新バンド~Ancient Melody~初ライブ敢行!
2022年10月8日に新バンドで初ライブをやりました。
バンド名は~Ancient Melody(古代の旋律)~といいます。
パワフル&繊細な表現力をもった女性ボーカルを中心に、60.70年代Rock,Popsの懐かしいヒット曲~現代の最先端EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)まで幅広く良い音楽・素敵な曲をセレクトしてカバーしていく・・・がコンセプトです。
メンバーは左からベース:グッチ(30代)、ボーカル(弾き語り):スカイ(20代)、ギター&キーボード:パンちゃん(60代)、ドラム:ダッチ(私)(60代)の構成。
親・子・孫で結成されたファミリーバンドみたいですが、そうじゃありません(笑)。
初ステージは「なら音 大阪フェスティバル2022」というイベントで大阪の住吉区民センター小ホールでアマチュア・バンドのデビューには立派過ぎるステージでした!。
特にボーカルのスカイは人前で唄うのは初めてだったので、本番前は相当緊張してましたが、蓋を開けたらなかなかどうして堂々としたパフォーマンスでした。
なら音とは | なら音'16 (nara-music.com)
予期せぬ主要メンバー離脱・・・
ただこのライブにいたるまでには実は色々紆余曲折があり、一時はライブ出演辞退も考えねばならない状況でした。
しかし、最終的にはメンバーの頑張りでライブを成功させることができました。
話を戻して、ライブまでの経緯を時系列で紹介します。
2022.5 新バンド結成(Vo、G(Key)、Key、B、D の5人編成)
2022.6. 初練習(Journey、TOTOなどを中心にカバー)
2022.7 2回目練習 10/8のライブ出演が決定!
2022.8 主要メンバー(Key)が体調不良でバンドを離脱
2022.9 レパートリーを一新し練習再開(Vo、G(Key)、B、D の4人編成)
2022.10 本番を迎える
メンバーには現役の教職員(30代ベース)もいて仕事が多忙を極めており、また彼自身3人の子育て真っ最中でもあり練習時間(個人&全体)が取れないのが実情でした。
そこに主要メンバーのキーボード(本格的なレッスンを積んだテクニシャン)が体調不良のため心ならずもバンド継続ができなくなる事態に。。。
ライブ本番まで残り1か月ちょっとという8月後半のタイミングだったので正直メンバー間にも不安と焦りがありました。
これまでのレパートリーはキーボードがあってこそ成立していたので、この時点で曲の見直しを迫られることになりました。本番まで約1か月でどこまでやれるのか・・・。
新たなコンセプトでバンド再発進
メンバーは4人になりました。
それまで練習したJourney やTOTOは高度な技術のキーボードが不可欠なので、現時点では封印するほかなくなりました。
しかしイベント準備は進行しており、この段階でのキャンセルはできない状況です。
大急ぎでバンドのコンセプトや曲を全面的に見直す必要がありました。
しかし、もうあまり時間がありません!。
できることをやろうとメンバーで決めて、打開策を考えることにしました。
最初に、
〇本番までに想定される問題点を洗い出してみました
①.新レパートリーをどうするか(30分程度のステージでは最低5曲は必要)
②.残り1か月、スケジュール的に全員で集まって何回合わせられるのか
③.個人練習でどこまでやれるのか・・・どうやったら効率的に練習できるか
〇続いてバンドの強みを考えてみました。
・全員がそこそこ唄える(コーラスができる)
・複数の楽器を扱えるメンバーが複数いる(曲によって担当が変更できる)
〇ここから導き出されることは、
・音の薄さや単調さをコーラスハーモニーで補完する
・演奏楽器(パート)を変えて曲の変化とバリエーションを出す
以上を踏まえて、問題点への対応策を考えました。
①.新レパートリーをどうするか(30分程度のステージでは最低5曲は必要)
まず、Vo+ギタートリオ(G+Bass+D)の構成で、従来のレパートリーでこの構成にアレンジ可能なものを2曲残しました。
続いて新たにキーボードトリオ編成で演奏可能で、かつ強みであるコーラス(バックの3人が唄う)が活かせる印象的な曲をセレクトすることにしました。
楽器の少なさ、音の薄さをコーラスの厚みでカバーしようというのが狙いです。
