音楽大好き親父の徒然ブログ

Eギターと出会って50年、音楽とバンド大好き親父の徒然ブログです。

【人生充実】リタイア親父にとってバンドをやり続けるメリット6選!

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私は60歳で会社をリタイアして、現在(2023年現在)65歳の親父ロッカーです。

若い頃はバンド活動もしましたが、収束してからは自然消滅でやめてしまいました。

 

しかし、10年前の55歳の時にあるきっかけかあるキッカケからバンドを再開!。

今も音楽(ライブ活動)を続けています。

 

そこで、今回改めてシニア親父がバンドをやるメリットについて考えてみました。

この記事では、私が思うバンドの魅力やメリットを紹介します。

 

 

 

 

 

バンド再開のキッカケ

最初に何故私が60半ばを過ぎて未だにバンドを組んでライブ活動(ほぼ月1-2回ペース)を続けているのかについて簡単に経緯を紹介します。

 

まだ現役サラリーマンだった55歳の時、再びバンド活動を始めることに決めました。

 

学生時代はトリオバンドでロックにのめり込んでいたものの、髪を切り就職してからは長らく30年以上音楽(バンド)から遠ざかっていました。

 

しかし54歳の時に大病を患い、命の危機を感じた時に今こそ昔持っていた夢を追いかける時がきたと感じ、改めてバンドを始めようと心に決めました。

 

バンド結成の経緯や苦労話(?)はまた別の機会に譲るとして、現在65歳になり約10年バンド活動(ライブ活動)を続けてきました。

 

現在は並行して4つのバンドで活動中、年間20回程度のライブを行っています。

 

バンドをやり続けるメリットについて

確かに私みたいに60歳を過ぎてバンド活動を続ける方は少ないかもしれません。

 

しかし、そんな私だからこそ話せることがあると思います。

 

もしあなたが少しでも音楽(楽器演奏)に興味があるならバンドを始めてみることをお勧めします!

 

歳を取り過ぎている、仲間がいない、経験がない、自信がない、恥ずかしい・・・等々もちろん躊躇う理由は色々あるでしょうが、それでも臆せずやってみるべきです。

 

では、そこまで私がお勧めする理由ですが、以下六つを挙げてみました。

 

Ⅰ.家にこもらず外に出ていくキッカケになる

Ⅱ.生きる目標や欲が出てきて行動や発想が積極的になる

Ⅲ.スポーツや運動と違い体力的に楽なので長続きできる

Ⅳ.五感をフルに使うので確実に老化&ボケ防止が期待できる

Ⅴ.共通の趣味や価値観を持った仲間ができる

Ⅵ.バンド継続・発展の意欲が新たな刺激と興味を生む好循環

 

以下でもう少し詳しく説明していきます。

 

バンド活動のメリット

Ⅰ.家にこもらず外に出ていくキッカケになる

別に引きこもるつもりはなくてもリタイアすると出不精になります。

出不精は不健康に繋がります。

歩かない、話さない、考えない・・・のないない尽くしになりがちです。

 

しかし、バンドを始めると必然的にスタジオ練習やライブに出かけることになります。

 

自分一人では「面倒だから今日は行くのはやめとこ!」もできますがバンドとなるとメンバーがいますから、自分勝手はできません。

必ず出かけることになるのである意味強制的に自分を動かす動機付けになるのです。

 

因みに私自身の2023年8月までの今年のバンド活動状況は以下の通り。

平均すると月2回のライブと月4回のスタジオ練習ですね。

 

 

60代半ばの親父にしては、なかなか多忙なスケジュールだと思いませんか(笑)

 

たしかに忙しいと感じることもありますが、やはり”楽しくて面白い”毎日です!

 

Ⅱ.生きる目標や欲が出てきて行動や発想が積極的になる

目的のあるなしは生き方(人生)そのものの質を左右します。

やはり目標があると毎日が充実し、時間を持て余すことも減ってきます。

それがひいては積極的で前向きな生き方に繋がります。

 

Ⅲ.スポーツや運動と違い体力的に楽なので長続きできる

楽器を演奏することは、指や腕を使うことで脳の活性化に効果的。

運動嫌いや運動音痴にはもってこいの趣味ではないでしょうか。

さらにリズムを刻むことや楽譜や歌詞を覚えることで記憶力や集中力が向上し脳の若返りにつながります。

また、ライブは緊張感・高揚感を高めアドレナリンもMAXに!。これ以上ないストレス解消にもなります。

 

Ⅳ.五感をフルに使うので確実に老化&ボケ防止が期待できる

楽器を演奏することは、脳の活性化に効果的。

リズムを刻むことや楽譜や歌詞を覚えることで、記憶力や集中力が向上し脳の若返りにつながると感じています。

また、ライブで演奏することは緊張感を高めストレス解消にもなります。

 

Ⅴ.共通の趣味や価値感を持った仲間ができる

いくつになっても(というか年配になればなるほど)気の合う友人の存在は重要で貴重なものになります。

ここで大切なのは、”気の合う仲間”であること。義理や忖度の相手では決してないということです。

趣味や嗜好が似通っていて気の合う人間とだけ付き合えば良いと思います。

べったりではなく程よい距離感を保てればなお良いですね。

バンドはそういった意味では非常に有益なコミュニティだと思います。

 

Ⅵ.バンド継続・発展のための意欲が新たな刺激と興味を生む好循環

ライブを始めてから自分の記録として映像編集を始めました。

 

理由は、

・自分の音楽史を映像で残そうと思った

・自分とバンドメンバーのモチベーションを上げたいと思った

・自宅でPCを使ってやれる趣味が欲しかった

 

映像編集・YouTubeへの動画アップを始めてから約8年になり、アップロードした動画も数百本になります。

 

なかには1000回以上再生されているもの(※自慢するほどの数ではないですが・・・)、演奏に対する評価やコメントをもらったものなど、少なからず手ごたえを感じることができています。

 

メンバーにもそうした状況を伝えることで、喜びを共有しつつ次のライブへの糧にしています。

 

SNSの効用の大きなポイントとして、投稿者と見知らぬ視聴者が双方向で繋がることができて、忌憚のない意見や嬉しいコメント、感謝の言葉などを交換できることだと思います。

※おすすめの映像編集ソフト

映像編集にはPower Directorというソフトを使っています。バージョンは16でかなり古くなってきたので新しいバージョンへの移行も考え中です。

 

編集ソフトではAdobe Premiere Pro が有名で、プロなみの機能も非常に優れていることから、これ一択とする方も多いです。

もちろんこれも超おすすめですが、サブスクリプションのみなので、私のような「買い切り」ソフトが性に合うタイプも一定数いらっしゃると思います。

 

そうした方には、PowerDirector は使いやすさ、機能、価格などバランスが取れた商品だと思います。※PowerDirectorにもサブスクリプション版があります!。


www.youtube.com

 

何より機械音痴の自分でもなんとか独力で使っていますし、YouTubeにも関連動画(使い方やトラブル処理など)が多数アップされているので、それらを参考にすることでより快適に使いこなせると思います。

 

私のおすすめはこちら

 

★参考動画。Power Director16を使って編集しました。※因みに私はドラムです(笑)。

https://www.youtube.com/watch?v=qY14LC0k_9w

 

50代後半から始めた映像(動画)編集ですが、今ではYouTubeに数百本の動画をアップロードするまでになりました。

それに付随してSNSやこのブログを始めるきっかけにもなりました。

思わぬところで新しい趣味や熱中できる目標が生まれる効果や影響があると思います。

 

datchg.hatenablog.com

 

datchg.hatenablog.com

 

バンド活動のデメリット

良いことばかりを書いてもどうかと思いますので、デメリットについても書きます。

 

Ⅰ.それなりの出費を伴う

・楽器及びそれに付随する機材一般

・移動するための交通費とライブ関連費用

  すくなくともこれらは最低限見積もっておく必要があります。

 

Ⅱ.ある程度の気遣いは必要

複数の人間が集って成り立つバンドでは、やはりメンバー間の協調が必要になります。

よって自分の思い通りにならないことや衝突が全くないわけではありません。

というか結構意見の相違は出てくるものです。

 

そう言ったことが厄介で嫌だという方にはお勧めできませんが、ものは考えようです。

 

リタイアするとコミュニケーション不足になることが多い中で、適度な人間関係を保つための練習だと思えばいいのではないでしょうか。

 

ちょっとした意見の相違や行き違いがあっても、練習やライブの後の反省会?と銘打った飲み会で一気に打ち解け合えるのがまた楽しいのです!。

 

これもバンドの効用の一つです。

 

リタイアしたらやりたいことだけやるすすめ

そしてこれが最大のメリットかもしれませんが、

 

どうしても嫌なら辞めればいいや!・・・と割り切って考えるようになったことです。

 

 

改めてリタイアしてから何かを始めることに不安がある方にアドバイスです。

 

リタイアすることのメリットとして、

・自由であることの大切さと一方で不自由さも意識できる貴重な経験である

・何をいつから始めても良いし、いやなら辞めても誰にも怒られない

・自分が嫌だな、面倒な人だなと思う人とは無理に付き合わなくていい

 

他人とのかかわり合いが全くない世界で生きてはいけないのが人生ですが、リタイアすると唯一というか初めて自分で付き合う人間を選べるようになります。

 

このことこそ会社員時代、常に上司や同僚との人間関係に悩み疲れ果てていた私が、リタイアしたことで得られた一番嬉しかったことかもしれません。

 

最後に

65歳の親父ロッカーとして、バンドを再開することで得られるメリット(デメリット)について紹介しました。

 

★バンド活動6つのメリット

Ⅰ.家にこもらず外に出ていくキッカケになる

Ⅱ.生きる目標や欲が出てきて行動や発想が積極的になる

Ⅲ.激しいスポーツや運動とは違って体力的には楽なので長続きできる

Ⅳ.五感をフルに使うので確実に老化&ボケ防止が期待できる

Ⅴ.共通の趣味や価値観を持った仲間ができる

Ⅵ.バンドを継続・発展させる意欲が新たな刺激と興味を生む好循環

 

音楽の力、若い頃の夢の再燃、共感と交流、脳の活性化、仲間との絆、困難への挑戦、これらのすべてが私の人生に多大な影響を与えました。

 

バンド活動を通じて、常に心に音楽のリズムを刻んでいきたいと思います。

皆さんも是非、自分の夢に向かって一歩踏み出してみてください!

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

【新】上手いバンドに共通する3つの考え方

 

 

上手くなるバンド(人)に共通する3つの考え方

上手くなるバンドとそうでないバンドの違いは考え方において明確な違いがあります。

バンド経験者として以下の点が考えられます。

1.やりたいことや目標が明確で、それに向かって効率的に練習する

2.他人の演奏から刺激を受け分析するが、自分達との比較で劣等感を感じない

3.プライドを捨てて自分より上手な人から教えを請うことができる

 

一方、上手くならないバンドは、上とは逆で以下のような特徴があると思います。

1.練習方法に一貫性がなく無為に時間だけが過ぎて何をやりたいのかが見えない

2.他人の演奏を嫉妬したり酷評するが、自分達の成長に活かすことができない

3.プライドが高く第三者の人から教えを受けることができない

 

上手くなる理由を考える

具体的に見ていきましょう。

1.やりたいことや目標が明確で、それに向かって効率的に練習する

目標は何でもいいと思います。

「ライブをやりたい」でも「モテたい」でも「プロを目指す」でもかまわないです。

 

目標・ゴールがあればひとまず前に進むモチベーションや一体感が生まれます。

逆に目的・目標なくスタジオに集まっても得られるものは殆んどない。

 

ここで大事なのが”効率的”であることです。

闇雲に時間だけ重ねても正直上手くはなりません。

つまり何が駄目なのか!を自覚できていないバンドは進歩も望めないということ。

 

ではどうするか?

