
正直に言います。
70歳を目前にして、私は「何かを始めた」のではありません。
いくつかのことを、やめました。
1.「頑張らないとダメだ」と思い込むこと
2. 体の声を無視すること
そして――
3.「まだ先がある」と思い込むこと。
若い頃は、時間をお金に替えるのが当たり前でした。
でも今は、はっきり分かります。
人生でいちばん貴重なのは、通帳の数字じゃない。
今この瞬間も変わらず進んでいく、秒針の音です。
今回は、人生の折り返し地点をはるかに過ぎてから腹落ちした
「後悔を減らすための3つの鉄則」をお話しします。
【鉄則1:時間の優先順位を、絶対に間違えない】
まず一つ目。
「今日と同じ明日は、もう来ない」
これを、頭じゃなく体で理解することです。
病気になったとき。
大切な人との突然の別れ。
取り返しのつかない言葉を投げてしまった夜。
そんな瞬間に、私たちは遅すぎるほどの速さで気づきます。
「ああ、時間って、有限だったんだな」と。
若い頃には、ほとんど考えもしませんでした。
でもこの年代になると、これは知識じゃありません。現実です。
群衆の中で、ふと孤独を感じる瞬間があります。
そのとき、あなたの時間は、誰のために使われているでしょうか。
時間は、お金で唯一、買い戻せない資産です。
だから私は、時間の優先順位を、迷わず一番にしました。
【鉄則2:「足るを知る」は、才能じゃなく技術】
二つ目は、お金の話です。
誤解しないでください。お金を否定する話ではありません。
正直に言います。私は今でも、
毎月の銀行残高を見て「うーん」と唸ることがあります。
もっとあればいいな、と思う気持ち。…ものすごくあります。今も。
でも、70歳目前で思うんです。
ここから先、無理をして大稼ぎをすることが本当に賢い選択なのか、と。
実際、そんなことできそうもないですし。。。
だから最近思うんです。
人生の後半で大切なのは、
「どれだけ稼ぐか」より「今あるもので、どれだけ機嫌よく生きられるか」
それが、「足るを知る」ということだと思っています。
若い頃の自分にこれを言っても、
たぶん鼻で笑っていたでしょうね。
でも今は違う。
できないことを数えて溜息をつく時間を、
「今日もご飯が美味しい」「住む場所がある」「歩ける足がある」
そんな“できていること”に変換する。
この変換が上手な人ほど、老後は、驚くほど穏やかです。
限られた条件の中で、自分をちゃんと満足させる設計図を描く。
これは、年を取ったからこそできる
いちばん創造的な遊びだと思っています。
【鉄則3:人間関係は「数」より「温度」】
三つ目。これが、いちばん勇気がいります。
人間関係の整理です。
人は一人では生きられない。でも、一人は気楽。
この矛盾の中で、私たちは生きています。
正直に言えば、人付き合いは、疲れます。
時間も使うし、気も遣う。
だから、私が決めた基準はシンプルです。
「嫌な人」「嫌な場所」に、残り時間を使わない。
仕事が好きなら、続ければいい。
でも、義理や恐怖心だけで続けているなら、
別の道を探す余地はあります。
誰かから「変わったな」と言われたら、それはたぶん、
他人の期待より自分の感覚を信じ始めた証拠。
煩わしい縁を減らし、残った少数の関係を丁寧に温める。
それだけで、人生の密度は、驚くほど変わります。
【エンディング】
最後に、
一つだけ問いかけさせてください。
あなたが、
人生の有限さを実感するのは、どんな時でしょうか。
もし今、迷っていたり、
自分を責めているなら。
一度、スマホを置いて
ゆっくり息を吐いてみてください。
銀行残高も、他人の評価も、
あなたの価値を決めません。
自分ができる範囲で、最後の満足を設計する。
その楽しさを、私はようやく知りました。
今日の話が、あなたの心を
ほんの少し軽くできたなら嬉しいです。
よければ、あなたの「人生の鉄則」も
コメントで教えてください。
今日も、あなたの時間が
穏やかでありますように。