
再雇用を選択しないと、生活はどうなるんだろう?
7年前60歳で定年退職したとき、解放感の一方で、不安も大きかったのです。
でも今、こうして振り返ると、歳を取るにつれて
「お金より大事なもの」が見えてきた気がします。
心が軽くなって、体もほぐれていく。
再雇用を拒否して得た“新たな日常”と、「心と体が癒される居場所」。
「お金がなくても幸せになれる」──
そんな単純なキレイごとだけを言いたいわけじゃないんです。
正直、お金があったら解決できた悩みだってあるし、今よりもっと楽に生きられる選択肢もあったかもしれない。
残念ながら、いまだに悠々自適な人を見ると、ついつい羨ましい気持ちや嫉妬心が湧き上がるのは事実です。
でも一方で、退職して7年間のリタイア生活を送る中で
お金に頼らない“幸せ・豊かさ”や“穏やかさ”を見つけることも、本当は誰にでもできるんじゃないか──年々そんな気がしてるんです。
さすがに「嫉妬心」や「無いものねだり」が如何に気持ちを疲弊させ、人生にとって時間の無駄かを理解できるくらいの知恵はついています。
そのためには、まず「足るを知る」こと。
際限のない欲望に身を委ねずに、今あることへの感謝と満足。
そしてもう一つ、お金がなくても楽しめるものを探すための、ちょっとひねくれた“好奇心”を持つこと。
言い換えれば、お金がないことを逆手に取って、楽しんでやろうとする「少しばかりへそ曲がりな欲望」かもしれない。
少しの好奇心で、今ある日常に目を向けてみる。
それだけで、人生は思いのほか豊かになるように思います。
だって私たちには、
「時間」という最高の資産があるじゃないですか。
誰にでも平等にある「時間」という資産を、どう使うかが、定年後の生き方の鍵なのかもしれません。
自分が“満たされる”と感じられるもの──人、趣味、場所、ルーティン。
それを探しながら生きていくことこそ、人生の面白さじゃないかと思うんです。
心が癒される時間
何かに没頭する時間
静かにぼーっとする時間
そんな“時間の居場所”を見つけていくことこそが、
定年後の醍醐味なのかもしれません。