 

できるだけ自分たちの演奏を客観的に分析できる方法・ツールを持つことです。

といってもそんなに難しいものではなく、少なくとも練習をビデオで録画してメンバー間で問題点を自覚したうえで改善点を共有し、次に繋げるサイクルを持つ。

いわばバンドのPDCAサイクル(Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善))を回していくことに他ありません。



 

2.他人の演奏から刺激を受け分析するが、自分達との比較で劣等感を感じない

自分たちに比べてテクニックやパフォーマンスに優れたバンドに出会ったり、ライブイベントで共演したりする機会があります。

そんな時は正直委縮してしまい、出番を前に逃げ出したくなるものです。

 

ここで厄介なのが”劣等感”です。

劣等感は進歩の最大の障害になります。

 

・やる気が薄れる

・マイナス思考になる

・人間解明(メンバー間も)がギスギスする

 

など良いことがありません。

 

前向きな姿勢こそが、新たな気付きやチャンスを呼び込むことになると思います。

 

3.プライドを捨てて自分より上手な人から教えを請うことができる

そして謙虚さです。

とかく人は自分を高く評価しがちですが、「上には上がいる」ことは自明の理!。

ならば自分に無いもの、自分より優れた人(の演奏)を認めた上で、学ぶ(真似ぶ)姿勢は大切です。

それは自分達より年下であろうが経験年数が短かろうが関係ありません。

 

というか、この姿勢がないとそこで頭打ち、それ以上伸びず退化のみだと思います。

 

また上手いバンドとそうでないバンドの特徴については以前こちらで紹介しました。

 

datchg.hatenablog.com

 

datchg.hatenablog.com

 

まとめ

このように、上手くなるバンドとそうでないバンドの違いは、「練習の仕方」だけでなく、「練習の姿勢」や「音楽への向き合い方」にも関係していると言えます。

 

相違点とそう思う理由を以下にまとめてみました。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

【※必読】バンド歴20年の私が紹介する「メンタル&フィジカルを元気にするバンド活動」

 

 

今回はバンド活動の健康面(メンタル&フィジカル)への影響について紹介します。

この記事は特に以下のような50代、60代の壮年~年配の方にとって有益です。

 

✔昔バンドをやっていたが、再開の機会がなく今はやっていない人

リタイアして運動もせず、趣味の音楽(バンド)からも遠ざかっている人

✔バンドをやりたい気持ちはあるが、行動を起こすことに億劫な人

✔バンドをやりたい気持ちはあるが、体力面で不安がある人

 

1日に1万歩歩くより月一回のライブで健康に

一般的に健康維持には「趣味を持つこと」と「適度な運動」が推奨されます。

しかし、私は昔から運動は苦手で体を動かすのも好きではありません。

 

・一日一万歩の散歩も続かずスイミングも嫌い!

・チョコZAPに行く勇気(お金?)もなく、

・五十肩(六十肩?)で球技もダメ!    ・・・と全く良いところがありません。

 

そんな自分が唯一長年続けていることが、バンド活動(ギターとドラム)です。

お陰で、今のところ健康面で大きな病気もせずストレスの少ない生活を送れています。

 

そこでバンド活動が自分にとってどんな良い影響をあたえているのか考えてみました。

 

運動嫌いの自分がバンドだけは続けられている理由

飽き性の自分がバンド活動だけは続けてこれた理由です。

 

  • 自分が好きなことなので「やらされ感」がない
  • スポーツと違って年齢での制限や限界が少ない
  • 年齢・性別を超えて共通の趣味の仲間がいる
  • ライブで満足感や高揚感が得られる
  • 練習やライブ以外の楽しみ(飲み会)がある

 

趣味に限らず、何かを続けるためには

 

「好きなことを、気の置けない仲間と、気兼ねなく」

 

やれる環境を作ることではないでしょうか。

 

そして、そこから得られるメリットについて考えてみると・・・

 

バンド活動で得られるメリットをメンタル&フィジカル両面から考察

【メンタル面】

ストレス解消:

デカい音で演奏しながら大声で思い切り歌う・・・バンドをやる最大の醍醐味です。

想像以上に日常のストレスを解消できて心の安らぎが得られます。

 

自己表現:

バンド活動は自分の感情やアイデンティティを音楽を通じて表現する場です。

充足感・満足感とともに自己肯定感を感じることができます。

 

共感と連帯感:

練習やライブを通じてバンドメンバーとの連帯感と共感が生まれます。

その結果、心の豊かさと相互に支えあう良好な関係を作ることができます。

 

認知機能の向上:

楽器演奏や楽曲制作は脳を活性化させ、集中力や創造力の向上も期待できます。

例えばボーカルをとるために歌詞を覚えることもかなりの脳トレになります。

 

創造性を刺激:

バンド活動は、ちょっと気取って言えば「創造性を発揮する機会」といえます。

創造性はメンタルヘルスに重要な要素であり、自己表現や問題解決能力を高めます。

 

 

 

【フィジカル面】

運動量の増加:

ライブやリハーサルで楽器やエフェクターを担いで?移動するのはかなりの活動量。

これにより日頃の運動不足を解消し、健康的な生活スタイルを促進できます。

 

カロリー消費:

楽器演奏やステージパフォーマンスは、思いのほかエネルギー消費します。

持論ですが特にドラムはかなりのエネルギー消費です。

楽しみながら脂肪燃焼&体重管理できれば一石二鳥です。

 

心臓と循環器系の健康:

特にライブでは、リズムに合わせた身体の動きで心拍数が上昇します。

これは心臓と循環器系の強化にもなると思います。

 

免疫力の向上:

楽器演奏やボーカル(歌唱)は呼吸を促し、免疫力を高めるため、風邪や病気に対する抵抗力を向上させます。

 

エンドルフィンの分泌:

バンド活動は楽しく高揚感を感じる体験です。

その結果、エンドルフィンの分泌を促進し、幸福感やストレス軽減に貢献します。

 

 

まあ、少し強引ではありますがこのようなメリットがあると私は考えています。

50代半ばで告知を受けた前立腺癌も10年経った現在はほぼ完治という状態です。

これも音楽&バンド活動の効用だと自分では納得しています。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

ロッカーのためのヘアスタイル救世主!ボリュームダウン対策の帽子6選

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ロックは年齢に関係なく楽しめる音楽です。実際、50代や60代以降でもバンドを続けてライブを楽しんでいる人は多いですね。

しかし、クラシックやジャズに比べてロックでは、特にライブでは音楽性や上手さと並んで見た目も重要な要素になっているなと感じます。

 

ロックはやっぱり見た目が大事!?

ここからは私自身の経験談です。

30代後半くらいから、明らかに毛量が減ってきました。

特に頭頂部が寂しくなってきて毎日鏡を見るのが辛い思いでした。

 

それは50代半ばでライブ活動を復活し、SNSに動画アップするため、あるライブ映像を録画して夜中に編集作業をしているときでした。

 

映像の中でソロギターを弾いている自分の頭頂部がステージのスポットライトで輝いている(後光が差している!?)のを発見!!!。

 

自分でも最近かなり頭頂部が寂しくなっているきてことは気づいていました。

でも普段は自分の後頭部を見ることってないので、意外と気になりませんでした。

※周りは気づいてるんですけどね・・・。

 

しかし夜中一人編集中、ビデオに映った自分の姿を見て愕然とします!

 

ここまでてっぺん禿げてたんや!!💦」・・・ショックでした。

 

バンドメンバーは私に気を遣ったのか、頭髪の事は極力言わなかったのでしょう。

 

でも、きっとメンバーは口には出さないが「最近かなり髪が寂しいなあ。。。」と思ってたんだろうな・・・と考えると顔から火が出る!くらい恥ずかしかった。

 

念のため申し上げます。

薄毛であろうとスキンヘッドであろうとロックをやるのになんら問題はありません。

例えば、スキンヘッドのミュージシャンには強烈な個性やスタイルを持った人が多い。

インパクトも大で「ワイルド」「迫力」「オリジナリティ」を感じさせます。

 

「薄毛」ってどこか寂しい響きが・・・

 

でも「薄毛(うすげ)」は何というか~微妙~なんですよね。。。

言葉の響きも、どこか侘しくて物悲しく、弱弱しい印象を私は持ってしまいます。

 

英国の世界的バンド「OASIS(オアシス)」のギタリスト:ノエル・ギャラガーとボーカルのリアム・ギャラガーは以前雑誌のインタビューでこのように語ったそうです。

ノエル・ギャラガーは、ウィキペディアやNMEなどの記事によると、2017年に「誰もハゲたロック・スターなんて見たくないだろ。もしハゲたらカツラをかぶるね。マジでそれが正解だろ」と語った。一方、弟のリアム・ギャラガーにもこんな発言が。「禿げたら僕は歌うのを止める。だって禿げが歌ったって説得力なんてないでしょう?禿げる事自体は怖くないが、まあ禿げないに越した事はない」

まあ、かなり偏った見方・意見ですが、ロッカーの信条としては分かる気がします。

 

一方で、

薄毛でも自分に自信があれば堂々としていればいい。それを気にしたり揶揄したりするやつの方がよっぽど低俗だ!」・・・という意見も説得力があって十分理解できるし、実際そうあるべきだとも思います。

 

でも、でも、しかし・・・やっぱり「薄毛」は気になる人には気になるのです。

 

私は「薄毛が気になってライブで本来の力がだせない・・・と悩むミュージシャン」の究極の解決策は、どうすれば

 

自分の引け目を解決し、人前で堂々と演奏できる

 

・・・にあると考えます。

 

帽子を被るというシンプルな選択

帽子を被って良かったこと 

①.薄毛を見られることの不安(恐怖?)から解放されて自信と積極性が出てきた

②.演奏に集中でき、演奏力(テクニック・表現力)が向上した(・・・と思う)

③.トータル・コーディネートを意識するようになりライブがより楽しくなった

 

薄毛に悩む男性(ミュージシャン)にとって、髪型はとても気になる問題です。

しかし、それを理由にロックを諦める必要はありません。

 

私はカツラではなく、帽子を被ることにしました。

 

理由は、

  • 手っ取り早く薄毛を目立なくする
  • コスト的にもAGA治療ほど高くない
  • UVカットの効果もある

 

悪くない選択だと思いました!。

 

最初の頃は少し違和感と恥ずかしさを感じましたが、すぐに慣れました。

 

もう一つ重要な理由があります。それは・・・

 

帽子がロックな雰囲気を演出するキラーアイテム!

 

ということです。

 

おすすめの帽子を紹介

今回は、自分の経験に照らして

ロックをやりたいが薄毛で悩んでいる(以前の私のような)男性におすすめの帽子(キャップ&ハット)やコーディネイトを紹介します。

 

以下のポイントに注意して、自分に合ったハットを選んでみてはどうでしょうか。

 

 帽子(キャップ&ハット)の種類と特徴

まずは、ハットの種類と特徴を把握しましょう。

 

ハットには様々な形や素材がありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

種類ごとの特徴、用途、素材などを包括的にまとめてみました。

 

■帽子の種類と特徴比較 <表-1>

 

ハットの選び方とコーディネート

次に、ハットの選び方とコーディネートについて説明します。

ハットは、自分の顔型や髪型に合わせて選ぶことが大切です。

また、ロックな雰囲気のために、他の服装や小物とも調和させることが必要です。

顔型に合わせて選ぶ

顔型に合わせて選ぶことで、

  • 自分に似合うスタイルを見つけることができる
  • 一般的には、顔型と逆の形の帽子がバランスが良い
服装に合わせて選ぶ

服装に合わせて選ぶことで、

  • ロックな雰囲気を演出できる
  • 一般的には、服装と同じテイストやカラーの帽子でのコーディネートが〇

小物に合わせて選ぶ

小物に合わせて選ぶことで、

  • ロックなアクセントを加えることができる。
  • 一般的には、小物と同じ素材やデザインの帽子が〇
  • サスペンダーは上手に使えばいろんなテイストを表現できる小物の代表格

【おすすめのサスペンダー】

  • 2箇所留めのユニーク&スタイリッシュなデザイン
  • 肩ひもがずれないのでフィット感があり動きやすい
  • Y&X型サスペンダーに比べてトイレが楽  などの理由で愛用してます

 

■帽子の種類と特徴比較 <表-2>


さらにバンドメンバー全員の服装が共通のテイストでまとめられていると、見ている方もまとまり感を感じて音楽に感情移入しやすいように感じます。

おすすめのハット6選

最後にこれまで紹介してきた帽子(ハット&キャップ)の中で、私のこれまで10年余りの帽子経験から独断と偏見?で”おすすめ6選”を選んでみました。

 

種類もデザインもそれぞれ違うし、どれが良いのか分からないという方の参考になれば嬉しいです。

 

1.ポークパイ・ハット
  • ばが短く、円錐形の独特の形状がなかなか可愛いくて〇
  • カジュアルな雰囲気に合う
  • 春夏(コットン)秋冬(ウール)素材を変えればオールシーズンに対応

 

私は春夏用と秋冬用で素材の厚みの違うものを着用しています。もちろんライブ以外の普段の外出時にも重宝するなど使用頻度が高いハットです。余談ですが、この帽子はジャズの巨人「レスター・ヤング」のトレードマックだったことでも有名。チャーリー・ミンガス作曲の「グッバイ・ポークパイ・ハット」はジャズのスタンダード。Jeff Beckも「Wired」で取り上げていましたね。
 

 

2.ボーラーハット
  • C.チャップリンで有名
  • ダービーハット(山高帽)のカジュアル版といえるかも
  • カジュアルにもフォーマルにも合う万能タイプ
  • 素材を変えればオールシーズンに対応(素材等で価格はピンキリ!)