原曲がVo+キーボードトリオ(Key+B+D) であるかどうかには拘らず、アレンジ面と再現性を基準に候補曲を3曲絞り込みました。
これができたのも、バンマスのパンちゃんが非常に優れたマルチプレーヤー(ギター・キーボード・ドラムほか。。。すべて独学)であることと、バンドのホームグラウンドが彼のパーソナルスタジオ(貸スタジオも経営)だったことが大きかったです。
これで予定した5曲が決まりましたが、時間的余裕がないため長尺や複雑な構成の曲はできません。どうしてもシンプルな曲になるのでどれも3分前後の曲になってしまい、演奏時間はMCいれてもトータル20分弱になりました。これではちょっと足りない。。。
そこでボーカルのスカイが以前からやっている(YouTubeにもアップ)曲で1曲弾き語りをすることにして、もう1曲はピアノ伴奏+ボーカルで1曲を加えることにしました。
これで都合7曲、時間にして25分くらい。MC込みでなんとか30分のステージにできそうな見込みが立ちました。
②.残り1か月、スケジュール的に全員で集まって何回合わせられるのか
これが難関でした!。私はリタイア爺さんなので時間は比較的自由がききますが、他の皆仕事を持っており平日はほぼ不可能。
といって土日も暇なわけではなく、特に教員の彼は学校行事やら家の用事(親族の不幸も重なった!)もあって本番までせいぜい1回しか練習には参加できない。
残った3人もよくて2~3回しか顔を合わせることはできそうもないことが判明。
これはなかなか厳しいなとは思いましたが、ではどうすれば出来るだけバンド練習をイメージしながら個人で練習できるかに知恵を絞りました。
③.個人練習でどこまでやれるのか・・・どうやったら効率的か
一番の課題はベースがほぼ練習に参加できないことだったので、彼に曲の構成や決めなどを具体的なイメージをどう伝えるかでした。
そこでバンマスが得意の才能を生かして、各人のコーラスパートを音源化してメンバーにメール便で送付。凝った仕様で全体コーラスと自分パートのみ、自分以外のパートのコーラスをそれぞれ作成してくれました。
誰にもできる芸当?ではないですが、これは本当に効率的で助かりました。
これで各自はマイナスワンカラオケで一人でコーラスを練習できました!。
併せて曲の構成についても分かりやすく譜面を作成し、送ってくれました。
私もできることはやろうと思っていました。
他のバンドでもいつもやっているビデオ編集でベース以外の3人の練習風景を編集して、注意するポイントなどをコメントで入れつつSNSで共有しました。できるだけ実際のバンドの臨場感を感じながら練習してもらうためです。
こうして最終的に全員で集まれたのは2回(内1回は本番当日の朝!)でした。
バンマスのスタジオから機材や楽器一式を2台の車に積み込んで会場へ。
休む暇なく現地の控室(実は廊下でしたが)で組立しながら本番待つこと約4時間!
時間が押して本来夕方6時半スタートのはずが7時を大きく回ってしまいました。
この時間ではお客さんも疎らかなと心配しましたが、有難いことに超満員(?)とまではいかずとも数十人が残って演奏を聴いてくれました。
当日 Set List
♪Gimme Some Lovin' / The Spencer Davis Group (1966)
♪Dont't Kill My Vibe / Sigrid (2018)
♪You Make Loving Fun / Fleetwood Mac (1977)
♪Someone Like You / Adele(2011)
♪Love Yourself / Justin bieber / (2015)
♪It's So Easy / Linda Ronstadt(1977)
♪Helter Skelter / The Beatles(1968)
暖かい拍手と応援エールもいただきながら無事30分のステージが終了!
アー良かった!💛。 心地よい疲労感を楽しみたかったですが、時間的な制約もあってさっさと片付け~車に積み込みを終えて奈良のスタジオまで帰還!。機材を降ろして今日はごくろうさま!と解散でした。
なにより今回の収穫は、諦めずにメンバー全員が知恵を出し合って臨めば何とかなる!って事でした。
現在バンドは一休みですが、また英気を養って頑張ってライブやりたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。