音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

定年後に手を出して後悔した『やめたほうがいいこと』

定年後、一生懸命生きているのになぜか心が晴れない……もしそう感じているなら、それは『何かを始める』のではなく『何かをやめる』タイミングかもしれません。

 

古希まであと2年、68歳を迎える今、60歳で定年退職してからの7年間を振り返り、定年後にやめたほうがいい・・・とつくづく感じた4つの事をお話しします。

 

 

  1. 「とにかく忙しい」生き方を、やめてみて分かったこと

定年して時間ができたはずなのに、なぜか予定を詰め込んでいました。
平日も、週末も、「何かしていないと落ち着かない」。

今思えば、忙しさそのものが目的になっていたんですね。
忙しくしていないと、自分が役に立っていない気がしてしまう。そんな不安がありました。


私はまず、無理に予定を詰め込んでいたスケジュール帳に、あえて「特に予定なし:自由日」と書き込むことから始めました。

最初は少し違和感がありましたが、これは自分自身への許可証のようなものだったんです。
本当に重要なのは、「時間を埋めること」ではなく、「心の余白を増やすこと」だと気づきました。

特に予定のないある天気の良い朝、何気なくコーヒーを飲みながら外を眺めていたときに気づいたんです。


「あ、これが“自由”なんだな」「この静けさこそが、探していたものだったんだ。」と。

定年後は、忙しくする技術より、何もしない時間を味わう余裕のほうが大事でした。

 

  1. 「お金をかけないと楽しめない」という思い込み

現役時代の感覚のまま、「楽しむ=お金を使うこと」、「人生を楽しむには、お金がかかる」そう思っていました。

外食、ちょっと高めの趣味の道具、あるいは、少し贅沢な国内旅行。確かに憧れてたし、それなりに楽しい。でも、どこか疲れる。なにか無理してる。

 

旅行の計画を立てている時点で、
もう頭の中では、予算の計算が始まっていました。

宿はいくら、交通費はいくら。
「楽しみ」より先に、「これで大丈夫か?」が浮かんでくる。

 

帰宅すると、楽しかったはずの旅の余韻より、

なぜか気持ちのほうが先に現実に戻る。

満足したはずなのに、
心のどこかが落ち着かない。

 

結局、お金の多寡と、満足度は、
きれいには比例しないんですよね。

 

一方で、一番心が落ち着いたのは、
近所を散歩したり、図書館で本を読んだり、

家で音楽を聴いたり、ギターを弾いたりして過ごす

私にとって「何でもないような・・・

でも何にも替えがたい、穏やかな時間」でした。

 

定年後、色鉛筆イラストを始めた私は、散歩途中の景色を写真に撮ったり、

出かけた折にも都会や神社・お寺をスナップして

それをイラストにすることに熱中しました。

 

数百円のスケッチブックと色鉛筆があれば、何時間でも満たされました。
これは、お金を掛けて得られた満足感や時間にはなかった、発見と喜びでした。

 

お金をかけた時間より、
お金のかからない時間のほうが、あとで思い出に残る。

これは、定年してから初めて分かった感覚です。

 

  1. 「若いうちにやっておけばよかった」と考えてしまう癖

正直、あります。

「あれは若いうちにしかできなかったな。もっと体力のあるうちに、やっておけばよかったな」と思うこと。

 

でも、気づいたんです。
そんな風に後悔している時間が、実は一番もったいない。

過去の自分に囚われている間に、「今できること」を見逃してしまう。


若い頃と同じことではできなくても、今の体力、今の感性だからできることがある。

例えば、私は若い頃、ハードロックやヘビーメタル一筋の「ロックキッズ」でした。

当時はポップスやジャズなど、「軟弱だ」と敬遠していました。

ですが、60歳を超えた自分にそれらの音が心地よく響き始め、改めて挑戦したくなりました。

 

若い頃のような爆発的なエネルギーは無いかもしれません。

でも、その分、メロディの裏にある繊細さや、プレイヤーのテクニックを深く味わう余裕ができました。

スピードは落ちたけれど、
その分、味わう余裕ができました。

 

「遅い」のではなく、
「今のタイミング」だっただけ。
そう思えるようになりました。

 

  1. 孤独を恐れて、無理に人とつながろうとしたこと

定年後、孤独になるのが怖くて、あちこちの集まりに顔を出した時期がありました。
趣味のサークル活動、町内会の会合や飲み会、退職した会社の集まり。

 

でも、正直しんどかった。
気を使い、相手に合わせ、愛想笑いをして、帰るとどっと疲れる。

それは、まるで現役時代に逆戻りしたようでした。

 

結局、一人で過ごす時間が
思った以上に心地いいことに気づきました。

孤独は、避けるものではなく、付き合い方を覚えるもの。


私が手に入れた「質の高い関係」とは、お互いの価値観を尊重し、頻繁に会う必要はないが、いつでも会いたくなったら連絡を取り合える、ほんの数人の友人です。

彼らとは、一緒にいることそのものが負担にならない。

 

無理に広げた人間関係より、
自然につながった数人との関係のほうが、ずっと楽でした。

 

 

まとめ:軽くなる人生へ

定年後にやめてよかったのは、何かをすることではなく、
「こうあるべきだ」と思い込んでいた、重い考え方でした。

忙しくなくてもいい。
お金をかけなくてもいい。
過去に縛られなくてもいい。
無理に人とつながらなくてもいい。


あなたにとって、定年後も無意識に抱えている「重荷」は何でしょうか?

例えば、見栄で続けているお付き合いや、使っていない健康器具など……何でも構いません。
今日、この動画を見終わった後、その重荷を一つ、静かに下ろしてみませんか?

 

定年後は、
減らしていく人生でもあり、
軽くしていく人生でもあります。