 

このボーラーハットも春夏(メッシュ)と秋冬(ウール)で使い分けています。つばの広さで印象が変わるので自分の好みのものを探すといいでしょう。私はつばの小さめが可愛くて好きです。
 

 

3.ハンチング帽

ばが短く、硬い縁のおじさん御用達のイメージ

  • カジュアルな場面に最適
  • 個人的には前後逆に被ることでベレー帽のような雰囲気も出せる
  • 無地やプリント、パッチワークなどバリエーションが多い

 

無地とパッチワーク使用など複数のタイプを使っています。上にも書きましたが、前後逆にして被ることが多いです。ちょっとベレー帽的な上品テイストを狙ったつもりですが、どう見えているかは???。
 

 

4.キャップ
  • 普段使い&スポーティな印象
  • カジュアルに最適(フォーマルには向かない)
  • 比較的価格が安く、手軽に手に入れることができる 
  • バリエーションが豊富 

ハットに目覚める前はキャップ一辺倒でしたが、最近は少し頻度は下がったかな。でもカジュアルなテイストやワイルドな感じが欲しい時はサングラスをしたりすると良い雰囲気がでますよ。
 

 

5.フェドラハット
  • マイケル・ジャクソンで有名
  • つばが広く、折りたためるものもある(※折りたたむのは推奨しません)
  • エレガントな印象を与える(コーディネイトの難度高い)

 

これは実はまだ未経験ですが、是非とも挑戦したいアイテムです。シック&エレガントな雰囲気づくりが期待できそうですが、一方コーディネイトがなかなか難しそうなのでよく考えてから購入したいですね
 

 

6.ストローハット
  • つばが広く、透け感がある 
  • 春から夏にかけて重宝する
  • 通気性に優れている 
  • パナマハットに比べてリーズナブル
  • 様々な音楽ジャンルでも違和感がない

 

春夏はやっぱりお洒落感があって軽く、通気性もあるものが有難い・・・で一番重宝するアイテムではないでしょうか。加えて小物使いで全体の雰囲気がカジュアルにもフォーマルっぽくも変わる融通の利くアイテムだと思います。
 

 

まとめ

以上、おすすめの帽子(ハット)6選でした。

 

1.ポークパイ・ハット

2.ボーラーハット

3.ハンチング帽

4.キャップ

5.フェドラハット

6.ストローハット

 

帽子は薄毛対策だけでなく、ロックな雰囲気を演出するアイテムとしても重宝します。

顔型や音楽スタイルに合わせて選び、服装や小物ともコーディネートしましょう。

 

ロックは年齢に関係なく楽しめる音楽です。

自信を持ってハットをかぶって、ロックを楽しみましょう!

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

長続きしないバンドの特徴3選

バンドって生ものと同じでしばらく放置すると必ず腐る!ものだと思います。

適度に手をかけてやることが必要です。

 

ただ複数の人間から構成されるバンドは、手の掛け方にもそれなりの注意が必要です。

なぜなら手の掛け方に対する受け取り方や対応は人それぞれ違いがあるから。

 

遅刻や約束反故の常習犯などは論外ですが、例えば、バンドのために良かれと思った行動が他のメンバーには不快であったり、我慢できない・・・といったことが実際に起こるからです。

 

 

長続きできるメンバー探しが最も重要

バンドにおいてはこのメンバー探しが最も重要ですが、適材適所の人材を探すのは至難の業です。

 

良い人が見つからなかったり、どう探していいかわからない・・・などで時間だけが過ぎてモチベーションが下がって結局なにもやらずに終わることも。

 

それならばということで、気心の知れた友人を誘ったりや音楽仲間を通じて知り合いに声掛けしたりすることが多いです。

 

だからでしょうか、乞われて複数(知り合いには同時に8バンドも!)バンドに所属する強者もいます。

 

そうした中でも、これから一緒にやっていくメンバーには少なくとも、  

 

①自分が求めるテクニック

②協調性と積極性

③ある程度長期で付き合える生活環境

 

の3点はクリアーして欲しいと思います。

 

しかし、実際こんな素晴らしい人材はそう簡単には見つかりません!。

 

※自分自身そんな偉そうな条件だせる身分なのか・・・?という根源的な問題にぶち当たるわけですが、ここでは話を続けるために一旦無視します(笑)。

 

なぜバンドが長続きしないのか

では実際にバンドを続ける過程で存続が困難になるのはどんなケースがあるのかを考えてみます。

 

1.メンバー個々の特性や嗜好のミスマッチ

2.メンバー間のコミュニケーション&リスペクト不足

3.環境変化による不協和音

 

バンドが長続きしない原因.1

・メンバー個々の特性や嗜好のミスマッチ

 

ジャンルが違えば表現力や乗りも違ってしまうことってよくあります。

 

 あるジャンルでは素晴らしい実力をみせる人が、違ったジャンルでは全く乗りが悪い・・・ということって意外にありますよね。

 

これは極端な例かもしれませんが、アマチュアバンドでは結構こういったミスマッチはあるものです。

 

もちろんプロ裸足の凄いバンドも一杯見てきましたが、一方で惜しいなあ。。。と感じるバンドもありました。

 

例えば、

変拍子の多いプログレフュージョンでは緻密なドラミングなのに、8ビートのシンプルなロックではグルーブできないドラマー

 

・激しいロックでは豊かな声量とシャウトをみせるが、バラードやスローテンポでは音程が不安定で英語発音も??なボーカリスト

 

・スラップやサムピックをバリバリにこなし早いパッセージも難なくこなす反面、後乗りのヘヴィーなグルーブが苦手なベーシスト

 

・原曲を重視(嫌い?)せず、自己解釈・スタイルを貫くタイプのギタリスト

 

などなど、技量の上手下手ではなく目指す音楽やジャンルとメンバーの整合性のが取れていないなと感じる場合が結構あります。

 

結果的にミスマッチ当事者にとっても他のメンバーにとっても残念なことです。

 

できれば参加する前に話し合いの場をもってお互いの考え方や相性を確認してミスマッチをさけることが賢明です。

 

例えばSNSにアップされた動画などはその人の音楽背景や嗜好及び実力を探るには非常に有力な材料になると思うので積極的に活用すべきでしょう。

 

折角だからまあいいか!とかナアナアでバンドを始めるのは絶対良くないと思います。

 

まとめ

どんな音楽を目指すのか、どんなジャンルをやりたいのか・・・によって必要な人材は変わってくる!。※テクニックだけが必要十分条件ではない



バンドが長続きしない原因.2

・メンバー間のコミュニケーション&リスペクト不足

バンドで自分のやりたい音楽を実現する・・・には当然ながら協力してくれるメンバーが必要になります。

 

同じ目標や志をもつもの同士が集まって目標に向かって努力する・・・というのはとても清々しくて素晴らしいことです。

 

しかし、少し嫌な言い方をすれば自分のやりたい音楽(活動)や作品制作のために他人を利用する・・・という側面も一方にはあるわけです。

 

バンド内の意思疎通や協力体制を維持するベースは私の経験から

 

コミュニケーションとリスペクト

 

ではないかと考えています!。

 

往々にして長くバンドをやっていると、

 

・自分は他のメンバーより優れている

・自分が一番このバンドの事を真剣に考えている

・自分あってのバンドだ

 

こういった考え(驕り?)を持つようになることがあります。

 

成り立ちが既にワンマンバンドの場合なら、こういった考え方もありえます。

 

しかし、そもそも共通の目標で集まったバンドで一人がこういった考え方(や行動)をとるようになるとバンドは崩壊に一気に近づきます。

 

これを具体的な行動に置き換えてみると、例えば以下のような感じ。

 

  • バンドにおける自分の役割を自覚していない
  • バンドを続けたいという熱意・積極性を持たない
  • 自分からはアクションは起こさないが文句や注文は付ける
  • SNSなどの連絡における反応・返信が遅い
  • 相手(仲間)を尊重しない態度や発言が多い
  • バンドそのものに対して無関心になる

 

これってまさに「コミュニケーションとリスペクトの欠如」そのものですよね!

 

まとめ

メンバー同士のコミュニケーションを密にして、お互いがリスペクトする気持ちを忘れなければバンドの危機を回避し乗り越えることができる



バンドが長続きしない原因.3

・環境変化による不協和音

この3年超に及ぶコロナ禍にあって、なかなか思うようにバンド活動やライブ活動ができない状況が続きました。

 

結果的にこの鬱屈した状況がバンド内の不和や軋轢を表面化させたように感じます。

 

例えば私が所属するあるバンド(結成以来8年)では、普段であれば各人のバックグラウンド(仕事や生活環境)に言及・忖度することはほとんどありませんでした。

 

しかしコロナ禍で各々が属する職種や所属する組織の対応方針に大きな違いが生まれ、著しく音楽活動を制限されるメンバー(会社員など)と比較的自由裁量で動けるメンバー(自営業)との分断を生むことに!。

 

メンバー全員ライブをやりたいという思いは同じであっても、結局この置かれた立場の違いがライブ活動に大きなブレーキ・障害となりました。

 

結果的には最後にライブを行ってから全員が揃ってライブを再開するまで約2年間の空白を持つことになってしまいました。

 

コロナ禍では珍しくないことではありますが、個々のメンバーにとってはそれぞれバンドに対する思いや考え方などを見直す機会にもなったわけです。

 

その間の2年間はあるメンバーは完全自粛を余儀なくされる一方、他のメンバーは新たなバンドを複数立ち上げてそちらにエネルギーを注力する者やほぼ音信不通状態でコネクションが希薄化するメンバーもいました。

 

まとめ

コロナ禍のような異常事態では平時には想定できないような環境変化によりバンド内に不協和音が生まれることがあるので、お互いが無理強いをせず冷静に対処する心の余裕を個々に持つことが肝要

 
※結果的にはライブ再開でお互いがバンド存続の必要性と価値を共有できたことで現在も活動を継続中!。2023年7月にも2つのライブが決まりました。
 
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 
 
 
 

最近気になるギタリスト長岡亮介(浮雲)とPETROLZのこと

 

長岡亮介という天才を知る

今日のお題は、今一番気になるギタリスト長岡亮介浮雲)氏です。

早速ですが、彼のプロフィールを今話題のAIのGoogle Bingで検索してみると・・・

東京事変のギタリスト。長岡亮介は1978年10月7日生まれのミュージシャンで、ギターだけでなくボーカルや作詞作曲もこなします。

彼は2005年に自身がフロントマンを務めるバンド「ペトロールズ」を結成し、同年に東京事変の2代目ギタリストとして加入しました。東京事変では「浮雲」という名義を使っています。

東京事変以外にも、星野源RADWIMPS野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」など、多くのアーティストのサポートギタリストとして活躍しています。

彼のギタープレイはカントリーやブルーグラスなどの影響を受けた変則的で独創的なもので、星野源からは「世界一のギタリスト」と絶賛されています。

彼は髪型やファッションセンスも話題になっており、車好きとしても知られています

 

彼を知ったのは音楽の感性が鋭く自分が最も信頼できる友人から教えてもらって、ドはまりした東京事変を聴いてから。・・・もう10年以上前になるかな。

最初にYou Tube東京事変の彼を観た時は、正直変わったギター(ファントムっていうギター!)を黙々と弾いてる長身スタイリッシュで細身のギタリスト(若い!)…というビジュアルのかっこ良さが第一印象で、正直ギタープレイに関してはあまり強い印象がありませんでした。

