音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

ロックキッズだった私が50代半ばでバンド活動をリスタートさせた理由

いつも「音楽大好き親父の徒然ブログ」を見ていただきありがとうございます。

お陰で私のブログも100記事を超えました。

そこで、今回は初心に返りあらためて「自分が50代半ばで一念発起してバンド活動を再開させた」理由および経緯をかいつまんでご紹介しようと思います。

 

ざっと40数年前の大学時代はエレキギターとドラムでバンドを楽しんでいました。

しかしご多分に漏れず、就職してからは仕事や家庭に追われ、それ以降は音楽はもっぱら聴くだけで、自分から音楽やバンドをやろうという情熱を長らく忘れていました。

 

そんな私が、なぜ50代も半ばになってから再びバンド活動を始めることになったのか。その理由と、その後の経験についてお話しします。

 

1.若かりし頃の音楽とその失われた日々

私が初めてエレキギターを手にしたのは高校1年の頃です。

毎日放課後に音楽好きの仲間と集まり、バンドに没頭する日々を過ごしました。

 

当時はBeatlesのコピーから始めて、Deep Purple,Led Zeppelin、Bad Company、QueenGrand Funk Railroad・・・といったロック(ハードロック)をひたすらコピーしました。

今思えば相当ひどい演奏でしたが、本人たちはやれるだけで大満足でした。

 

大学に入ってからは入学してすぐに軽音学部に入部。そこで出会った連中や高校からの連れとでバンドを結成。ライブハウスにも何度か出演しました。

 

しかし、社会に出てからは仕事や家庭に優先順位が変わり、音楽はどこか遠い存在になってしまいました。

いつの間にか、ギターは部屋の隅で埃をかぶるようになり、気づけば音楽から遠ざかっていたのです。

 

2.転職と病の知らせ、人生の転機

就職してから23年が経った45歳の頃、人生に大きな転機が訪れました。

突然の転勤で、長年慣れ親しんだ職場から慣れない環境に飛び込むことになりました。

 

新しい職場では上司や同僚とのコミュニケーションが取れない状態が長く続き、孤立感とストレスが募りました。

今では考えられないようなパワハラも日常茶飯事で、鬱病一歩手前の状態まで追い込まれます。毎日が地獄のような日々、朝目が覚めて会社に行くのが辛かった。

 

しかし、当時(2003年ごろかな?)社会的にコンプライアンスの意識が高まりつつある時期でもあり、徐々に会社および職場環境も改善されてきました。

自分自身も仕事に慣れて、少しずつ自信も生まれて人間関係も改善されてきました。

 

そして、仕事と人間関係が好転してきた転勤から10年ほど経った54歳の時でした。

健康診断で前立腺がんが見つかり、発見が遅くガンはかなり進行していました。

 

50代でのがん告知は、精神的にも身体的にも大きなショック。

死を意識する中で「このまま何もしないで終わるのか」と深く考えさせられました。

 

3.音楽との再会、勇気を出してフリーセッションへ

そんな先の見えない闘病生活で悶々とした日々を送る中、ある日、古い友人から突然連絡が来ました。

「ライブハウスで定期的に開催しているフリーセッションにギターで参加しないか」という内容の誘いでした。

 

最初は長年のブランクがある自分で大丈夫か・・・正直不安でした。

しかし、今の自分の置かれたストレスとモヤモヤした状況・気持ちを少しでも変えたい!・・・という思いから、思い切って参加してみることに。

 

そして、緊張しながらもギターとエフェクターを下げてセッションに行きました。

 

結果は?

久しぶりに人前でギターを弾く緊張感と、初対面の人たちと音を合わせる瞬間の喜び。

それは、かつて感じた音楽の楽しさを再び思い出させてくれるものでした。

若い頃とは違う、成熟した自分だからこそ感じられる音楽の深さに、心が震えました。

 

4.新たな仲間とバンド活動の再開

フリーセッションをきっかけに、私はそこで出会った新たな仲間たちとバンドを結成することになりました。

何回かの練習を重ねて、2-3か月後の週末にはライブに出演することになりました。

 

それ以降今まで、様々な仲間と出会い色んなジャンルのバンドを経験しました。

そしていつの間にか、音楽が再び私の人生の中心になりました。

 

何より、同じ音楽を愛する仲間と一緒に演奏する楽しさは、言葉にできないほどです。音楽を通じて、私は新しい自分を発見し、人生に再び輝きを取り戻しました。

これがあったからこそ、砂を噛むような会社生活も先が見えすに落ち込むことも多いがん闘病生活も耐えてこられたのだと思います。

 

音楽(バンド)に出会うことがなかったなら、多分私は50代後半のどこかで絶望と怒りの感情を持ったまま、会社(人生かも・・・)をスピンアウトしていたと思います。

 

5.定年後の生活に音楽を取り入れる喜び

そして、60歳で定年して6年が経った今の生活において、音楽と共に過ごす時間は私にとってますます欠かせないものとなりました。

 

ギターを手に取り、ドラムを叩いて好きな曲を演奏する時間は、まるで若返ったような気持ちにさせてくれます。

音楽は、年齢に関係なく、私たちに新しい楽しみと出会いを提供してくれるのです。

 

6.50代からのリスタートを考えている方へ

もし、今の生活に何か物足りなさを感じている方がいたら、音楽を再び取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

年齢なんて関係ありません。

音楽はいつでも新しい発見と喜びを与えてくれるものです。

50代、60代だからこそ、音楽を通じて感じられる喜びがあると私は思います。

 

このブログが、同じような悩みを持つ方々の背中を少しでも押せることを願っています。音楽を通じて、あなたも新しい自分に出会ってみませんか?