今日は2023年12月31日。いよいよ2023年も終わりを迎えようとしています。
今年もたくさんのライブを経験し、多くのことを学びました。
今回は、4つのバンドでギターとドラムを担当した2023年のライブ活動を振り返り、自分自身が成長したこと、気付いたこと、反省したことなどをまとめたいと思います。
【バンド紹介】
1.安宋山(あんそうざん):最強のロックトリオ、ハードロックの原点とも評される伝説のグループ”CREAM”のトリビュートバンド。結成4年目 筆者はギター担当。
2.Jack Sparrows(ジャック・スパローズ):最強のロックバンド、ローリング・ストーンズのトリビュートバンド。 結成9年目 担当はドラム。
3.Ancient Melody(エイシェント・メロディ):1960年代~現代まで幅広く洋楽中心にGood Musicをカバーする20代~60代メンバーで構成された異色のユニット。結成3年目 担当はドラム。
4.上六事変(うえろくじへん):東京事変を模したバンド名ながら取り上げる曲は70~80年代のMTV世代に懐かしい洋楽を中心にカバーするツインギターバンド。 結成3年目 担当はギター。
2023年活動実績
記憶の抜けがなければ、ライブ回数:23回と、だいたい月2回のペースでした。
今年65歳を迎えたオヤジにしては、我ながらようやったなあ・・・と思います(笑)。
2023年を総括
成長したこと
まず、技術面では現状維持~ちょっと成長できたと自画自賛(笑)。
4つのバンドでそれぞれ異なるジャンルの音楽を経験・演奏したことで、自分の音楽的表現の幅が広がったように思います。
また、ライブの経験を積むことで、ステージでの緊張が減って余裕が生まれ、その結果演奏への集中力も向上しました。
◆具体的な変化と影響
【ギター編】
今までハードなロック系の曲中心にやってきて、歪系の音色とラウドな音量が定番だったため、バラード系やスローな曲は繊細なテクニックと表現が問われるためどうも苦手でした。
しかし上六事変で女性ボーカルのバックを務めることで、バラードナンバーにも挑戦。
今まであまり弾いたことがなかったノン・ディストーションでのギターに挑戦することで丁寧なピッキングやエモーショナルなギターワークを意識するようになりました。
筆者のようにディストーションの効いたハードなギター中心に弾いてきたギタリストにとって、ノンディストーションでを弾くことは、3つの点で違いが顕著です。
- 音色の違い
ディストーションは、音に歪みがあり、音量も大きくなります。
ノンディストーションでは、音の違い<物足りなさ・頼りなさ>に戸惑います。
- 繊細さ
ディストーションの効いたギターは、ピッキングやコードの押さえ方に多少の雑さがあったとしても、それほど目立ちません。
しかし、ノンディストーションでは押さえ方やピッキングの雑さがもろに目立ちます。そのため、より繊細かつ正確なピッキングやコード押さえが必要となります。
- 表現の幅
ディストーションは、音の歪みによって音色や表現の幅が限られます。
しかし、ノンディストーションではクリーンな音色ゆえに表現の幅が広がります。
【ドラム編】
ドラムでは、Ancient Melodyで曲によってリードボーカルも担当することになり、歌いながらリズムを刻み的確なフィル(おかず)を入れることの難しさに直面。
しかし、この経験がかえってドラム基本中の基本である”グルーブ感とテンポキープ”を同時に実現させる必要性を改めて意識する良い機会になりました。
ドラムを叩きながらボーカルをとることは、非常に難しいです。その難しさは、以下の3つにまとめることができます。
ドラムは、両腕や両脚を大きく動かす動作が基本。そのため、呼吸が乱れたり、体幹がブレたり姿勢が乱れると、ボーカルが安定しません。
- リズム感と歌唱力の両立
ドラムを叩きながらボーカルをとるには、リズム感と歌唱力の両方を高いレベルで維持する必要があります。リズムが乱れると、当然歌も乱れます。
- 体力
ドラムは体力勝負とも言われる楽器、その上ボーカルも相当な体力を使うため、両方を同時に行うにはかなりの体力が必要。これがなかなかきついのです💦。
一方で、ドラムを叩きながらボーカルをとることには、メリットもあります。
- より表現力豊かなパフォーマンスが可能
ドラムを叩きながらボーカルをとると、ボーカルの間やタイミングを意識しながら叩くので、自然にドラム(ビート)のタメが意識できると感じました。
- 観客の注目を集めることができる
ドラムを叩きながらボーカルをとるのは、結構珍しいので、観客の注目を集めることができます。まあ、これはメリットかどうかわかりませんが・・・。
- バンドの可能性を広げることができる
ドラムを叩きながらボーカルをとることができる人は、バンドの可能性を広げることができます。たとえば、リードボーカルでなくてもバックコーラスをドラムが担当できれば、コーラス要員を増やす必要はなくなります。
ドラムを叩きながらボーカルをとるには、相当の練習と努力が必要です。しかし、そのハードルを乗り越えることができれば、非常に魅力的なパフォーマンスを披露することができます。
反省したこと
〇練習・準備不足
時にはライブ中に緊張して凡ミスをやらかしたり、自信をもって臨んだ曲のはずが全く実力を発揮できなかったこともありました。
ライブの準備や練習をもっと計画的に密度を濃く行うべきだったと反省しています。
〇盛り上げ技術の不足
要するにMCが下手で、観客を乗せきれないことです。
前回のブログにも書きましたが、「観客を自分の味方」にする技術がまだまだ足りないと痛感します。頭では分かっていても、なかなかできないのが辛いところ。
バンド活動をしている人へのアドバイス
拙い経験から申し上げます。
ライブ活動を通して、音楽をより深く楽しむことができるようになりました。
また、人前で演奏する経験は、自己表現やコミュニケーション能力の向上にもつながります。要は「前向きになれた」…ということです。
これからバンド活動を始める人は、ぜひ積極的にライブに出演することをおすすめします。
また、ライブ活動を続けている人は、技術や表現力だけでなく、観客への思いやりや音楽への情熱を忘れずに、これからも素晴らしいライブを続けていってください。
私も2024年も引き続きバンドもブログも頑張りますのでよろしくお願いいたします。