長岡亮介/浮雲 使用ギター 【ファントム / テレ / SG】 │ 浮雲ch. 東京事変・長岡亮介情報 (ukigmoch.com)

 

しかし、それから東京事変の独特の深遠で煌びやかな世界観にハマっていくにつれて、見た目優男風の風貌・印象からは想像できないほど独創的で凄いギタープレイを実にサラっとやってのけるとんでもないギタリストなんだ!・・・と気付くことに。

 

それまで自分が長らく敬愛してきた3大ギタリスト(クラプトン・ベック・ペイジ)や数多のギターヒーローとは明らかに違うサウンドと佇まいを持ったギタリスト!。

 

マチュアながら長年(ほぼ半世紀!)ギターに関わってきた者として長岡亮介という稀有なギタリストに強い興味を抱くことになりました!。

 

東京事変は孤高の天才集団

ただ東京事変はご存じの通り、楽曲(PVも!)が超個性的でカッコいいしメンバーも超テクニシャン揃い!。

ミュージシャンズミュージシャンとして多くの著名アーティストからもリスペクトされているだけに、アマチュアがカバーやコピーするには正直敷居が高すぎる!。

東京事変

なにより椎名林檎という類まれな天才アーティストを擁し、メンバー全員が音楽だけでなくファッションやライフスタイル全般にまで大きな影響力を持つ稀有な音楽ユニット。

それだけに、まずあの複雑かつ高度な楽曲をこなせるだけの技量と個性のある人間を揃える(集める)のは至難の業!。

 

というかそもそも自分には東京事変浮雲さん)はとてもコピーできそうにない。

でもやっぱり-浮雲-さんのギターを弾いてみたい!。

 

ではどうしようか。。。

 

PETROLZを聴いて

ならばもう少し敷居が低い(かもしれない?)トリオバンド構成の”ペトロールズ”ならなんとか自分にもやれるかもしれない。。。と考えて彼のホームバンド、ペトロールズを聴いてみることにしました。

ペトロールズ - Wikipedia

Petrolz

有難いことに、ペトロールズは結構YouTubeで昔から最近までのLIVE映像を観ることができます。


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

そしてそこから感じたことは、

トロールズの楽曲の持つ雰囲気もあるのでしょうが、明らかに東京事変星野源のバックで聴くギターとは違う響きとアプローチ!。

もちろんトリオ(G/B/D)であることや自身がギターを弾きながら歌うというスタイルが大前提だからかもしれない!。

 

しかし、今まで自分が経験し聴き馴染んできた3ピースバンドとは明らかに違う響きや雰囲気!。

メンバー三人とも非常に高度な演奏技術をもつことは言うまでもないが、特にB&Dのバックコーラスが素晴らしく曲に厚みと広がりを与えています。

全員が歌えるっていうのは凄い強みだと改めて痛感しました!。

 

 

PETROLZの世界観

PETROLZの音世界を敢えて言葉で表すとすれば・・・

・テンション感のある独特のコード展開と空間と間を感じさせるアンサンブル

・曲に音を詰め込むより、敢えて音の間を感じさせる引き算の発想

・ラウドであってもあくまでクリアーなギターサウンド

・コンパクトで独創的ながら曲に寄り添うキャッチー&アグレッシブなソロ

・変化に富んだ曲作りから生まれる三人とは思えない充実した音像

・ボーカルと呼応し合うバッキングともつかないユニークなギターワーク

・シャウトしない独特の柔らかい耳障りの良いボーカル&コーラス …etc

 

言葉にするとこんな感じですが、いざ自分が実践するとなると正直どこから始めて良いのか分かりません。

 

どんなことでもそうですが、

”本当の達人は難しいことを、誰もが自分にも出来そうと錯覚するくらい至って自然で簡単そうにやってみせる!”

ものです。

 

PETROLZは新しい3ピースバンドのお手本(進化系)

いま私自身3ピースバンドをやっています。

 

CREAMという伝説の3ピースバンドのトリビュートを約2年半続けています。

その中で3ピースバンドに関して自分なりに色々得たものや実感できたことがあったし、自分たちなりにある程度やり切った感を感じる今日この頃でした。

 

PETROLZをやってみたいと思った背景は、トリオバンドなら多少なりともその経験が活かせるのではと考えたからでもありました。

 

が・・・生でPETROLZを見てから自分の中で3ピースバンドに対する考え方に変化が出てきました。

 

もう少し詳しく言うと、最近ですが実際にPETROLZのライブを観る機会を得ました!。

ライブは想像以上の迫力で2時間超の素晴らしい時間を経験できました。

目の前で実感・体感したPETROLZは・・・

 

1.一般的なトリオ編成ではバンドサウンドの厚みを求めてギターは多弁になりがちなのに、なんとも飄々というか淡々というか。

彼はギターを歌のバッキングという概念とは少し違うところで考えてる気がする。


1.自分は今までどちらかというとギターは足し算だと思ってきたのに、彼は引き算でギターを弾いてる感じがする。

確かに余裕は足し算からは出てこなくて引き算だからこそモテる力の余力を残しながら演奏できるのかもしれない。なんたる発想の転換!。

でも、実際やれる人は限られるよね。


1.ギター、ベース、ドラムスの絶妙なアンサンブルが作り出す密度の濃い音空間と汗を感じさせないあの包み込むようなボーカルとバックコーラスが醸し出す芳醇な世界観は唯一無二の存在!。

 

こんな感じ(笑)。

 

すこし饒舌になり過ぎたようです💦。

 

結論、今の自分の力量・スタンスで東京事変長岡亮介)をカバーするのは到底無理そうです(笑)。

でもこれからも彼をリスペクトする気持ちは持ち続けることでしょう!。

 

ちなみに、昨年結成した新バンドに”上六事変”というネーミングを付けました。

あくまで東京事変をリスペクトする気持ちの表れではありますが、やってる曲はMTV世代には懐かしい洋楽ROCKが中心です(笑)。

 

今回はこの辺で。

またゆっくり挑戦していきたいと思います。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

野外ライブの醍醐味と難しさ②~畝部駅前音楽マルシェ~

 

Ancient Melody 2度目の野外ライブに参戦!

Ancient Melody初の野外ライブ”琵琶湖ジャズフェス東近江”参加については先のブログでその醍醐味とともに緊張からやらかした失敗談を書きました。

datchg.hatenablog.com

このライブ(2023.4.29)から約1週間の間をおいた2023年5月7日に2度目の野外ライブに参加しました。

畝傍駅前音楽マルシェ”というイベントです。

※残念ながら当日悪天候のため開催はJR畝傍駅構内と駅前ライブに限定されました。

畝部駅前音楽マルシェは、JR畝部駅で開催される入場無料の音楽とマルシェのイベントで、地域の人が地域で活躍でき地域で楽しめるイベントにすることを目的としています。2023年春の開催日は5月7日(日)で、10:00から16:00まで。音楽ステージでは、今回7組のアーティストが出演しました。マルシェでは、当日悪天候のため当初予定のJR畝傍駅前広場から急遽畝傍駅構内に場所を移してフードやハンドメイドなどのブースが出店しました。また、同時に天皇家の畝部御陵参拝のために作られた歴史的価値を有する貴賓室も特別に一般公開されました。

畝傍駅音楽マルシェ - JR畝傍駅の音楽とマルシェ♪ (jimdofree.com)

 

複数回を重ねるイベントへの初参加でしたが、悪天候にも関わらず当日は用意した観客席が常に満席となる盛況でお客さんも一生懸命聴いてくれる姿が印象的でした。我がバンドもはじめは緊張からミスもありましたが、お客さんの熱い反応や温かい声援で最後は大盛り上がりとなりました。

ボーカルのカイちゃんも「今までで一番大きな拍手がいただけてうれしかった!!」と興奮して話していました。

ご来場の皆さん、温かい声援本当にありがとうございました。

 

では本題に!。

前回の反省を活かせたか?!

 

 

※掲載された写真は著作権で保護されています。無断での転載、複製を禁じます。

前回の失敗の轍を踏むわけにはいかないので今回は入念な準備をやりました。

ポイント.1

<前 回>ドラムのセッティングに手間取った(✖)

<今 回>時間的余裕があり事前にセッティングは完了した(〇)

当日は朝7時に集合して現地8時前に到着。イベント開始(10時)までに会場に機材を搬入し、ステージ横に機材を降ろし同時にドラムセットは組み立てて脇に置いておくことができました。

YouTubeで事前にドラムキットの組み立て方を何度も学習したため、スムーズにセット完了。前回もこれをやっとけばよかった。。。(後悔先に立たず💦)

ポイント.2

<前 回>カメラのセッティングに手間取った(✖)

<今 回>こちらも事前に設置場所を考える余裕があった(〇)

今回はカメラは3台を準備。現地ステージについては過去のYouTube動画などから、大体の設置位置を事前に考えておきました。よって持っていく機材も備品もセレクトできました。

今回はアングルを確認しつつ正面・斜横・後方の三方向から撮影できました。

  

メンバーも別にカメラを設置していましたが、緊張からか焦って録画失敗!。

結果的に私の映像が記録用になることに。

ポイント.3

<前 回>ボーカルの歌詞(カンペ)が風で見えなかった(✖)

<今 回>事前に歌詞カードを足元に準備しドラムにセットできた(〇)

今回も曇天で風もあり条件は前回と同じでしたが、やはりステージに上がるまでの時間に余裕があることで焦ることなく段取りすることができました。

「※本来ならば、歌詞をちゃんと覚えるのが基本です!。それは自分でもよ~く分かっています!。しかしながら年々物覚えが悪くなって、たった数行の英文が覚えられないのです。。。(;^_^A。恥ずかしいとは思いますが、うろ覚えでめちゃくちゃに歌うよりカンペ見ながらでも正しい歌詞で歌う方が良い!と判断しました。(言い訳ですが。。。)」

ポイント.4

<前 回>メトロノームが本番で上手く使えなかった(✖)

<今 回>前日に使い方のシミュレーションを徹底した(〇)

結局、今回の野外ライブが前回と一番違ったのは、メトロノームを正しく使用できたために曲のテンポが安定したことでした!。

これは前日に自宅で徹底してやり方を覚えてシミュレーションした賜物だと思います。

 

ここまでポイント.1~4の課題と対策を見てきました。

ポイント.1~3に関しては、本番までの時間的余裕の有無が要因でした。

これは野外イベントごとに条件が変わるので、

できるだけ迅速に対応できるスキルを磨くしかないと思いました。

ポイント.4のみ前回の失敗から学んだ結果だと思います。

 

野外イベントの難しさ

それはイベントごとに・・・

■立地が違う

・・・現地まで遠い場合は出発時間に余裕をもたないといけない

・・・雨除け、風避けがある場所か、そうでないのか

■スタッフの質が違う

●●ロックフェス、△△ジャスフェス、〇〇音楽祭など近年色んな場所でフェスや音楽祭が実施されるようになりました。

ミュージシャンとしては演奏機会が増えてありがたいです。

しかし、中には残念ながら音楽フェス自体の経験値・歴史の違いもあってかスタッフがほとんどアマチュア(多くはボランティアです!)で専門的な知識に乏しく、トラブルなどにも的確に対応できないことも多いのが事実です。

※今までで一番ひどい経験は、ある音楽祭で当日現地に行くとそこは砂埃の舞う野球場?でドラムセットはベニヤ板の上に置かれていました。ハイハットはすぐ倒れる、バスドラムは叩くたびに前に移動する、PAは片方壊れて音が出ない、スタッフは誰も常駐しない・・・およそ考えられない酷い状況でした。事前の説明会ではそのようなことは一切説明されませんでした。※というかわざわざ説明会に来させておいて、この対応はなんだ(#^ω^)ということで以降その音楽祭にはエントリーはしていません!。

 

■機材(楽器)は現地のものが使えるのか、持参する必要があるのか?

・・・これが実は大きなネックです。今回もドラムセットはほぼ持ち込みでしたので、運搬にかかる費用やリスクそして我々自身の負荷は想像以上になります。

例えば前回の琵琶湖フェスで言えば正直なところ、往復200kmを車で機材を積んで移動しながら約半日近くを費やしてせいぜい30~40分のステージを務めることにどれだけの意味と成果があるのか・・・これは検証する必要があると思いました。

 

最後に

野外でのライブ!!。それは屋内での暗いスペースにはない解放感や観客の反応がリアルに感じれるなど素晴らしい経験をもたらしてくれるものだと思います。

しかし、演奏会場が室内の場合はそれほど問題ではないことが、野外会場の場合は一変しリスク要素が高まります!

