今日はギターで曲をコピーする方法についての話です。
■曲コピーのやり方
皆さんはバンドであれ個人であれ新しく曲をコピーするときはどうしていますか?
個人で色々やり方はあると思いますが最近の私は,
3.YouTubeなどでレッスン動画を探す
やり方が主流です。理由は
1.はとにかく時間がかかりすぎる(自身の能力のせいもありますが)
2.はお金がかかるのと正直あまり内容を信頼していない のでパスです。
現在のSNSの発達とその影響力は計り知れないものがあります。正直コピーのやり方もかわったなあ・・・隔世の感ありを実感する今日この頃。
古い話で恐縮です。自分が若いころ(もう半世紀近い!)はもちろんYou TubeどころかSNSという言葉すら存在せず、ようやくビデオ録画機が普及し始めたころでした。
そのような状況で当時、何か曲をコピーしたいと思えば
・市販の楽譜を探して練習する ※ただし、これはパスしていた!
・カセットデッキ(古い!)で曲を再生しながら練習する
くらいしか方法がありませんでした。
もちろん参考になるような映像もなかったので、CDから流れる様々な音の中から目的のギターの音だけをひたすら聴き分ける・・・という気の遠くなる作業。
慣れないうちは単純なコードでさえ聞き分けるのに悪戦苦闘、さらにギターソロともなるともう手も足も出ない状態でした( ;∀;)。
「それだけに全部コピーできた(と自分では思っていた(笑)。当然間違いだらけでしたが・・・)時の喜びと満足感は最高で、今思えば本当に噴飯ものですが友達に「あの曲完コピしたで!」と偉そうに自慢してました。若気の至り、ほんま恥ずかしい(笑)。」
※驚くことに最近はレトロ感覚なのかカセットデッキやカセットテープが人気らしいです!。
(参考画像)
このように当時の私の耳コピーは結果的には時間だけ物凄くかかる割にコピー精度は全くダメダメでしたが、それでも敢えて良かった点があるとすれば、それは
・徹底して耳(ヒアリング)が鍛えられたこと
だと思います。一音を聞き分けるために数十回カセットデッキの巻き戻し~再生ボタンをガチャガチャやりながら聴き直すなどざらでした。(同年代の方ならイメージできると思いますがカセットデッキが壊れたりテープが擦り切れることも)
この、かなりの集中力を必要とする作業の繰り返しが耳(ヒアリング)には良かったのではと思います。
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そして一気に現在です。YouTubeを探せば大概の曲は誰かがカバーしてますし、レッスンビデオもどれにしようかと迷うくらいアップされています。こんなことは昔の自分には想像すらできなかったことですし、またアップしてる方が皆さん若いしかつプロでもないのにとんでもなく上手い人がゾロゾロいることにまたまた驚嘆!。
-まとめ-
冒頭申し上げた通り最近の私のコピーのやり方はまず最初に
・YouTubeなどで目的曲のレッスン動画を探す
が基本です。
メリットは時間の節約と新たな気付きが得られること。
幾つかレッスンビデオを見てみると、各人で微妙に原曲の解釈が違ったりします。
場合により、オリジナルビデオ(ライブ)なんかも見れることがあるので、ギターのフレットポジションやテクニック(弾き方)を確認したりしています。
一方今でも耳コピーに拘っている方も多いです。レッスンビデオを真似るのは邪道というこだわり派もいらっしゃるでしょう。それはそれで考え方・スタイルですし異論はなく素晴らしいと思いますが自分にとっては現状得策ではないと判断しています。
仮にレッスンビデオを参考にしたとしても最終的には自分なりの解釈やニュアンスで表現は独自のものになってくるものだと思います。あくまで貴重な時間の節約と自分では思いつかなかった発想や表現の気付きのチャンスと捉えています。
忙しい時代ですから半世紀前のテンポではさすがにアップデートできませんね。これからも楽しく充実した音楽・バンドライフを続けるためにもSNSをうまく活用していこうと思います。
ではまた。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。