音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

情報に疲れた60代へ。68歳が辿り着いた「ま、なんとかなるか」

― 情報の濁流にのみ込まれないために ―

① 最初に

夜中3時。
ふと、目が覚める。

年金、物価、日本の未来――
考えても今すぐ答えなんか出ないことばかり、
頭の中をぐるぐる回る。

……なのに、考えるのをやめられない。

 

60を過ぎてからでしょうか。

若い頃みたいに、“明日の仕事”じゃなく、

“1年先の不安”で眠れない夜が増えました。

 

でも、ある時気づいたんです。

 

私を苦しめていたのは、
老後そのものより――
“浴びすぎた情報”だったのかもしれない。

 

たぶん、
私だけじゃないですよね。

② 情報に飲まれていた頃

定年退職して、
ぽっかり時間ができた頃。

私は、やたら情報を見るようになりました。

テレビをつける。
スマホを見る。
YouTubeを見る。
またニュースを見る。

 

「老後資金問題」
「物価上昇」
「将来不安」
「○○ショック」

 

……次から次へと、
不安の材料が流れてくる。

そのたびに、

「え、大丈夫か?」
「俺、遅れてる?」
「何か準備しないとまずい?」

 

気づけば、
不安になるために
情報を集めてる日もありました。

 

今思えば――

完全に、情報に酔ってたんですよね。

 

お酒と同じで、
酔ってる時って、自分じゃ気づかない。

むしろ“ちゃんと考えてる自分”
くらいに思ってる。

 

でも実際は、

情報を見てるようで、
情報に振り回されてただけでした。

③ 気づいたこと①

・ニュースには“温度”がある

そのうち、気づいたんです。

同じ出来事なのに、
言う人によって、ずいぶん違う。

ある番組は
「深刻な事態だ」と言う。

チャンネルを変えると、
「そこまで悲観しなくていい」と言う。

 

……どっちなんだ、と思うでしょう。

でも、たぶん――

どっちも正しくて、
どっちも正しくない。

 

事実そのものより、

そこに
誰が、どんな見方で、
どんな温度で語るかが混ざる。

右寄りの温度。
左寄りの温度。

 

“中立です”
みたいな顔してても、

案外、しっかり味ついてたりする。

……まあ、
少し穿ちすぎかもしれませんが。

 

でも、ある日思ったんです。

**「ああ、これって料理と同じだな」**って。

同じ素材でも、
作る人で味が変わる。

辛くもなる。
甘くもなる。

だったら、
飲み込む前に少しだけ考えてもいい。

 

「これ、誰が、何のために作ったんだろう?」

そう思うだけで、情報に
丸のみされにくくなりました。

④ 気づいたこと②

SNSは“不安の拡声器”

SNSも便利です。

便利なんですが……

怒ってる人の声って、強いんですよね。

不安。怒り。極端な意見。

 

どうしても、目に入る。

気づけば、世の中全部が
ピリピリしてるように見えてくる。

 

でも――

スマホを置いて、妻に頼まれたメモを持って
近所のスーパーに行くと、

白菜を選んでる人がいて、
子どもがアイスをねだってて、

レジで「今日は暑いですね」なんて話してる。

 

……その時、思ったんです。

 

世界、思ったほど壊れてなかった。

なんだか、
ちょっと笑いました。

 

TV画面の中では大騒ぎでも、

目の前には、
ちゃんと今日の暮らしがあった。

⑤ 散歩で戻った“自分の人生”

コロナが落ち着いてきた頃、

ある日、情報を見るのをやめて、ふらっと散歩に出ました。

 

いつもの道。
犬を散歩する人。
咲きかけの桜。
少し冷たい風。

 

その時、
ふと思ったんです。

「……ああ、俺、画面の中で生きてたな」って。

 

世界の問題は、たしかに大事です。

でも――

今日の自分の人生は、

まず“今日をどう過ごすか”
なんですよね。

 

お茶を飲む。
少し歩く。
好きな音楽を聴く。

 

それだけで、

心が妙に静かになる日がある。

⑥ 68歳が辿り着いた“いい塩梅”

それから私は、情報との距離を
少し変えました。

全部は信じない。
でも、全部は否定しない。

 

「そういう見方もあるんだな」

……そのくらいで、一回置いてみる。

 

昔より、白か黒か、
すぐ答えを出したがらなくなりました。

 

たぶん――

正しさだけより、“機嫌よく生きること”の方が
大事な日もある。

 

そう気づいたからです。

少なくとも、今の私はそうです。

⑦ 最後に

お金も大事。
健康も大事。
世の中の流れも、
無関係じゃない。

 

でも――

不安ばかり集めて、今日を台無しにするのは、

なんだか、もったいない。

 

だったら。

ニュースを少し閉じて、
散歩して、
空を見て、
お茶でも飲んで。

 

「ま、なんとかなるか」

 

……そのくらいで、
ちょうどいい日もある。

世の中は、
たぶんこれからもずっと少し騒がしい。

 

でも――

心まで、いちいち騒がせなくていい。

その中で、
自分の機嫌を取りながら生きる。

 

68歳。

そのくらいで笑える日が、
人生には案外、いちばん強い。

 

肩の力、少し抜いて。

お互い、気楽にいきましょう。

では、また!