 

例えば、

・雨など悪天候の場合(室内に会場が移るのか、野外で強行するのか・・・)は、事務局の判断待ち。

しかし実際は微妙な天気予報(今回の琵琶湖!)の場合はなかなか事務局もジャッジしづらい。

・その場合は我々にしても持参の楽器などが雨風に晒されるリスクを負うことになります。仮に雨などで楽器が駄目になった場合、誰が保証してくれるのか。。。???

 

どこまでいっても最善策・最適解はないようですが少なくとも我々ができること、やっておくべきことをまとめてみます。

 

①.事前に現地を調査・一連作業のイメトレを実施

②.楽器組立の熟達と録画機材(及び備品)の簡素化

③.不安要素は事前に徹底的にシミュレーションする

 

畝傍音楽マルシェのライブから~I Want You Back(Jackson 5)~


www.youtube.com

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

野外ライブの醍醐味と難しさ①~琵琶湖JAZZ FES~

biwako

 

琵琶湖ジャズフェスティバルに初参加

2023年4月29日~30日に琵琶湖ジャズフェスが開催されました。

今回私が所属する-Ancient Melody-というバンドで出演が決まり、29日にバンドとして初めての野外ステージが実現。

私はドラム担当(バックコーラス)で、このバンドとしては3回目のライブで野外では初めての経験でした。

 

当日は午後から天気が下り坂の予報がでており、出番が15時からの我々にとっていつ雨が降り出すのか・・・気が気ではない状況。

結果的に本番では最後1曲を残すところで小雨がぱらつき始めたので、ラスト曲を切り上げることにはなりましたが約30分(7曲)を披露することができました。

 

納得いかない結果と反省点

ただ、残念ながら自分自身の演奏は満足には程遠い内容になってしまいました。

演奏を始める前から自分でも驚くぐらい冷静さを失くして、あがっていました。

 

その結果、普段に比べて1.5倍くらいのテンポ(カウント)で曲を始めてしまい、メンバーが慌てて振り返って「もっとゆっくり!」と目配せしてくる始末!。

途中からさらにテンポはスピードアップしていつもなら叩けるフレーズもぐだぐだで自滅、終始安定しないドラミングになってしまいました。

 

普段からバンドの核は”リズム(隊)の安定”を自負する自分にとって、まさに屈辱的な体験となってしまいました。

自分自身への苛立ち・落胆とメンバーに申し訳ない思いでいっぱいでした。

 

では何が駄目だったのか。。。。反省も含め今思い返してみると

最大の問題点は普段通りのテンポで曲を始められなかったこと!

 

では、

何故あり得ない早いテンポ(カウント)になったか?

 

ライブではテンポが速くなることは往々にあるので、そのこと自体は珍しいことではないですが、今回のライブでのテンポキープに関する問題はもっと根深いものでした。

そもそも曲のテンポを決めるのは多くの場合ドラムのカウントが基本です。

このカウント次第で曲のリズムや乗りが決まると言っても過言ではありません。

 

それだけに最初のカウントがとても重要になるわけですが、どうも最近私の調子が悪くて常にカウントが不規則で早くなってしまっていました。

当然ながら、スタジオ練習では私のテンポ(カウント)が速くなるという癖(問題点)はバンド内で共有されていました。

そして、そのための対策も前日練習で講じたはずでした。

にもかかわらず、懸念された問題点が本番のライブで露呈してしまいました!。

改めて前のバンド(ビッグバンド)の演奏終了から私たちの演奏開始までの20分を追ってみます。

 

 

ステージ転換までの20分の流れを振り返る

それでは本番(出番)までの流れを振り返ってみます。

今回のライブステージを行う前提条件として、

直前の出演者(マーチングバンド:総勢20人ほど!)の演奏終了・撤去から自分たちのバンド演奏開始までのインターバルは20分。

その間にステージの転換をスムーズに行わなければなりません。

 

そして、20分の間にドラム担当の自分がやるべきこと。。。

 

【ドラムセットのセッティング】

①前のバンドのドラムが片づけ終わるのを待つ(場合により撤去を手伝う)

②持参のペダル、シンバル類、ハイハットカウベルをドラムにセットする

③椅子やドラムセットを自分の叩きやすい角度や高さに素早く調整する

④ボーカル・マイクをセットする

⓹歌詞カード(カンペ!)を確認しておく(タムに両面で張り付ける)

⑥カウント確認のため持参のメトロノーム&メモを足元に置く

 

少なくともこれだけをステージ上でテキパキとやらねばなりません。

そしてセット完了した段階で音出し(ミキシングや音量調整)をやりつつ本番に突入することになります。

 

【ビデオカメラのセッティング】

ただし、自分にはもう一つの重要な役目、、、自分たちの演奏を複数のアングルで録画する・・・があります。

最終的に動画を編集してSNSにアップするのが目的ですが、実はこの事前のカメラ設置という作業が結構大変で同時に負荷にもなります。

 

まず初めての場所では会場の広さや機材の配置、客席とステージの距離やステージの高さも現地に着くまでわかりません。

当然ですが現地についてから確認し、どこにカメラをセットできるか確認しながら決めることになります。

そしてこのカメラセッティングも事前にはできない(※観客が多数会場内にいる)のでステージ転換のドラム・セッティングと並行して行う必要があるわけです。

 

 

何故テンパッテしまったのか・・・考えられる要因

20分は長いようで短い!。ひとつ段取りが狂うと全部の予定に影響します。

今回はまさにこのドツボにハマってしまったようです。。。

 

結論から言えば

自分ではできていると思い込んでいた事前対策が

ほとんど周知・徹底できなかった”準備不足”!!

ということです。

 

具体的に見ていきましょう。

ポイント.1 ドラムのセッティングに手間取った

お恥ずかしいことですが、ハイハットの装着の正しいやり方がうろ覚えでちゃんと事前に確認を怠ったため、実際にステージ上で組み立てに手間取り結果メンバーにヘルプしてもらって、ようやくセッティングできました。この間、メンバーの手が空くまでボーっと立ちすくむ感じで、無駄に時間を浪費してしまいました。※多分数分間!

ポイント.2 カメラのセッティングに手間取った

天気予報によるといつ雨が降り出してもおかしくない状況で、すぐに対処・設置できる場所が限られていた。野外のため机や椅子など通常室内では必ずある設置に適したものが見当たらず、最終的に設置する場所探しに手間取った。事前にセッティングを想定していましたが、実際の現場では短時間で適当な場所が見当たらなかった

※カメラは当初5台用意したが結局3台しか設置できなかった!

ポイント.3 ボーカルの歌詞(カンペ)が風で見えなかっ

当日は曇天で風もありステージに上がってみると結構な風切り音も聞こえるほどでした。歌詞カードも風で飛ばされる懸念もありました。幸い飛ばされることはなかったですが風で歌詞がめくれて見えづらい状態で演奏が注意散漫になる場面もありました。

ポイント.4 メトロノームが本番で上手く使えなかった

前日に渡されたメトロノームで各曲のテンポをメモして本番で祖のテンポを再現し見ながらカウントをとるはずでした。

しかし実際は頭が真っ白になってカウントを倍で叩いたり、入る場所を間違ってやり直したり。。。もう散々でした。(正直、泣きそうでした💦。。。)

 

結局、これもすべて事前のシミュレーションの甘さの為せる業だったと思います。

サラリーマン時代に上司から散々言われていた「リスクマネジメント」が全くできていなかったわけです。

仕事は段取りが9割!

・・・厳しかった上司の口癖です。今さらそれを思い出すことになるとはなあ。。。

 

野外ライブの醍醐味と難しさ(まとめ)

琵琶湖ジャズフェスは初めての参加でしたが、歴史あるフェスだけに街全体がイベントそして音楽を楽しむ雰囲気が伝わってきました。

街を挙げてアマチュア・プロを問わず音楽を楽しむ文化的背景が見て取れ、住民の音楽活動に対する理解とともに開催事務局やスタッフの努力の賜物だと感じました。

 

 

 

 

今回の反省から野外ライブで心がけることや気付き(今回はドラムの場合)

 

・ドラムセットの組立を事前に自分一人でやっておく(当たり前!)

・スティックを落とした時にすぐ代わりを取れるように予備スティックをセット

・リズムキープのシミュレーションをやっておく(メトロノームの使用法など)

・歌詞カード(カンペ!)をどこにどうやって置くか・・・準備しておく

・雨対策と風対策(楽器と録音・録画両面での対応)

・事前に会場情報をゲットし(広さ・立地など)必要な周辺機材は何かを考える

・野外だけに一番近いトイレ場所を確認しておく(結構大事!)

・喉スプレーなど持っておく(ボーカル担当の場合)

・気温(熱さ・寒さ)に対応できる服装にしておく

 

次回への決意!

野外ライブが続きます。5月7日に奈良県橿原市のJR畝傍駅前で”畝傍駅前音楽マルシェ”が開催され、今回もAncient Melodyで出演しました。

 

当日はこの琵琶湖フェス以上に朝から終日雨模様と天候が悪く、条件としては前回よりも厳しいなかでの開催でした。

では結果どうだったか。。。これはまた次回お話したいと思います。

 

 

素晴らしきCREAMの世界 ~Live Cream vol.Ⅱ~

 

 

CREAMの素晴らしき世界

私がそのギターに衝撃を受けて、CREAM(・・・というかエリック・クラプトン)の洗礼を受けたアルバムがあります。

 

それが、今回紹介する~LIVE CREAM VolⅡ~です。

 

ウイキペディアによると…

ということで1968年のアメリカツアー(3月~10月)の中から6曲をチョイスしたもののようです。

LIVE CREAM VolⅡの聴きどころは

いわゆるCREAMの有名曲が網羅されており、演奏もスタジオ盤とは違って非常にアグレッシブなところが魅力でした。

 

CREAMに関してはメンバー間の仲が悪い(特にジンジャー・ベイカージャック・ブルース)のは公然・周知の事実のようです。

 

しかし、ことこのライブ音源に関してはそんなことはどうでもいいぐらい3人の白熱したインタープレイ(アドリブ合戦?)が繰り広げられています。

 

私自身はこの中では特に~Sunshine Of Your Love~をかなり真面目に一生懸命コピーしました。

スタジオ盤のコンパクトなソロ(約50秒)とは全く違うLIVEでのギターソロは、非常に長いものですが(約2分25秒!)

 

・ロックギターの基本的なテクニックが詰まったお手本のようなギターワーク

・3分近いソロなのに口ずさめるメロディアスなラインと起承転結な構成

 

が秀逸です!。これはどの曲にも当てはまると思います。

 

中でも、最後の13分以上に及ぶSteppin’Outでのクラプトンは本当に凄い!。

 

基本ペンタの音遣いのアドリブ演奏で10分以上に及ぶほぼ独奏で聴衆を飽きさせることなく、これだけのバリエーションと広がりを出せるのか!・・・と感嘆します。

 

これが50年以上前の音だとは到底信じられないです。

 

やはりこの当時のクラプトンのイマジネーションの豊富さと完璧なテクニックは間違いなく”神(GOD)”だったと言えますね。

 

ただし、曲ごとの感想や解説はこの際、やめておきます。

 

実際に聴いてもらう以上のことは、私の拙い力量ではとでもできそうにないからです。


www.youtube.com

 

敢えてできるとしたら、スーパーギタリスト達のこのアルバムに対する評価や思いを知ることでしょうか?

