はじめに
幾つになっても人間関係は難しい。筆者自身、5年前にリタイアして会社での煩わしい人間関係から解放されたとはいえ、全く他人と隔絶する生活を送ることは不可能です。
実際、様々な場面で、相手の行動や言動にイラついたり気になったりすることはやっぱりありますよね。
しかし、そんな時に指摘やアドバイスをうまく伝えないと、相手を傷つけてしまったり、反発を招いたり、場合によっては関係が壊れてしまうこともあるかもしれません。
例えば、バンド活動。筆者は現在4つのバンドに在籍しています。
もちろんどれもやってて楽しいのですが、やはり時としてメンバー内で衝突があったり、不満を感じたりで雰囲気が悪くなることがあります。
そんな時、気になることを「聞かなかった・無かったこと」にしてスルーするのもひとつの対処法ですが、相手との関係を大事に思うなら、思い切って気になる点を指摘したりアドバイスすることも必要になってきます。
そこで、今回は、バンド内での事例を元に、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うための7つのポイントを考紹介します。
相手を傷つけない指摘・アドバイスの重要性
相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うことがいかに重要か!・・・もう一度確認してみます。
相手を傷つけてしまうと、次に指摘やアドバイスをしても、相手は素直に受け入れてくれないかもしれない。また、相手を傷つけてしまうと、関係性が悪化(最悪は決裂!)する可能性もあります。
一方、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うことができれば、相手は指摘やアドバイスを受け入れやすくなり、関係性も良好に保つことができます。
そのため、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためのスキルを身につけることが、とても大切なんです。
相手を傷つけない指摘・アドバイスのコツ
これが筆者の考える「7つのポイント」です。
現在筆者自身がリタイア後も続けているバンド活動を例にとってみました。
今現在4つのバンドで活動中ですが、それぞれ個性豊かなメンバーがいます。
もちろん楽しんで続けていることは間違いないですが、それなりの人間関係があって、やはり楽しいことばかりではありません。
意見や考え方の相違から気まずくなったりすることも当然あります。
しかし、行き違いを放置すれば気まずいままで、結局バンドにとっても良くない。
ではどうするか?。
そんな状況をできるだけ穏便に解決する7つのポイント、各々個別に説明します。
1. 相手の立場に立って考える
相手の視点に立てば、なぜそのような行動や言動をしたのかを理解できるからです。
2. 具体的な事実に基づいて指摘する
抽象的な指摘をすると、相手は「何を指摘されているのかわからない」と混乱し、反発を招く可能性があります。
3. 相手の良いところも伝える
相手の良いところを伝えることで、相手は「自分は認められている」と感じ、指摘やアドバイスを受け入れる気持ちが強くなります。
4. 改善点の解決策を提案する
ただ指摘をするだけでは、相手は「どうすればよいのかわからない」と困惑し、反発を招く可能性があります。
5. タイミングと場所を選ぶ
相手が忙しいときや、周りに人がいるときに指摘をすると、相手は不快に感じたり、反発を招いたりする可能性があります。
6. 相手の反応を観察しながら指摘する
相手が怒ったり、落ち込んだりする様子があれば、その時点で指摘をやめて、後日改めて指摘するようにしましょう。
7. 指摘したことを忘れない
指摘したことを忘れてしまうと、相手は「一時の感情に任せて怒りをぶつけられた」と感じ、反発を招く可能性があります。
まとめ
以上、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためには、上記の7つのポイントを押さえることが大切です。
これらのポイントを押さえて、相手に受け入れられ、より効果的な指摘・アドバイスを行うようにしましょう。