・今年も堺ブルース・フェスティバル2023に参加
堺ブルース・フェスティバル2023.に参加しました。
今年は9月17日(日)、18日(月・祝)の2日間の開催でした。
私は2日目の18日に出演しました。
演奏会場の全容は堺市役所前の屋外メインステージ【①・②】と③~⑨の計9箇所。
フェスとしては天候にも恵まれ、観客動員も多くてひとまず大成功と言える結果だったようで、来年も同じ時期の開催を予定しているようです。
素晴らしい演奏やカッコいいパフォーマンス、普段接することのあまりないジャンルの音楽との出会い、懐かしい友人との再会・・・などなどライブならではの驚きや感動を感じることができて良かった。
全ての演奏を観ることはできませんが、少なくとも友人・知人のバンドを間近に見る絶好の機会になり充実した時間を過ごせました。
・フェスに参加して感じた少し残念だったこと
しかし、開催者・出演者・観客全てが納得できた内容だったか、何も問題点や課題はなかったのか・・・と言えば甚だ疑問が残りました。
今後の為にも、そのあたりを検証・総括する必要があると思いました。
音楽フェスあるある?というか、ここからは私見です。そのつもりで聞いてください。
①.バンドとお店(会場)のミスマッチ
②.時間配分に無理がある
③.馴染みバンドと新参バンドで店の対応が変わることも!
④.トイレと喫煙場所も事前にアナウンスを
①.バンドとお店(会場)のミスマッチ
当日は天気も良く(というか暑すぎた(;^_^A)、人手も多く盛況だったと思います。
私が出演したのはメイン会場から少し離れた集合ビルの3階のお店でした。
もともとJAZZ Barのお店のようで、店自体こじんまりとして細長い形状でした。普段はしっとりとしたジャズを楽しむ店なのでしょう。
我々のような大音量&大人数のROCKを演奏するバンドは少ないのか、セッティングにもかなり手間取りました。
アンプもジャズ系のギタリスト向けなのか小型のあまり音楽スタジオでは見ないタイプ、ドラムも比較的小口径で、やはりジャズ演奏を想定していると感じました。
ただこれは簡単な話ではない。実は昨年出演した時の会場が今年は外されていました。
スペース的にも余裕があって、大音量のロック系バンドには打ってつけの会場でしたが、なぜか今年はそこが会場から外れていました。
何があったのか、理由は知る由もないですが結果的には大人数や大音量のロック系バンドがやれる会場が制限されることになったのは事実だと思います。
事務局の会場探しが大変なことは容易に想像できるし、その努力にも頭が下がりますができれば音楽ジャンルに相応しい広さや設備の会場をセレクト願いたいところです。
②.時間配分に無理がある
14時の出番はストーンズのカバーバンドでした。
ボーカル、サックス2管、Wギター、ベース、ドラムの7人編成。演奏時間は前バンドからの転換込みの30分厳守!。時間との勝負です。
これは事前から分かっていたことですが、狭い店内に客が溢れており演奏が終わってもすぐにお客さんが引かないので、店内に大人数が滞留。
そんな状況では前のバンドが人混みをかき分け楽器を片付け、控え室に戻るにも数分が掛かります。
次のバンド(私たち)はそこからセッティングすることになるので、あっという間に持ち時間の30分のうち10分近くを使ってしまいます。
そしてやっとセッティングにかかると、ギター2人がアンプに大苦戦!。音が鳴らない、ハウリング、音がもこもこする・・・など普段音楽スタジオで使うアンプとは全く異なるアンプにトラブル続出。おまけに前のバンドのメンバーが我々がセッティングしてる最中にステージに忘れ物探しに来るし・・・。
ステージも狭く、全員の立ち位置を決めるのに一苦労。(7人!ですから)ベースはアンプから遠い位置になって自分の音が聴こえず演奏することに・・・等々。
結局演奏が始まったのは規定時間14時を10分以上過ぎてから。ある程度、時間を喰うことは予想していたので、セットリストをトータル20分弱にしていたので、なんとか間に合うかと思っていましたが、予想以上のトラブルに見舞われて全員ピリピリでした。
③.馴染みバンドと新参バンドで店の対応が変わることも!
セッティングでやたら時間を喰ってしまい、演奏開始まで10分以上かかってしまい、肝心の演奏時間がかなり短くなって、演奏にも焦りがでてきます。
こんなこともあろうかと、20分程度の短めのセットリストにしてはいましたが、本番でのトラブルはやはりメンタルにも影響しました。
私はドラムだったので、スタッフとのやり取りは見えなかったのですが、前列にいたメンバーに後で聞いたところ「ずっと怪訝な顔で急かされ、始まったら音がデカい!とクレーム言われ、演奏を楽しむ様子はなく耳をふさいで時計と睨めっこ・・・挙句の果てに演奏途中に時間です、演奏終了!って・・・ほんまにやりにくかった。」と。
応援に来てくれたお客さんも「前のバンドにはタイムアップせずに時間ずれ込んでも何も言わず。。。なんでうちだけ目の敵みたいに・・・」
こうゆうことって現実にはありますよね、残念なことですが。
セッティングに手間取るのは当然自分達にも非があります。事前準備の不足や段取りの悪さ、経験の無さ・・・等々十分反省・自覚すべきだと思います。
しかし、やはりそうした場合にこそスタッフさんの応援・ヘルプが必要になると思われます。ギスギスした空気や雰囲気の中では決していい演奏はできません。
そして最終的には時間オーバーで演奏中にテロップを出されて半ば強制終了させられる羽目に。。。なんとも納得いかない消化不良なライブになってしまいました。
殆んどのスタッフさんは献身的で一生懸命でした。ほんとうに音楽が大好きなんだということが伝わってきました。
ですから先のようなスタッフさんは例外だと思います。単に時間が押してイラついていただけなのかもしれません。
しかし、我々にとってその印象はずっと残ってしまいます。できればいい思い出で終わりたいと切に願います。
④.トイレと喫煙場所も事前にアナウンスを
実はこれも結構トラブルになりそうなポイントでした。
特に女性はトイレ探しに困ってました。私がいた会場(お店)にはもちろんトイレはあるのですが、観客席の奥であったり演奏が始まると移動が難しかったり・・・で見に来てくれた友人の女性やメンバーの女性も困っていました。
パンフレットにWCの場所を記載するなどの配慮があっても良かったかも。
禁煙を矯正するつもりはありませんが、吸う人と吸わない人との間のエチケットとして喫煙場所をいくつか設定するくらいの配慮があっても良いと思いました。
まとめ
※写真とブログのお店は関係ありません
つい愚痴っぽい内容になってしまいましたが、やはり音楽フェスは主催者・演者・観客が一緒になって盛り上げるものだと思います。
だからこそ、些末なことだと無視せずに一つ一つ解決・善処することが次に繋がるのではないでしょうか。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。