 

プロの間での評価

 

最近話題のChatGPTを使って、このような質問をしてみました。

 


以下がその解答です。

続けて、

 

なかなか面白いですよね!。

 

フェイバリットにクラプトン自身が入ってるのはご愛敬として、

現代のギター・ヒーローやプログレの大御所までもがこのアルバムに影響を受けて心躍らせていたんですね。

 

この回答を見た時は、ちょっと正直嬉しくなりました。

 

興味があってまだこのアルバムを聴いたことがない方は是非聴いてみてください。

 

今の枯れた渋いクラプトンももちろん素晴らしいですが、20代のバリバリ弾きまくってたクラプトンもやっぱり素晴らしく、カッコいいです!。

 

 

※Chat GPTについては、素晴らしいツールではあるが一方で不完全さもあり必ずしも情報が正確だとは断言できない場合もあるようです。この場合も出典などは分からないので絶対に情報が正しいとは言い切れません。

 

でも、一つの情報として個人がそれで我が意を得たとするならば、それもまた良いのでは…と感じています。

要は好き嫌いは人それぞれですし、このアルバムを酷評する人も当然いるわけです。

 

でも一つ、確実に言えることは自分にとってこのアルバムのクラプトンのギターに出会わなかったら、今の自分のギターライフはなかった(もしくは全く違ったものになっていた)ということです。

ギタリストのためのスランプ脱出法

ギターを続けていると、時としてスランプ(あるいはマンネリ)に陥りますね。

原因は様々で、技術的な問題、創造力の低下、モチベーションの低下など。。。。

スランプになったと思ったら、諦めて放置するのではなく前向きに対処して一刻も早くスランプから抜け出す方法を探しましょう。

 

 

第1段階:スランプの原因を探る

避けることができないスランプですが、しかしいち早くこの状態から脱出するには、まず自分が何に悩んでいるか、そうなりたいのか・・・を明確にすることだと思います。

・技術的な問題

技術的なスキルが低下もしくは限界を感じてしまう状態

例えば、

✔以前よりも正確な指使いや速度が出せなくなってしまった

✔難しいフレーズを演奏できなくなってしまった

 

・創造性の低下

バンドを維持・コントロールする能力が低下してしまう状態

例えば、

✔曲を仕上げるために必要なアレンジのアイデアが浮かばない

✔バンドの向かうべき方向性や目標について明快な答えが見えない

 

・モチベーションの低下

演奏や練習に対する意欲が低下してしまう状態

例えば、

✔演奏や練習そのものに対して熱心でなくなってしまった

✔ライブでのパフォーマンスに興味を失ってしまった

 

第2段階:スランプからの脱出

スランプの原因を自分なりに見つけたら、それに対処する方法を考えることです。

・技術的なスランプの脱出法

1.練習方法を見直す

ルーティーンを繰り返すのではなく、今までとは違ったテクニックへの挑戦や新しいアプローチを試してみるなど練習方法そのものを工夫して変化を持たせる

 

2.新しい曲に挑戦する

新しい曲にチャレンジすることで、自分が知らなかったテクニックやアプローチに触れることで、新しいモチベーションになることも

 

3.引き出しを増やす

例えばジャンルの違う曲目にも挑戦することで、自分のレパートリーを広げつつ新しいアプローチを見つけることもできる

 

・創造的なスランプの脱出法

1.別ジャンルの音楽を聴く

別ジャンルの音楽を聴くことで、新しいアイデアを得ることがある

例えば、ジャズやクラシックから異なるコード進行やリズムのヒントを得ることも

 

2.コラボレーションする

ライブハウス主催のセッションなどに参加して、新しい音楽的アイデアや新しいアプローチといった刺激を得る

 

3.休憩する

スランプ時に無理に練習しすぎるとストレスが溜まって逆効果になることもある

時にはギターから離れてリラックスしたり、他の趣味や音楽に触れる

 

・モチベーションの低下の脱出法

1.目標を設定する

再度、具体的な目標を設定することで、演奏に向けたモチベーションを取り戻す

 

2.ライブをやる

ライブは一番の特効薬!(劇薬でもあるけど・・・)

自分が一番安心・落ち着けるライブハウスでライブが持つ高揚感や満足感が忘れかけたモチベーションを呼び覚ます

 

3.周りのミュージシャンと交流する

1人で悶々とするのではなく他のミュージシャンと交流することで、刺激を受けることができ、モチベーションが高まる

 

 

まとめ

ギターは楽しく弾くことがなにより大切ですが、一方でスランプやマンネリは避けられない現実でもあります。

 

そうであれば、少しでも短時間でスランプから脱出できる方法を普段から考えておくことが重要だと思います。

 

ただ、その原因がさまざまであるようにスランプ脱出法も一つではなく、自分に合ったやり方を見つけて実践することが大事だと思います。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ツインギターバンドの醍醐味と難しさ

先日、上六事変というバンドでライブをやりました。

女性ボーカルを前面にツインギターとベース、ドラムの構成で70~80年代ロックを中心にやっています。

結成以来、3回目のライブでまだまだ課題はあるものの、ようやくまとまりも少し出てきた感じです。

 

このバンドについては以前、結成直後に下記のブログをアップしました。

datchg.hatenablog.com

内容を要約するとこんなこと。

・専任ボーカルとツインギター構成により、トリオバンドとはギターの役割やアプローチが異なる
・ボーカルを活かし、引き立たせるためのバッキングが特に重要
・ライブではボーカルが成功(+バンドのバックアップ)の50%以上を決定づける

 

今回は結成以来約1年で3回のライブ経験から自分なりに感じたツインギターバンドの特徴・醍醐味・難しさなどについて考えてみます。

 

 

ツインギターバンドの醍醐味と難しさ

  

  

 

代表的な(もっと無数にいますけど・・・)バンドを挙げました。

改めて凄いスーパーバンドばっかりやな!

 

ツインギターバンドとは

当然ですが、ツインギターバンドにはギタリストが2人います。

通常、1人がリードギターを担当し、もう1人がリズムギターを担当することが多いですが決まり事ではありません。

先のスーパー・バンドのギタリストにもある程度役割分担はあるといえます。

しかしジャンルや音作りの特徴、個々のテクニックや個性があることで、単純にリズムとリードに役割を区別できるものではないと思います。

結局、ツインギターバンドにプロトタイプはないっていうことですね。

 

目指す音楽スタイルによってツインギターの役割は全く変わってくると思います

 

いわゆるギターをメイン(売り物?)にしているバンドであればギター(&ボーカル)を前面に押し出す王道のロックパターンがイメージできます。

しかしポップスロックやAOR的なアプローチのバンドにあっては、ギターがメインになることは少なく、あくまでアンサンブルの一翼を担う意味合いが強くなります。

 

私のバンド(上六事変)の場合は、後者の路線だと思うので、あくまでボーカルを活かすためのバッキング・アンサンブルを重視した演奏を目指しています。

 

 
ツインギターバンドの特徴とメリット&デメリット

一般的にツインギター構成により期待される効果として考えられるのは

 

1.音の厚み

2.音の広がり

3.幅広い音楽性

4.緻密・複雑な構成

 

ではないでしょうか。

 

そしてこれらはツインギターバンドにとって”面白さ”であると同時に”難しさ”でもあります。

メリットはすなわちデメリットにもなる表裏一体の関係。ここが難しいところ!

 

では、どんなメリットとデメリットが考えられるでしょうか。

 

ご覧の通り、メリット≒デメリット、言わば”諸刃の剣”です。

このことを事前にバンドメンバー(特にギタリスト同士)が十分に理解・認識しておくことが重要だと思います。

 

ギタリスト同士の相性という問題

私のバンドでは、もう一人のギタリストとは一回り年齢が違います(彼が若い!)。

しかし旧知の中で、日ごろから飲みにケーション(死語??)で意思疎通をはかっています。※因みに、彼も別のバンドでギター(こちらは一人)を弾いています。

 

お互いギタースタイルは全くと言っていいほど違うので、かえってやりたいことで干渉しあう部分が少なく、比較的棲み分けがしやすいとも言えます。

 

でもすべてがこんなパターンではないはずです。

むしろ、新たにバンドを組む、新しいメンバーとバンドを始める場合、人間関係という厄介な問題がありますね。

 

例えば、

 

■ギタリスト同士の相性

・ギタリスト同士が相性が悪い場合

リズムやハーモニーのバランスが崩れ、うまく音が合わなくなります。

そのため、大前提として相性が合わない人とは組まないことです。

 

・結成後に相性が合わないと感じた場合

演奏前にリハーサルをしっかりと行い、お互いのプレイスタイルに合わせたアレンジや演奏方法を考えることが大切です。それでも難しい場合は、。。。困りますね!!。

 

■ギターパートの振り分け

ツインギターバンドでは、ギターパートをどう振り分けるかが重要なポイントです。

例えば、リズムギターリードギターに分ける場合、リズムギターが基本的なコード進行を担当し、リードギターがソロやアドリブを加えることで、音楽的なバリエーションを増やすことができます。

しかし、どちらがリズムギターを担当するかなど、ギターパートの振り分けによって難易度が異なるため、慎重に検討する必要があります。

 

■プレイスタイル・アプローチの違い

ギタリストはそれぞれ個性的なプレイスタイルを持っています。

そのため、音楽的なアプローチや目指す方向性が異なる場合、演奏の統一感が損なわれることがあります。

しかし、逆に個性的なプレイスタイルを尊重し活かすことで、独自のサウンドを生み出すこともできます。

 

まとめ

ツインギターバンドの面白さの1つは、2人のギタリストが相互作用することで生まれるシンクロナイズドな音です。

2人のギタリストが異なるリフやソロを演奏することで、豊かでダイナミックなサウンドが生まれます。

また、2人のギタリストが協力して演奏することで、より複雑なアレンジを実現できるため、音楽的な可能性の広がりが期待できます。

 

一方で、

ツインギターバンドは、2人のギタリストがタイミングや音量などの要素を完全にシンクロさせる必要があるため、演奏の難しさがあります。

また、2人のギタリストが呼吸を合わせるためにはそれ相応の時間と練習が必要です。

さらに、2人のギタリストが異なる役割を担当することで、演奏技術の多様性が求められるため、技術的なレベルアップが求められます。

 

 



総合的に、ツインギターバンドは、2人のギタリストが協力して演奏することで、より複雑で豊かなサウンドを実現できます。

しかし、2人のギタリストが密接に協力する必要があるため、演奏の難しさもあることを覚えておく必要があると感じています。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ギタリストの新たな挑戦!ドラムを叩く喜びと二刀流がもたらす音楽的冒険

 

ギターもドラムも楽しんでやる!

今現在(2024.2月)4つのバンドに参加させてもらってます。そのうち3つはギターで残り1つがドラム担当です。

 

ギターは高1からドラムは大学の軽音楽部に入部してからです。

 

なぜギター以外にドラムも始めたか・・・?。

 

理由はシンプルで、軽音の部室にあったドラムセットをほんの遊びで叩いてみた時に、ギターを弾くのとは全く違うもっと原始的な(?)興奮を覚えて凄く気持ちよかったからです。

 

理解しにくいかもしれませんが、スティックでドラムやシンバルを叩くというプリミティブな行為により一定のリズムを自分自身で生み出せることに快感を覚えたというところでしょうか。

 

少し前置きが長くなりましたが、今日はギタリストがドラムをやることのメリットについて考えてみたいと思います。

※因みに全くの独学ですので腕前は推して知るべしです。

 

 

ギタリストがドラムを演奏することのメリット

 

ギタリストである自分ががドラムを演奏することで、自分にとって良かったなと思うことがいくつかあります。

 

1.リズム感の向上

2.アンサンブル能力の向上

3.演奏の幅が広がる

4.他の楽器にはない爽快感と充足感

 

1.リズム感の向上が期待できる

言うまでもなくドラムはリズムの基礎となる楽器です。ベースとドラムを称して”リズム隊”とよんだりすることからもわかります。

ドラム演奏がギタリストのリズム感向上に有効な理由は、

 

・ビートやフィルを刻むことでリズムを常に意識

・バンド全体の乗りやグルーブを常に意識する習慣

・リズムを作る立場で演奏にグルーヴ感が増す

 

 

2.アンサンブル能力の向上が期待できる

”縁の下の力持ち”的な役割を担うリズム隊(ベース&ドラム)ですが、一方でバンドのリズム感やグルーヴ感を出すためになくてはならないアンサンブルの要です。

上手いバンドは間違いなく、ベースとドラムのコラボが優れています。

 

ギタリストがドラムを演奏することでアンサンブル能力が向上する理由は、

 

・メンバー相互のコミュニケーションが取りやすくなる

・ベースとのコラボを意識することでグルーブ感が向上

・バンド全体のグルーブを客観的にコントロール



3.演奏の幅が広がる

 

ギタリストがドラムを演奏するメリットとしては他にも、リズム感が向上や、アンサンブル能力が向上することによって、

 

・多彩な表現が可能になりギターの表現の幅が広がる

 

