音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

60代、昔のバンド仲間が再集結! 止まっていた時計が動き出した日

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1. はじめに – 遠のいたバンド再結成


もう、これが最後かもしれない」――そんな思いが、頭をよぎったのは何度目だったろうか。

大学時代、毎日のようにスタジオにこもって音を合わせた4人。

就職してからは、生活も環境も住む場所もそれぞれ違い、頻繁に会うことさえ難しくなっていった。

 

それでも50代になった頃、誰からともなく「年に一度、集まって音を出そう」という声が上がった。

きっかけはメンバーの一人が自宅に音楽スタジオを作ったこと。

これで時間の制約なく、思う存分一緒にセッションがやれると全員が小躍りした。

それはただの気まぐれだったかもしれないけど、年に一度一日だけのバンド再結成は次第に私たちの中で大切な恒例行事になっていった。



それぞれの人生の重みが増す中、昔の自分たちに戻れるあの数時間は、思っていた以上にかけがえのない時間だった。

 

しかし、50代半ばで私が癌を患い、バンド活動はお預けに。

さらに追い討ちをかけるように、メンバーの一人が50代後半にすい臓がんを宣告され、大手術を受けることになった。

すっかり機会が失われた私たちは、それぞれが抱える日常に戻らざるを得なかった。

けれど、再集結は心のどこかでずっと願っていたものだった。

 

 2. 絆を繋ぎとめる不屈の精神



メンバーの一人がすい臓がんを患い、内臓の大半を摘出したと聞いた時、私は驚きと同時に深い不安を抱いた。

「もう二度と会えないかもしれない」。

その思いは日を追うごとに強まり、何度もその知らせを頭の中で反芻していた。

 

けれど、彼は不屈の精神で生き延びた

 

奇跡的な回復を見せた彼の姿に、私たち4人は新たな希望を抱いた。

彼の回復を機に、私たちは「今できることを後悔なくやろう」という合言葉のもと、再集結を決意したのだ。

 

そして手術から3年が経ったその日、久しぶりのあのスタジオで再開することに。

かつての自分たちに戻れるのだろうか、そんな不安を胸にしつつも期待が膨らんでいくのを感じた。

 

3. 再集結の日 – 懐かしいスタジオで


その日、私たちは朝9時に集合した。

会場はメンバーの一人が経営する音楽スタジオ。

普段は地元のお客さん中心にダンスやバンドの練習場所として使われているこのスタジオは、やはり懐かしさを感じさせる場所だった。

照明の柔らかい光に包まれたスタジオの一角に並んだ楽器。

それを見ただけで、少しずつ緊張が解けていくのを感じた。

 

「4時間で1曲を仕上げる」。

それがこの日のミッションだ。

東京に戻る友人の電車の時間が迫っているため、時間は限られていた。

 

それでも私たちは、大学時代に戻ったかのように笑顔を浮かべ、軽く雑談を交わしながら楽器を手に取った。

けれど、いざ音を出す瞬間、少しの不安が胸をよぎった。

何年も経って、果たして昔のように演奏できるだろうか?

音が合わなかったらどうしよう…。

そんな心配を抱えながら、私はギターを握りしめ、深呼吸を一つした。

 

4. 音を奏でる – 音楽に刻まれた友情

「ほな、やろか!。」のドラムの掛け声でカウントが始まる。

一音目が鳴り響いた瞬間、まるで時間が逆戻りしたかのような感覚が体を包み込んだ。

リズムが自然に体に流れ込み、音が重なり合う。

その瞬間、何かが「カチッ」と噛み合ったような感覚を覚えた。

 

完璧とは言えないけれど、昔の感覚が少しずつ蘇ってきた。

ギターの乾いたクリアな音、ベースの腹に来る低音、キーボードの軽やかなコードワーク、ドラムのタイトなリズムが一つに溶け込む。

その瞬間、私たちは再び音楽を通じて繋がっていることを感じた。

 

演奏が終わった後、スタジオ内には静かな達成感が漂っていた。

みんなの表情はホッとしたような穏やかで、どこか安心した笑顔だ。

言葉は必要なかった。

そこにあるのは、かつて共に過ごした時間と、それが今でも変わらず続いているという事実だった。



5. これからの未来 – 共に刻む思い出



何度か演奏を繰り返し、それぞれの演奏の音源と映像を録って、例の回復した仲間が映像編集をすることになった。

私たちは彼がYouTubeにアップすることを約束し、再び集まることを誓った。

 

私たちはもう60代後半。

人生の残り時間は少ないかもしれないが、だからこそ、今こうして仲間と過ごす時間が一層大切に感じられる。

 

何回こんな機会が残されているかは分からない。

でも、今日この瞬間に確かに感じたものがある。

それは、年齢を重ねてもなお続く友情と音楽への情熱だ。

 

 

6. 終わりに – ワクワクは続く


音楽はただの趣味ではなく、私たちの人生そのものだ。

癌や病気を乗り越えた私たちは、再び集まって音を奏でることの喜びを噛みしめている。

これから先、どれだけ集まれるか分からないけれど、今日のこのセッションが新たな希望とワクワクをもたらしてくれたのは確かだ。

 

「また集まろう」――そう誓って、私たちはそれぞれの日常に戻っていった。

 

おわりに



再集結した4人のセッションを通じて、私たちは「今を生きることの大切さ」を改めて実感した。

何があっても、仲間と一緒に音楽を楽しむ時間はかけがえのないものだ。

これからも健康で長生きしながら、音楽の旅を続けていこうと思う。

私たちのワクワクは、まだまだ終わらない。