■Ancient Melody 2度目の野外ライブに参戦!
Ancient Melody初の野外ライブ”琵琶湖ジャズフェス東近江”参加については先のブログでその醍醐味とともに緊張からやらかした失敗談を書きました。
このライブ(2023.4.29)から約1週間の間をおいた2023年5月7日に2度目の野外ライブに参加しました。
”畝傍駅前音楽マルシェ”というイベントです。
※残念ながら当日悪天候のため開催はJR畝傍駅構内と駅前ライブに限定されました。
畝部駅前音楽マルシェは、JR畝部駅で開催される入場無料の音楽とマルシェのイベントで、地域の人が地域で活躍でき地域で楽しめるイベントにすることを目的としています。2023年春の開催日は5月7日(日)で、10:00から16:00まで。音楽ステージでは、今回7組のアーティストが出演しました。マルシェでは、当日悪天候のため当初予定のJR畝傍駅前広場から急遽畝傍駅構内に場所を移してフードやハンドメイドなどのブースが出店しました。また、同時に天皇家の畝部御陵参拝のために作られた歴史的価値を有する貴賓室も特別に一般公開されました。
畝傍駅音楽マルシェ - JR畝傍駅の音楽とマルシェ♪ (jimdofree.com)
複数回を重ねるイベントへの初参加でしたが、悪天候にも関わらず当日は用意した観客席が常に満席となる盛況でお客さんも一生懸命聴いてくれる姿が印象的でした。我がバンドもはじめは緊張からミスもありましたが、お客さんの熱い反応や温かい声援で最後は大盛り上がりとなりました。
ボーカルのカイちゃんも「今までで一番大きな拍手がいただけてうれしかった!!」と興奮して話していました。
ご来場の皆さん、温かい声援本当にありがとうございました。
では本題に!。
■本番であがらずに、テンポが乱れる(カウントが早くなる)欠点は修正できたか?!
※掲載された写真は著作権で保護されています。無断での転載、複製を禁じます。
前回の反省を活かせたか?!
前回の失敗の轍を踏むわけにはいかないので今回は入念な準備をやりました。
ポイント.1
<前 回>ドラムのセッティングに手間取った(✖)
<今 回>時間的余裕があり事前にセッティングは完了した(〇)
当日は朝7時に集合して現地8時前に到着。イベント開始(10時)までに会場に機材を搬入し、ステージ横に機材を降ろし同時にドラムセットは組み立てて脇に置いておくことができました。
YouTubeで事前にドラムキットの組み立て方を何度も学習したため、スムーズにセット完了。前回もこれをやっとけばよかった。。。(後悔先に立たず💦)
ポイント.2
<前 回>カメラのセッティングに手間取った(✖)
<今 回>こちらも事前に設置場所を考える余裕があった(〇)
今回はカメラは3台を準備。現地ステージについては過去のYouTube動画などから、大体の設置位置を事前に考えておきました。よって持っていく機材も備品もセレクトできました。
今回はアングルを確認しつつ正面・斜横・後方の三方向から撮影できました。
メンバーも別にカメラを設置していましたが、緊張からか焦って録画失敗!。
結果的に私の映像が記録用になることに。
ポイント.3
<前 回>ボーカルの歌詞(カンペ)が風で見えなかった(✖)
<今 回>事前に歌詞カードを足元に準備しドラムにセットできた(〇)
今回も曇天で風もあり条件は前回と同じでしたが、やはりステージに上がるまでの時間に余裕があることで焦ることなく段取りすることができました。
「※本来ならば、歌詞をちゃんと覚えるのが基本です!。それは自分でもよ~く分かっています!。しかしながら年々物覚えが悪くなって、たった数行の英文が覚えられないのです。。。(;^_^A。恥ずかしいとは思いますが、うろ覚えでめちゃくちゃに歌うよりカンペ見ながらでも正しい歌詞で歌う方が良い!と判断しました。(言い訳ですが。。。)」
ポイント.4
<前 回>メトロノームが本番で上手く使えなかった(✖)
<今 回>前日に使い方のシミュレーションを徹底した(〇)
結局、今回の野外ライブが前回と一番違ったのは、メトロノームを正しく使用できたために曲のテンポが安定したことでした!。
これは前日に自宅で徹底してやり方を覚えてシミュレーションした賜物だと思います。
ここまでポイント.1~4の課題と対策を見てきました。
ポイント.1~3に関しては、本番までの時間的余裕の有無が要因でした。
これは野外イベントごとに条件が変わるので、
できるだけ迅速に対応できるスキルを磨くしかないと思いました。
ポイント.4のみ前回の失敗から学んだ結果だと思います。
野外イベントの難しさ
それはイベントごとに・・・
■立地が違う
・・・現地まで遠い場合は出発時間に余裕をもたないといけない
・・・雨除け、風避けがある場所か、そうでないのか
■スタッフの質が違う
●●ロックフェス、△△ジャスフェス、〇〇音楽祭など近年色んな場所でフェスや音楽祭が実施されるようになりました。
ミュージシャンとしては演奏機会が増えてありがたいです。
しかし、中には残念ながら音楽フェス自体の経験値・歴史の違いもあってかスタッフがほとんどアマチュア(多くはボランティアです!)で専門的な知識に乏しく、トラブルなどにも的確に対応できないことも多いのが事実です。
※今までで一番ひどい経験は、ある音楽祭で当日現地に行くとそこは砂埃の舞う野球場?でドラムセットはベニヤ板の上に置かれていました。ハイハットはすぐ倒れる、バスドラムは叩くたびに前に移動する、PAは片方壊れて音が出ない、スタッフは誰も常駐しない・・・およそ考えられない酷い状況でした。事前の説明会ではそのようなことは一切説明されませんでした。※というかわざわざ説明会に来させておいて、この対応はなんだ(#^ω^)ということで以降その音楽祭にはエントリーはしていません!。
■機材(楽器)は現地のものが使えるのか、持参する必要があるのか?
・・・これが実は大きなネックです。今回もドラムセットはほぼ持ち込みでしたので、運搬にかかる費用やリスクそして我々自身の負荷は想像以上になります。
例えば前回の琵琶湖フェスで言えば正直なところ、往復200kmを車で機材を積んで移動しながら約半日近くを費やしてせいぜい30~40分のステージを務めることにどれだけの意味と成果があるのか・・・これは検証する必要があると思いました。
最後に
野外でのライブ!!。それは屋内での暗いスペースにはない解放感や観客の反応がリアルに感じれるなど素晴らしい経験をもたらしてくれるものだと思います。
しかし、演奏会場が室内の場合はそれほど問題ではないことが、野外会場の場合は一変しリスク要素が高まります!
例えば、
・雨など悪天候の場合(室内に会場が移るのか、野外で強行するのか・・・)は、事務局の判断待ち。
しかし実際は微妙な天気予報(今回の琵琶湖!)の場合はなかなか事務局もジャッジしづらい。
・その場合は我々にしても持参の楽器などが雨風に晒されるリスクを負うことになります。仮に雨などで楽器が駄目になった場合、誰が保証してくれるのか。。。???
どこまでいっても最善策・最適解はないようですが少なくとも我々ができること、やっておくべきことをまとめてみます。
①.事前に現地を調査・一連作業のイメトレを実施
②.楽器組立の熟達と録画機材(及び備品)の簡素化
③.不安要素は事前に徹底的にシミュレーションする
畝傍音楽マルシェのライブから~I Want You Back(Jackson 5)~
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。