例えば、ギタリストがドラムパターンやリズムのニュアンスを考えながら演奏することで、ドラムとギターとのグルーブが生まれたり・・・と

 

・バンドのサウンドが一層豊かになり、演奏の幅が広がる

 

また、演奏する楽曲のジャンルやスタイル、個人の個性によって、ドラムとギターが入れ替わって演奏することもでき、

 

・同じバンドで違ったグルーブや響きを生むことが可能

 

実際、地元で結成したバンドでは私ともう一人がドラムとギターを曲によってスイッチしてみるという試みに挑戦しています。

その意味でも、ギタリストがドラムを演奏できるというのは大きなアドバンテージとなるのではと期待しています。

 

4.他の楽器にはない爽快感と充足感

実はこれが一番の魅力かもしれません。

やはりドラムを叩くという行為そのものの抗しがたい魅力

 

・思い切りドラムを叩くことでストレスが発散

・自分が生み出すリズムでバンドを自在にコントロール

・曲の表情・ニュアンスをドラム一発で変えられる


まとめ

 

以上のように、ギタリストがドラムを演奏することには、リズム感の向上、アンサンブル能力の向上、演奏の幅が広がる、他の楽器にはない爽快感と充足感が得られるなど、多くのメリットが考えられます。

 

私自身、演奏においてだけでなく、バンドマンとしての能力や音楽的な視野を広げるためにも重要だと思ってこれからもできる限り頑張ろうと思います。

 

ギタリストの方で、もしドラムを演奏してみたいと思った場合は、是非チャレンジしてみてください。きっと、新しい発見や楽しみが見つかるとおもいます。

 

【筆者のデジタルドラム紹介】

”ちなみに私はAlesisを使っています。オールメッシュヘッドでこの価格はコストパフォーマンス高いと思います。もちろん本格的なドラムセットには及びませんが、頻繁に音楽スタジオに通えない現実を考えると、自宅で練習ができて、騒音・振動対策の観点からも良い選択だったと思っています。”

 

 

 

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ライブ本番に強いバンドになるための秘訣

我々が経験するライブハウスでのライブは、間近で音楽を通してミュージシャンと観客が感動・興奮を共有できる貴重な体験の場です。

しかし、ライブ本番になると、緊張や不安からパフォーマンスが低下してしまうことがあります。

そこで、今回はライブ本番に強いバンドになるためにはどうしたらいいのか・・・について考えます。

 

 

 ライブ本番に強いバンドになるための秘訣

1.ミスのリカバリ

誰でもライブ本番でミスをすることは、絶対に避けたい。

でも間違いやミスは絶対なくすことは難しいですね。

大切なのは本番でのミスをどう上手くリカバリーできるかだと思います。

練習を徹底的に行い、演奏やパフォーマンスのクオリティを上げることは勿論ですが、ライブでの緊張感や状況に慣れるために、リハーサルではライブと同様の雰囲気を作るように心がけることが大事だと思います。

 

・ミスしやすい箇所を共有して本番でミスった場合の対応策を決めておく

・事前に本番での立ち位置や機材のセッティングを意識してリハーサルする

・メンバー以外の誰か(仲間や友人)にスタジオに入ってもらい意見を聞く

 

2.観客とのコミュニケーション

ライブは、バンドと観客のコミュニケーションが非常に重要です。

観客とのコミュニケーション次第で、ライブの盛り上がりは格段にアップします。

また、バンド自身も、ライブ中にお互いのコミュニケーションを取り、パフォーマンスの連携を図ることが大切です。

 

・MCや曲の間の話材も事前に考えて観客との一体感を作る

・普段の自分ではない自分自身を演出するつもりでライブに望む

 

3.ライブに向けた心構え

ライブ本番は、アーティストやバンドにとって非常に重要なイベントです。

ライブに向けての心構え、ライブに対する意識やスタンスを共有し、メンバー全員が一つの目標に向かって取り組むことが大切です。

 

・ライブ(イベント)ごとにテーマを設けて目標を共有するようにする

・できれば練習後にざっくばらんな打合せ(反省会?)を定例化する

 

4.オリジナリティの発揮

ライブでのパフォーマンスは、観客に強い印象を与える要素の1つ。

オリジナリティを発揮することで、観客に強いインパクトを与えることができます。

 

・曲によって観客と一緒に手拍子をする等のパフォーマンスを考える

・観客層やイベント内容を考慮した意外性があって盛り上がる曲をやる

 

5.ステージ演出の工夫

マチュアではなかなか大掛かりなことはできませんが、ライブでの演出やステージングは、観客の期待を高め、ライブの雰囲気を盛り上げるために非常に重要です。

例えば、

・お店と事前に打ち合わせて曲によって照明や映像の演出をする

・メンバーで統一感(テーマ性)のある衣装で揃える

など、小さなことでも観客に強い印象を与えることができます。

 

6.プレッシャーに強くなる

色々準備してもライブ本番になると、緊張やプレッシャーからパフォーマンスが低下することがあります。

抜本的な解決策はなかなか難しいところですが、

・練習やリハーサルなどで本番を想定しプレッシャーに慣れること

・自分たちがやりたいことに集中し、他のバンドとの比較に囚われない

・自分たちらしいライブをやりきろうと決める

 

7.演奏技術の向上

当然のことながらライブでの演奏は、アーティストやバンドの演奏技術に大きく左右されます。

究極の対応策は、楽器の演奏技術や歌唱力など、練習を通じて個々の技術の向上を図ることは言うまでもないですが、そのうえでバンドとしての演奏力向上のためにアンサンブルの強化は絶対必要になります。

ここから先は自戒の念を込めて書いています。

※自分自身出来ていないことだらけです。お恥ずかしい。。。

 

1.基礎練習の徹底

2.テクニック練習

3.アンサンブル練習

4.聴音力の向上

5.レッスンや他のプレイヤーとの交流

 

1.基礎練習の徹底

基礎練習は、楽器を演奏する上で欠かせないスキルを習得するために非常に重要です。ピアノで言えばバイエルとかハノンを飽かず繰り返しやることでしょうか。

音の出し方、音符やリズムの正確な演奏、スケールやコードの練習など、基本的な技術を徹底的に練習することが必要です・・・と教則本には必ず書いてあります!

 

2.テクニック練習

楽器演奏においては、やはりテクニックは無視できない要素です。

例えば、速い演奏や正確なピッキング、レガート、スライドなど、表現の幅を広げてくれる特定の技術を習得する必要があります。

 

3.アンサンブル練習

バンドでの演奏においては、アンサンブルの練習が必要不可欠です。

実はこれが一番大事かもしれないと思います!。

相手の音に合わせた演奏や、アレンジやハーモニーの練習を行うことで、バンド全体の音のまとまりや迫力がアップします。

 

4.聴音力の向上

演奏技術の向上には、聴音力の向上も欠かせません。

要は”音を聴き分ける力”の訓練ですが、これは一杯かつ繰り返し聴くことでしか得られないものだと思います。

音楽理論の知識や耳コピなど、自分で楽曲を聴き取り、演奏する能力を身につけることで、表現力を高めていくことができると思います。

 

5.レッスンや他のプレイヤーとの交流

自己流で練習するだけでなく、定期的にレッスンや他のプレイヤーとの交流(ライブを観ることも)を行うことも、演奏技術とモチベーション向上につながります。

専門的なアドバイスや、他のプレイヤーからの刺激を受けることで、新しい技術やアイデアを習得するきっかけ・チャンスが得られます。

 

まとめ

ライブ本番に強いバンドになるためには、

・ミスのリカバリ

・観客とのコミュニケーション

・ライブに向けた心構え

・オリジナリティの発揮

・ステージ演出の工夫

・プレッシャーに強くなる

・演奏技術の向上

 など、様々な要素が必要です。

これらの要素を意識し、日々の練習やリハーサルで取り組むことで、ライブ本番でのパフォーマンスを大きく向上させることができると確信します。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ライブの成功は選曲の良し悪しで決まる!

 

1.上六事変、結成2回目のライブ

 

2022年最後のライブは「上六事変」

昨年2022年の年も押し迫った12月30日(晦日)に「上六事変」のバンド結成以来2度目のライブをやりました。

 

場所は大阪堺三国ヶ丘、有名なライブハウス”FUZZ”さん。

 

「Yasudasonic7 LIVE &Meeting 打ち上げ&暴年会」というイベントです。

元々はCREAMトリビュートの安宋山に出演オファーをいただいていました。

しかし10月に初ライブを終え、望外のありがたい評価を頂けた新バンド「上六事変」でその余勢を駆って2022年を締めくくりたいと考え、主催者に無理を言って出演させてもらいました。

 


共演バンドは実績・実力ともに申し分ないベテランバンドばかり。

メンバーの中には今回共演するバンドさんとは全く知己の無い者もいます。

その中で新参バンド(初お目見え)がどこまでやれるか・・・緊張MAX!

 

スタートから想定外のトラブル発生

持ち時間は30分ほどなので、事前に4~5曲を準備しました。

※転換込みでちょうど収まるくらいを想定しました。

 

念のため開演1時間前にはメンバー全員集合して直前リハーサルに臨むつもりが、進行に手違いがあってかリハーサルの時間がとれないことに。。。

マチュアのライブイベントでは普通によくあることですが、ますます緊張するメンバー一同。

リハなしで大丈夫か?? 不安がよぎる💦

 

段々近づく出番を前に客席を見渡すと、どこかで見たことのある男性の姿が。

よく見ると毎度毎度お世話になっている大阪・大正区のライブ居酒屋?「田中屋酒店」のマスターやないですか!。

いつものキャップに前掛け姿と違って、ジーンズにMA1っぽいブルゾンというカジュアルな出で立ち。なんと奥さんもご一緒!

 

思わず「どうしたんですか?」と声を掛けると、「上六事変の応援に来ました!」とびっくりのコメント!。

お店のお休みにわざわざ応援に来てくださったとは、なんともありがたい!

 

でもまた緊張の種が増えたがな。。。マスターの前で下手な演奏はできんしな。。。

 

2.ライブがスタート!

不安材料MAXの中、とにかくライブはドラムのフィルからスタート!

1曲目:-Blondy-「Call Me」

多分今日のお客さん(演者も含む)には耳に懐かしい印象的なイントロ・リフが始まると・・・客席見れば結構お客さんが乗りの良い感じで聴いてくれてます!。

 

”良い感触。これはいけるかも!!”

 

やっぱり出だしの1曲目の反応の良し悪しはライブでは特に大切!。

1曲目で良い波に乗れると後もその流れで良い感じで行くことが多いですが、逆に1曲目で躓くと負の連鎖でガタガタ・・・となることも何度も経験済み!

その意味で、オープニング曲はレパートリーの中でも安定感(出来にむらがない)があって同時にお客さんを一気に惹きつけることができるキャッチーな曲を選ぶべきです。

あまり演奏難度が高かったり、構成が複雑な曲は避けた方が無難ですね。

 

2曲目:-Patty Smyth &Scandal-「Goodbye To You」

2曲目も1曲目に次いで大事なポジション。

1曲目が良い感触なら、なおさらここで一気にお客さんをこっちのペースに引き込まないとあきませんもんね。

この曲はボーカルが最初にやりたいと言ってきた曲。

それだけに思い入れも自信もある曲なので、レパートリーの中でも乗りが一番良い曲(私はそう思っている!)

 

”良い流れは続いてる!”

 

この曲をやっている途中で今回のライブは上手く行く!という確信を得ました。

 

3曲目:-Carole King- 「You’ve Got A Friend(邦題:君の友達)」

言うまでもなくキャロル・キングの代表曲であり多くのミュージシャンがカバーするポピュラーソングの金字塔(古!)です。

乗りの良い曲を2曲続けた後に、ガラッと雰囲気を変えてアコースティックな曲を入れてライブに変化を持たせようと思いました。

今回ライブの演奏時間はせいぜい30分弱です。

乗りの良い曲で一気に駆け抜けるのもいいですが、短い時間でも内容的に「動と静」、「強と弱」といった対比・変化があるほうが印象に強く残ると思いました。

ましてや新参バンドなので皆さんに覚えてもらうためにも構成的に工夫が必要と考えました。

 

結果的にはやって良かったです。

 

有名なサビの部分(以下)

You just call out my name
And you know wherever I am
I’ll come running to see you again
Winter, spring, summer or fall
All you have to do is call
And I’ll be there
You’ve got a friend

 

全く予想してなかったのですが、このサビの部分に来た時にお客さんが一緒に歌ってくれたんですね。ほんとに大合唱になりました!。

もちろん超有名曲だったからこそだとは思いますが、それにしても我々の演奏でみんなが一緒に歌ってくれるとは予想だにしなかったことです。

 

正直、痺れましたね!

