音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

長続きしないバンドの特徴3選

バンドって生ものと同じでしばらく放置すると必ず腐る!ものだと思います。

適度に手をかけてやることが必要です。

 

ただ複数の人間から構成されるバンドは、手の掛け方にもそれなりの注意が必要です。

なぜなら手の掛け方に対する受け取り方や対応は人それぞれ違いがあるから。

 

遅刻や約束反故の常習犯などは論外ですが、例えば、バンドのために良かれと思った行動が他のメンバーには不快であったり、我慢できない・・・といったことが実際に起こるからです。

 

 

長続きできるメンバー探しが最も重要

バンドにおいてはこのメンバー探しが最も重要ですが、適材適所の人材を探すのは至難の業です。

 

良い人が見つからなかったり、どう探していいかわからない・・・などで時間だけが過ぎてモチベーションが下がって結局なにもやらずに終わることも。

 

それならばということで、気心の知れた友人を誘ったりや音楽仲間を通じて知り合いに声掛けしたりすることが多いです。

 

だからでしょうか、乞われて複数(知り合いには同時に8バンドも!)バンドに所属する強者もいます。

 

そうした中でも、これから一緒にやっていくメンバーには少なくとも、  

 

①自分が求めるテクニック

②協調性と積極性

③ある程度長期で付き合える生活環境

 

の3点はクリアーして欲しいと思います。

 

しかし、実際こんな素晴らしい人材はそう簡単には見つかりません!。

 

※自分自身そんな偉そうな条件だせる身分なのか・・・?という根源的な問題にぶち当たるわけですが、ここでは話を続けるために一旦無視します(笑)。

 

なぜバンドが長続きしないのか

では実際にバンドを続ける過程で存続が困難になるのはどんなケースがあるのかを考えてみます。

 

1.メンバー個々の特性や嗜好のミスマッチ

2.メンバー間のコミュニケーション&リスペクト不足

3.環境変化による不協和音

 

バンドが長続きしない原因.1

・メンバー個々の特性や嗜好のミスマッチ

 

ジャンルが違えば表現力や乗りも違ってしまうことってよくあります。

 

 あるジャンルでは素晴らしい実力をみせる人が、違ったジャンルでは全く乗りが悪い・・・ということって意外にありますよね。

 

これは極端な例かもしれませんが、アマチュアバンドでは結構こういったミスマッチはあるものです。

 

もちろんプロ裸足の凄いバンドも一杯見てきましたが、一方で惜しいなあ。。。と感じるバンドもありました。

 

例えば、

変拍子の多いプログレフュージョンでは緻密なドラミングなのに、8ビートのシンプルなロックではグルーブできないドラマー

 

・激しいロックでは豊かな声量とシャウトをみせるが、バラードやスローテンポでは音程が不安定で英語発音も??なボーカリスト

 

・スラップやサムピックをバリバリにこなし早いパッセージも難なくこなす反面、後乗りのヘヴィーなグルーブが苦手なベーシスト

 

・原曲を重視(嫌い?)せず、自己解釈・スタイルを貫くタイプのギタリスト

 

などなど、技量の上手下手ではなく目指す音楽やジャンルとメンバーの整合性のが取れていないなと感じる場合が結構あります。

 

結果的にミスマッチ当事者にとっても他のメンバーにとっても残念なことです。

 

できれば参加する前に話し合いの場をもってお互いの考え方や相性を確認してミスマッチをさけることが賢明です。

 

例えばSNSにアップされた動画などはその人の音楽背景や嗜好及び実力を探るには非常に有力な材料になると思うので積極的に活用すべきでしょう。

 

折角だからまあいいか!とかナアナアでバンドを始めるのは絶対良くないと思います。

 

まとめ

どんな音楽を目指すのか、どんなジャンルをやりたいのか・・・によって必要な人材は変わってくる!。※テクニックだけが必要十分条件ではない



バンドが長続きしない原因.2

・メンバー間のコミュニケーション&リスペクト不足

バンドで自分のやりたい音楽を実現する・・・には当然ながら協力してくれるメンバーが必要になります。

 

同じ目標や志をもつもの同士が集まって目標に向かって努力する・・・というのはとても清々しくて素晴らしいことです。

 

しかし、少し嫌な言い方をすれば自分のやりたい音楽(活動)や作品制作のために他人を利用する・・・という側面も一方にはあるわけです。

 

バンド内の意思疎通や協力体制を維持するベースは私の経験から

 

コミュニケーションとリスペクト

 

ではないかと考えています!。

 

往々にして長くバンドをやっていると、

 

・自分は他のメンバーより優れている

・自分が一番このバンドの事を真剣に考えている

・自分あってのバンドだ

 

こういった考え(驕り?)を持つようになることがあります。

 

成り立ちが既にワンマンバンドの場合なら、こういった考え方もありえます。

 

しかし、そもそも共通の目標で集まったバンドで一人がこういった考え方(や行動)をとるようになるとバンドは崩壊に一気に近づきます。

 

これを具体的な行動に置き換えてみると、例えば以下のような感じ。

 

  • バンドにおける自分の役割を自覚していない
  • バンドを続けたいという熱意・積極性を持たない
  • 自分からはアクションは起こさないが文句や注文は付ける
  • SNSなどの連絡における反応・返信が遅い
  • 相手(仲間)を尊重しない態度や発言が多い
  • バンドそのものに対して無関心になる

 

これってまさに「コミュニケーションとリスペクトの欠如」そのものですよね!

 

まとめ

メンバー同士のコミュニケーションを密にして、お互いがリスペクトする気持ちを忘れなければバンドの危機を回避し乗り越えることができる



バンドが長続きしない原因.3

・環境変化による不協和音

この3年超に及ぶコロナ禍にあって、なかなか思うようにバンド活動やライブ活動ができない状況が続きました。

 

結果的にこの鬱屈した状況がバンド内の不和や軋轢を表面化させたように感じます。

 

例えば私が所属するあるバンド(結成以来8年)では、普段であれば各人のバックグラウンド(仕事や生活環境)に言及・忖度することはほとんどありませんでした。

 

しかしコロナ禍で各々が属する職種や所属する組織の対応方針に大きな違いが生まれ、著しく音楽活動を制限されるメンバー(会社員など)と比較的自由裁量で動けるメンバー(自営業)との分断を生むことに!。

 

メンバー全員ライブをやりたいという思いは同じであっても、結局この置かれた立場の違いがライブ活動に大きなブレーキ・障害となりました。

 

結果的には最後にライブを行ってから全員が揃ってライブを再開するまで約2年間の空白を持つことになってしまいました。

 

コロナ禍では珍しくないことではありますが、個々のメンバーにとってはそれぞれバンドに対する思いや考え方などを見直す機会にもなったわけです。

 

その間の2年間はあるメンバーは完全自粛を余儀なくされる一方、他のメンバーは新たなバンドを複数立ち上げてそちらにエネルギーを注力する者やほぼ音信不通状態でコネクションが希薄化するメンバーもいました。

 

まとめ

コロナ禍のような異常事態では平時には想定できないような環境変化によりバンド内に不協和音が生まれることがあるので、お互いが無理強いをせず冷静に対処する心の余裕を個々に持つことが肝要

 
※結果的にはライブ再開でお互いがバンド存続の必要性と価値を共有できたことで現在も活動を継続中!。2023年7月にも2つのライブが決まりました。
 
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。