合、演奏の統一感が損なわれることがあります。

しかし、逆に個性的なプレイスタイルを尊重し活かすことで、独自のサウンドを生み出すこともできます。

 

まとめ

ツインギターバンドの面白さの1つは、2人のギタリストが相互作用することで生まれるシンクロナイズドな音です。

2人のギタリストが異なるリフやソロを演奏することで、豊かでダイナミックなサウンドが生まれます。

また、2人のギタリストが協力して演奏することで、より複雑なアレンジを実現できるため、音楽的な可能性の広がりが期待できます。

 

一方で、

ツインギターバンドは、2人のギタリストがタイミングや音量などの要素を完全にシンクロさせる必要があるため、演奏の難しさがあります。

また、2人のギタリストが呼吸を合わせるためにはそれ相応の時間と練習が必要です。

さらに、2人のギタリストが異なる役割を担当することで、演奏技術の多様性が求められるため、技術的なレベルアップが求められます。

 

 



総合的に、ツインギターバンドは、2人のギタリストが協力して演奏することで、より複雑で豊かなサウンドを実現できます。

しかし、2人のギタリストが密接に協力する必要があるため、演奏の難しさもあることを覚えておく必要があると感じています。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。