 

4曲目:-Karla Bonoff -「Trouble Again(邦題:涙に染めて)」

3曲目のアコースティックな流れを持った曲をセレクト。

カーラ・ボノフの「Trouble Again(涙に染めて)」はボーカルともう一人のギターがこのバンドとは別のアコースティック・デュオでずっとやってた曲。

シンプルながらアコギでもエレキでも違和感なく決まる佳曲。

後日、イベント主催者さんから「イントロのギターで震えたで~!」と言ってもらえました。嬉しいですね。

 

5曲目:-Pat Benatar -「Heartbreaker」

いよいよラストナンバー。ここはもうぶっ飛ばすしかない!。

Heartbreaker名義の曲はLed ZeppelinはじめGrand Funk Raikroad、Free、Rolling Stones...など超有名曲が目白押し.

 

しかし個人的にはこのPat Benatarのはハードさ・ドライブ感そしてパット・ベネターの強力なボーカルも手伝って出色の出来だと思います。

ラストナンバーもあってか、ボーカル(おけいパン)のパワフル&エモーショナルな熱唱が光ります。

 

気持ちよくここまでやり切れました。

長年色んなところ、いろんなバンドでライブやりましたが演奏の完成度云々はひとまず置いとくとして、ライブの流れとしては今回が納得のいく数少ないライブだったと思いました。(自画自賛ですけど。。。)

 

6曲目:アンコール -The Bangles -「Walk Like An Egyptian」

ありがたいことに、本当にありがたいことにアンコールをいただきました!

アンコールはバンド結成時からこれにしようと決めてた曲-The Bangles-の「Walk Like An Egyptian」。

文句なく楽しい曲。演奏しててこれほど楽しい曲も珍しいし、こんなに乗りの良い曲もなかなかないんじゃないかと思います。

オリジナル曲のPV見たら一発でファンになると思います。

 

演奏途中に観客席を眺めたら曲に合わせて踊ってる女性たちが目に入りました!。

 

あー、よかった!。今回のライブは本当に楽しかったな。

 

僭越ながら私は「ライブは演奏者とお客さんが一緒に作る共同作業」だと常々思っていました。

いつも応援に駆けつけてくれる仲間に力をもらって頑張ることが多いですが、お客さん全体を見渡してそのことを実感できることってそんなに多くはありません。

しかし今回のライブでは、その思いを強くすることができました。

 

3.ライブにとって演奏と同じくらい選曲が重要だと痛感!

お客さんの何気ない言葉に感動する

後日、ライブ映像をYouTubeにアップするいつもの編集作業で撮った動画を再生していると、あるお客さん同士の会話が耳に入ってきました。

 

”初めて聴くレパートリー、特にBlondyは初めて聴いたね!”

”そうそう、選曲がバッチリはまってて良かったなあ”

 

この会話を聞いたときは本当に嬉しかったです。

ある意味、狙い通りというか、やってる方向性が間違ってなかったというか・・・

 

・ライブはお客さんと一緒につくるという意識

・お客さんの期待に沿う、心に響く選曲のセレクト

 

このことがいかに大事を再確認できた意味でも、2022年の最後に良い経験をさせてもらったと感謝しています。

 

【上六事変】 左から

ナダちゃん(ギター)

ダッチ爺(ギター)

おけいパン(ボーカル)

みつお(ドラム)

ターボー(ベース)

 

今回の選曲(レパートリー)は下記の通り

1.Call Me (Blondy)

2.Goodbye To You(Patty Smyth &Scandal

3.You’ve Got A Friend (Carole King)

4.Trouble Again (Karla Bonoff)

5.Heartbreaker (Pat benatar)

6.Walk Like An Egyptian (The Bangles)

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

不世出のギターレジェンド!ジェフ・ベック逝く

2023年1月10日 Jeff Beckの訃報が世界を駆け巡りました。

あまりに突然の訃報にまだ現実感がありません。

 

Jeff Beckは78歳にして今なお進化し続けるギターレジェンドでした。

彼の詳しい経歴や輝かしい功績は多くの方のコメントで目にすることでしょう。

今回私は自分にとってのJeff Beckについて書きます。

 

唯一無二の天才ギタリスト

私のような60代半ばのRock好きには、”3大ギタリスト”の一人としてのジェフ・ベックが一番馴染みがあります。

 

 3大ギタリスト・・・広く知られるようにエリック・クラプトンジミー・ペイジそしてジェフ・ベックという1960年代に”Yardbirds”というバンドにそれぞれ在籍した3人のギタリストを指しますが、中でもジェフはひときわ異彩を放っていました

 

昔憧れて描いたジェフベック


個性豊かな元祖3大ギタリスト

 

Eric Clapton

クラプトンは”CREAM”という多分ロック史上最初のスーパーバンドでしょう。

ブルースを基調にしながらヘビーな音作りでハードロックの礎を築きました。

 

基本はペンタトニック中心のブルースギターながら、正確なピッキングとハンマリング&プリングを絡めたラン奏法と呼ばれる流麗なフレーズは”スローハンド”と称されました。

 

またスタジオ盤の「Sunshine of your love」で聴ける甘いディストーションサウンドは”ウーマントーン”と呼ばれ、その後ハンバッカ-+マーシャルアンプとワウワウがロックギター定番になったように思います。

 

特にライブでのベース&ドラムとバトルでもしているかのような長尺のソロギターはジャズのインプロビゼーションをロックに持ち込んだ最初といわれました。

 

アドリブながら計算されたようなイマジネーション豊かで流麗なフレージングと正確なフィンガリングで半世紀以上経った今でも十分に聴き応えのある素晴らしいものです。

 

レイドバックした1970年代以降のクラプトンはミュージシャン・コンポーザーそしてボーカリストとしての側面が強く無論素晴らしいですが、ギタリストとしての評価は私個人としてはCREAM時代が最高だと思っています。

 

自分でもトリオでCREAMのトリビュートバンドをやっていることもあって、その素晴らしさと奥深さが良くわかりました。

 



Jimmy Page

言うまでもなく”Led Zeppelin”というロック史上最大・最高のバンドのギタリスト&司令塔として、数々の名曲とともに数多のバンドに大きな影響を与えました。

 

ヘヴィーメタルもZepから始まったと言えるかもしれません。

 

ギタリストとしては他の2人にテクニックでは一歩譲る感はあるものの、印象に残るキャッチーでカッコいいリフ作りの天才です。

 

もちろんコンポーザーとしても秀逸でロック史上に残る名曲の宝庫です。

 

そして、いずれのアルバム(特に初期の4枚目まで)でもこれ以外考えられない…と思えるほど曲に見事にはまるギターソロはまさにセンスの塊だと思います。

 

ライブでは少し冗長・単調なギターソロが気にはなりますが、ビジュアル面でも圧倒的なカッコよさがあり、いわゆる華のあるギタリストだと思います。

 

そして何よりセッションギタリストとしての経験を活かした幅広い音楽性、コンポーザーとしてサウンドリエーターとしての才能は傑出しています。

 

Jeff Beck

では、ジェフ・ベックはどうかというと他の2人に比べてバンドのメンバー、コンポーザー・・・ではなく、独立したギタリストとしての印象が強いと思います。

 

たしかにYardbird以降は、第一期・第二期Jeff Beck Group や BBA(Beck Bogart &Appice)でバンドとしてのアルバムを発表しました。

しかし先の2枚のアルバムには”Jeff Beck”の名を冠していることからも、ジェフのワンマンバンド的な雰囲気が伝わります。

 

  


   

 

私自身は第二期Jeff Beck GroupのロックからよりR&B(モータウン)に影響を受けたファンキーなギターの頃が好きで、この時期の何曲かをコピーしました。

 

BBAは各人のテクが超絶すぎてコピーする気が萎えてしまったことを覚えています。

 

 

ただ彼の場合どのバンドも長続きせず2枚のアルバムで解散・分裂しています。

 

強烈な個性と気難しさが仇になっていたのかもしれません。※この傾向はクラプトンにもいえますけどね。

 

 

 

常に進化し続けた孤高のギタリスト

BBAが解散(空中分解??)後、ここからJeffのソロ・ギタリストとしてのキャリアが始まりました。

 

そしてギタリストなら絶対避けて通れない”Blow by Blow"と”Wired”という2枚のアルバムを世に送り出します。

 

この2枚は大げさではなくプロ、アマを問わずすべてのギタリストに衝撃を与えたと思います。

 

当時、何かの雑誌で四人囃子のギタリスト森園勝敏氏が久しぶりに他人のギターをコピーしようと思った・・・とBlow by Blowを評して語っていた記憶があります。

 

かのジミー・ペイジもこのアルバムを評して「ギターの教科書」みたいなことをコメントしてたと思います。

 

それくらいもの凄いギタープレイがこの2枚のアルバムには詰まっていました。

 

発表されてからもう半世紀近く(1975年)経ちますが、いまだにそのプレイは全く色褪せないどころか、ますますその重要性と輝きを増しているように感じます。

 

そしてこれからも名盤として間違いなく語り継がれると確信します。

 

 

どんなボーカルよりも饒舌に歌うギタリスト

 

先の2枚のアルバムの発表当時、大学の軽音にいましたが、特に”Blow by Blow"の中の、Cause We've Ended As Lovers~哀しみの恋人たち~Scatterbrainは腕に自信のあるギタリストはみんなコピーしていました。

 

私は当時は今よりも全然下手だったのでコピーする気もなくもっぱら聴くのみでした。

 

初めて”Blow by Blow"に針を落とした(※レコードでしたので・・・)時は、ギターインストアルバムなので正直、歌の無いアルバムを聴き通すのは退屈かもとあまり期待していませんでした。

 

ところが、一曲目から一気に引き込まれてあっという間に全曲聴き通していました。

何がすごかったのか!

 

ギターが唄ってるんです!。信じられないくらいに饒舌に唄っていました!。

 

そしてこれ以降、さらにジェフのギターの進化は続きます。

 

どちらかというとクラプトン、ペイジが後年すっかり落ち着いてしまった印象に比べてジェフだけがますますギターを極めようと邁進しているように思えました。

 

Flashというアルバム以降はピックを捨てて(全部ではない)基本指弾きになります。

ギタリストとしてこれは相当に英断だと思います。

今までのレパートリーが弾けなくなるリスクもあるのに・・・凄いなと思いました。

 

でも彼の中では必然だったのでしょう。

結果的に、ギターの表現の幅が一層広がったように思います。

 

ただ、この指弾きになった時点で私は到底コピーはできないと諦めましたけどね。

 

 

 

私は人間の声こそ最高の楽器だと信じる者で、以前からそのように話していますが、Jeffのギターだけは例外です。

 

いわゆるテクニックで人間の声に似せる。。。などという低次元のものではなく人の声とは異質な、しかしよりエモーショナルなJeff' Guitar,Jeff's Toneという独特の”音”が間違いなく存在すると思います。

 

ジェフ・ベックの凄さを語ることは自分には僭越であり不可能ですが、思うことはいっぱいあります。

 

・印象的で予想を裏切るような独創的&トリッキーなフレーズ

・どんなジャンルでも一発でジェフのギターと分かる音色・フレーズの存在感

・歌うような、叫ぶような、慟哭のような、呟きのような変幻自在な表現力

Flash以降は指引きになり、より多様で繊細な表現力がアップ

・雄弁で温かくファットな肉声を超えるギターサウンドは唯一無二!

 

 

やはり、ありきたりな表現しかできないなあ。。。

自分の拙い経験ではジェフベックの凄さの片鱗すら伝えられません。

 

今できること。

ジェフベックが残してくれた素晴らしいギターサウンドに感謝するだけです。

 

RIP.JEFF

 

※スタジオ盤も素晴らしいですが、ジェフベックの本領はライブにあると思います。

 

  

 

※これなんか端的にクラプトンとジェフのアプローチの違いが分かって面白い!


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本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。