音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

定年後のひとりごと② ~散歩の途中で見つけた、知らない公園~

 

定年退職して運動不足になって太りだした。

見た目も見苦しいし、言うまでもなく健康に悪い!

そこで、週2-3回、30-40分ほど散歩するようにしている。

 

散歩が日課になってから、いままで知らなかった道を歩くことが増えた。
どこへ向かうでもなく、ただ気の向くままに、歩くだけ。

 

その日も、学生時代、通学で毎日歩いた道の途中にある小さな路地を曲がってみた。

ふと曲がったその路地の先に、小さな公園がぽつんと現れた。

ブランコもすべり台も、使い込まれて錆びていた。

平日の昼間だからか、公園には誰もいない。

今は子供もここでは遊ばないんだろうな。

 

『いつから、ここにあったんだろう』

自分が学生だった頃は、このあたりは一面の田圃だったはず。

こんな道も、もちろんこんな公園もなかった。

 

気が付いたら、あたりは住宅がいっぱい建っている。

多分ここ何年かのうちに開発された住宅地なんだろう。

近くにいたのに、全く知らなかったことに少し驚く。

 

そんなことを考えながら、公園の中に砂を被ったベンチを見つけた。

そっと腰を下ろした。
ちょっと冷たくて、でも、なんだか落ち着く感触。

 

過去の記憶との対話

ベンチに座って、ペットボトルのお茶を飲みながら、風の音を聞いていると、
ふと遠い記憶がよみがえってきた。


何十年も前になるけど、小さな息子と来た近くの公園も、こんな雰囲気だったな。

ブランコとジャングルジム、そして小さな砂場しかない公園だったけど、嫁さんの作ってくれたおにぎりを持って、みんなで木陰で一緒に食べたっけ。

 

時間はときどき、不意に巻き戻る。
何でもない景色が、思い出を連れてくる。

 

締めの余韻

知らない場所だったはずの公園が、
ほんの少しだけ、自分の居場所になった気がした。

 

今日という日は、何も起きなかったようで、
昔の記憶が、静かに心を揺らしていた。